LEDフォグランプ化する方法(後編)
LEDフォグランプバルブのDIY取り付け方法
LEDフォグランプ化は、バルブ交換で簡単にできる。ここではただ取り付けるだけでなく、配光性能を出し切るためのエーミング(配光調整)までを正しく解説。なおモデル車のハスラーはH8のバルブ型式だが、H11/H16/HB/PSX26Wタイプも脱着方法は同じ。ほとんどの車種で参考になるやり方だ。
フォグランプのLED化はカンタン
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今日はLEDフォグバルブの取り付け方法の解説です。
●レポーター:イルミちゃん
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LEDはHIDと違って、簡単に取り付けできるのもメリットですね。
●アドバイザー:IPF 市川研究員
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ほほう。
具体的な作業としては? -
基本、純正のフォグバルブ(ハロゲンや白熱球)を抜いて、LEDフォグバルブを付け直すだけです。
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でも配線作業などがありますよね?
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……といっても、純正フォグバルブにつながっていた配線カプラーを、そのままLEDバルブにつなぐだけです。
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配線作業、というほどでもないか。
フォグの配線はカプラーオン
取り付けモデル車のハスラーはH8タイプのバルブ型式ですが、LEDバルブ側はH8/H11/H16兼用。H11タイプやH16タイプだとしても、付け方は同じです
取り付けに使ったLEDフォグバルブ
今回取り付けするIPF・LEDフォグバルブ 6500K。H8/11/16兼用タイプ。
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ちなみにIPFのLEDフォグバルブにはHB4タイプ、PSX26Wタイプもあります。これらのバルブ型式でも、スナップ式なので脱着方法は同じです。
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スナップ式とは?
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バルブをひねるように回転させて脱着させるタイプです。止め金を使っていた昔のバルブ型式に比べると、脱着がカンタンです。
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つまり今回のやり方で、H8、H11、H16、HB4、PSX26WタイプのフォグランプはすべてLED化できるということですね。
純正フォグバルブの外し方
まずはフェンダーカバーをめくる
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フォグランプ後部にアクセスするために、ハンドルを全開切りしておくとスペースができて作業しやすいです。
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そしてフェンダーのインナーカバーを、少しだけめくります。
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めくるというのは、外さなくてもいいってこと?
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そうですね。完全に外さなくてもフォグのバルブ交換は、できることが多いと思います。
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数カ所ピンを外してインナーカバーをめくると、フォグランプの後部が見えると思います。
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隙間が足りなければ、さらにピンを何本か外しましょう。
左右どちらか作業スペースが広く取れるほうに全切り
ピンまたはネジで固定されている
内張りはがし等でピンを外す
フォグランプの後部が見える
純正フォグの配線カプラーを抜く
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まずはバルブを付けたままで、バルブ後部につながっている純正配線のカプラーを抜きます。ツメでロックされているので、ツメを押しながら引き抜く。
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ツメが引っかかっているので、ただ引っ張るだけでは抜けませんよ〜。
純正フォグバルブの配線を抜く
純正フォグバルブを抜く
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スナップ式のバルブタイプは、バルブ後部を持って反時計回りに回転させるとロックが外れます。車種によっては回転方向が逆の場合もあります。
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ロックが外れたら、そのままバルブを後部へ引き出しましょう。
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もう純正バルブが抜けました。
バルブを回転させてロックを外す
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LEDフォグバルブを装着方法、次ページに続きます
フォグランプをLED化するときの注意点についてはDIYラボ〈動画部〉がYouTubeでも解説しています。
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