足まわりコラム

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スタッドレスタイヤの保管方法。「空気圧」と「置き方」に注意！

スタッドレスタイヤから、夏タイヤに戻す時期。スタッドレスタイヤの保管方法には、単にしまっておくだけではない、地味ながら重要な注意点がいくつかある。ポイントは「空気圧」と「置き方」。タイヤに優しい保管方法を知っておこう。

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  3月下旬から4月にかけて、この時期はスタッドレスタイヤを夏タイヤに戻す、という人も多いと思います。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  そこで今日は、地味に重要な、スタッドレスタイヤの保管方法について、注意点を紹介しておきましょう。

  ●アドバイザー：スパイス 佐藤研究員

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  保管？
  そんなのしまっておくだけでは……、

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  スタッドレスタイヤって、ホイールに組んだまま保管するじゃないですか。

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  そうですね。

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  ホイールが付いた状態でタイヤを保管する場合、空気を少し抜いておくといいんですよ。


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  2.2〜2.3キロぐらいだとして、1.5キロ位〜半分程度まで抜いておきます。

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  そのほうがタイヤにいいんですね。

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  そうなんです。パンパンに空気が入った状態より、タイヤの持ちが良くなりますよ。冬が来てまた履くときに、空気を入れ直すのがいいのです。

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  なるほどー。

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  反対に履き替える夏タイヤは、しっかり空気が入っているかをチェックしておきましょう。冬の間、使っていなかったタイヤでも、空気は少しずつ減っていますからね〜。

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  あとはホイールに組まれている状態のタイヤは、横置きにして積んだほうがいいです。

この置き方が良い


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  立てた状態だと、ホイールの重みが設置面にかかるので、タイヤが変形しやすくなるんです。空気圧を抜いて保管するからなおさらなんですけど…。

この置き方はイマイチ



絶対ダメとまでは言えないが、望ましくはない。

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  車に付いている状態でも、ず〜っと乗らずに放置していると変形していきますからね。

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  スタッドレスに限った話じゃないですね。

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  タイヤが変形すると、ヘンなノイズが出たりすることもあります。長期間の保管のときは、気をつけたほうがいいですよ。

✔ ひとくちメモ

縦置きでしか保管できない状況であれば、たまに転がして、設置面を入れ替えると良い。

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  保管する前に、キレイに掃除しておかないと。

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  それはそうなんですけど、基本的には水洗いで十分です。タイヤワックスなどは、かえってタイヤを劣化させる原因になることがあるので、やめておくのが無難です。

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  そうなんだ。

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  水洗いで泥汚れを落として、乾いたらそのまま保管。これで大丈夫ですよ。

✔ とはいえ、タイヤワックスをかけることにはメリットもある。タイヤワックスについて正しい知識を身につけたい人は、下記記事をチェックするのがオススメです。

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「【プロ推薦】タイヤワックスおすすめ5選！ 水性と油性の違いも徹底解説｜ポリッシュファクトリー」

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ポリッシュファクトリー公式サイト

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  あとはタイヤの保管場所について。雨ざらしにしない、湿気の多いところに置かない。それと、直射日光が当たる場所にも置かないようにします。

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  ゴムが劣化してしまうんですね。

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  そうですね。
  紫外線にやられてしまうので。

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  ……となると、マンションの人とかはベランダに置くのは微妙なのかなぁ……。南向きとか最悪ですよね。

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  まあ、部屋の中に入れるほうが本当は理想ですね。ただし、それはそれで注意点がある。

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  ん？

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  マンションなどで部屋の中に保管する人は、床に直接置かないように注意しましょう。

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  直接置くのが、なぜダメかというと……、

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  床が真っ黒になりますよ。タイヤの薬品成分が溶け出して、床に染みついてしまうんです……。

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  タイヤ注意というより、「床」に注意という話ですね。

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  床に染みこむと、掃除しても取れない。だから段ボールなどを敷いた上に、横積みにしておきましょう。

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  タイヤの薬品がにじんでくるとは。泥汚れとかより、マズイ状況ですね。

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  ちなみに僕の知り合いでも、アパートの部屋にタイヤを保管していて、アパートから出て行くときにお金を取られた人がいますので。

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  なんだか、リアルに嫌な話だなぁ。

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  スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換するこの時期、DIYでホイール交換する人が急増しますよね。

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  まあ、スタッドレスタイヤは2〜3シーズンは使うわけだから、もうタイヤが付いているホイールなら、自分で交換できますよね。

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  そうなんですけど、馴れないDIYは、危ないから注意しましょうね。

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  そりゃそうだ。
  普段から自分でいじっている人は別として。

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  ホイール交換で特に恐いのは、ホイールナットの「ゆるみ」と「締めすぎ」の両方です。


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  ナットが外れるのが恐いから、締めすぎてしまう、というミスも多そう。

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  ところが、ホイールナットを締めすぎると、ハブボルトを破損する恐れがあるので、危険なんです。

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  ウーム。

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  適切な締め付けトルクが感覚的に分かっている人はともかく、年に1回しかホイール交換しない人が感覚に頼って締めるのは……、

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  危ないですね。

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  だから本当はトルクレンチを使って規定トルクで締め付けるのが一番です。


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  ホイールナットの締め付けトルクについては、「傷を付けずにホイールを付ける方法」で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。