LEDフォグランプ化する方法（後編）

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LEDフォグバルブの取り付けとエーミング（配光調整）

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LEDフォグバルブの固定

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  純正フォグバルブが抜けたので、次はLEDフォグバルブの取り付けですね。

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  まずバルブ挿入口とツメの位置関係を合わせながら、LEDフォグバルブを差し込みます。

LEDフォグバルブを挿入口に差し込む


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  もしも、ここでツメの位置がズレていたらどうなるんでしょう？

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  その場合は、差し込むこと自体できません。正しい向きでないと入らないようになっています。

正しいツメ位置ならスコっと入る


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  LEDフォグバルブを差し込んだだけでは、まだ固定されていません。時計回り（反時計回りの車種もある）に少し回すと、ロックされます。

回転させることでロックする機構

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  最初に純正フォグランプから抜いた配線カプラーを、LEDフォグバルブのカプラーとつなぎ直します。

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  この場面も、向きが合っていないと入らないので誤挿入の心配はナシ。

車両側に残った純正フォグ用の配線とつなぐ

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  最後にドライバーユニットを固定しますが、IPF製は取り付け性を上げるために軽量さにこだわってます。

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  軽いと、何かいいことがあるんですか？

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  純正配線などに固定することができる軽さになってます。

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  なるほど。重たいと、配線に負荷がかかる（引っ張ってしまう）。

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  そういうことです。なるべく太めの配線に、タイラップなどで固定します。

ドライバーユニットを固定した


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  これでLEDフォグランプバルブの取り付けが完了です！

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  いや、まだ終わってないんですよ、実は。

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  あれ？

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  LEDフォグバルブを取り付けたら、エーミングをやらなければいけません。

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  エーミング？

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  配光調整のことです。

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  それって、光軸調整とは別の話でしょうか？

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  一般的に言われている光軸調整とは少し違います。通常の光軸調整は灯体側（リフレクター）を光源に合わせて調整することを言いますが、LEDバルブに限っては、取り付け後にそれとは別の調整があるんです。

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  へー、LEDだとそんな作業をするんですね。

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  というのも、IPFのLEDフォグバルブには、光源（LED素子）が2つ付いています。

明るさを稼ぐため、2つの光源を搭載


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  いっぽう純正フォグランプのリフレクターには縦のスジが入っているんですが、この縦スジに対して、光源を水平に揃える必要があります。

光源の向きがリフレクターの目に対してズレた状態


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  こんなふうにナナメに光が当たっていると、どうなるんだろう？

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  リフレクターの目に対して光源がズレていると、下のような状態になります。これは極端な例ですけどね。

配光が狂った状態になる


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  これは……。
  IPF、ど〜したの？ って感じの配光ですね。

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  こんな場合は、バルブ後部のエーミング用のネジをゆるめて、バルブ後部を持って回転させると調整できます。

付属のレンチでネジ（2箇所）をゆるめる



バルブを固定したままで光源の向きを回転できる


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  光源の向きがリフレクターに対してきっちり水平になると、配光がビシっと整います。

光源がリフレクターの縦スジと水平になった状態



キレイなカットライン（配光）が出た！


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  見事なまでにキレイな配光。さすがIPFといったところでしょうか。

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  IPFのLEDフォグバルブは、このエーミングをバルブを付けた状態のままで後部から行えるのが特長なのです。

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  え？
  普通は違うんですか？

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  普通はズレていることが分かったらバルブを外して、ネジをゆるめて、光源位置を回転させてまた戻すんですよ。

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  今回のように、実際の配光を見ながら調整することはできないんだ。

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  そうなんです。
  付けて点灯してみないと分からないので。

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  配光性能にこだわるIPFらしい機能ですね〜。