内張りはがしのニュース
エーモンの内張りはがしが全面的にモデルチェンジ…!
エーモンの内張りはがしが、初の全面リニューアル。DIYユーザーなら、内張りはがしはすでに持っている率が高いが、長年使っているとヘタってくる消耗品でもあるので、超定番・エーモン新型の内張りはがしに注目してみよう。
定番のエーモン内張りはがしは、実は20年のロングセラーだった
-
ある意味ではとてもインパクトのあるニュースをお伝えします。
●レポーター:イルミちゃん
-
エーモンの内張りはがしがモデルチェンジをしまして、新モデルが発売されました。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
-
言うまでもなく、エーモンの内張りはがしといえば、DIYユーザーにとっては定番中の定番ともいえる工具。
-
中でもオレンジ色の内張りはがし(1427)は、長いこと愛用して頂いている超ロングセラーアイテムです。
-
コレ(↓)持ってる……という人も多そうです。
-
20年ほど前から売り続けている、超ロングセラーアイテムです。いまでも売れ筋ですが。
-
20年ぶりのモデルチェンジなんだ。
-
エーモンの内張りはがしは他にもいろいろありました。
-
そういえば、きみどり色の細い内張りはがしも、内装パネルの取り外し等では定番でした。
-
こうして見ると、従来のエーモンの内張りはがしは、オレンジとか黄緑とか、色がバラバラでしたね。カラフルでわりと好きでしたけど。
-
そうなんです。
しかし、新作では赤に統一いたしました。 -
お。
カッコよくなった。 -
視認性の高さもポイントです。内張りはがしは作業中にフロアマットなどにポンっと置いたりするので、すぐに見つけられるように目立つカラーになっています。
-
ナルホド。
-
それから従来モデルではオーディア(オーディオブランド)の内張りはがしもあったり、ラインナップが複雑になりすぎていたので、8種類に統合いたしました。
-
では、今後はエーモンの内張りはがしはこの8種類だけに絞られる?
-
当面は市場に出回っている従来モデルと併売になりますが、いずれはそういうことになります。
-
初心者の人でも選びやすくなりそうです。
-
新作では用途別にすっきりと分かりやすいラインナップになっていますよ。選び方はのちほどご説明します。
従来の内張りはがし
「内張りの外しやすさ」に特化したエーモンの新型内張りはがし
-
モデルチェンジにあたって、内張りはがしの材質も変更しました。新型はグラスファイバーを入れて、強度をアップさせています。
-
ホホウ。
-
従来品に比べて硬めにして、内張りをはがしやすくしています。
-
しなって力が逃げたりしにくい……ってことね。
-
それによって従来より先端を薄型にもできるので、使用箇所にあわせて最適な形状を作れました。
-
強くなったから薄くできたんだ。
-
それから、内張りはがしは長年使っていると先端が削れてきたりもしますが、強度が上がったので従来品より長持ちしますよ。
-
内張りはがしは、長い目で見ると消耗品ですもんね。耐久性は重要。
-
それから「内張りを外しやすくする」目的のために、もうひとつ重要なのがグリップ形状です。
-
ふむ。
持つ部分が膨らんでいますね(↓) -
手にフィットする形状で持ちやすく、力をかけやすくしています。この点も、内張りの外しやすさにつながります。
-
そういえば今までの内張りはがしって、平べったい棒形状のモノが多かったですもんね。
-
ハイ。そこには理由があって、これまでの内張りはがしは2way(ツーウェイ)タイプが多かったんですよ。
-
2wayとは?
-
例えば定番のエーモン内張りはがし(1427)を例にしますと、片側は内張りなどを剥がすための形状になっていて、片側はクリップを外すための形状になっています。
-
両端それぞれが違う形状になっていて、使い分けていたわけです。これが2wayタイプで、内張りはがしはほとんどがそういう形状です。
-
一人二役てきな。
-
しかし一人二役は便利な半面、デメリットとしてはグリップ的な形状が作れません。
-
なるほど。
片側しか使わない状況では特にデメリットになる。 -
新型の内張りはがしは、「車の内張りやパネルを外す」基本機能に特化するために、反対側はグリップ形状にしたのです(※)
-
固い内張りの取り外しには、けっこう力を入れる場面もありますが、握りやすさでかけられる力も変わってきますからね。
-
そういうことか~。
だんだん良さが分かってきました。 -
あとは場所に応じて、最適な先端形状のものを選んで頂ければ、今までよりも作業性が上がりますよ。
-
そういえば、新型の内張りはがしは8種類あるんですよね。
-
そうですね。ひとつはセット品なので、形状としては7種類あります。
-
1本だけ買うとしたら、どれがいいですか?
-
う~ん。そこは作業内容というか使う場所によって変わりますので、次はそこを解説していきましょう。
従来の2wayタイプの内張り剥がし
※新型にも1モデルだけ2wayタイプがあるので、それは除く。
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
関連記事
- エーモン内張りはがし(新型)の先端形状ラインナップ比較
- エーモン内張りはがし(新型)の先端形状ラインナップ比較╱後編
- エーモン内張りはがし(新型)のどれを買っていいか迷ったら……
- 内張りはがしの正しい使い方
- 内張りはがしの重大な注意点
- エアバッグ付きピラー(内張り)の外し方
- エアバッグ付きピラー(内張り)の外し方 Ver.2
- へそくりの賢い隠し方(車内)
- デッドニング前のドア内張り外し方法
- ドライブレコーダー取り付け方法。配線を隠すプロの付け方
- 車のスピーカー交換方法╱純正スピーカー(リベット)の外し方
- ピラーの外し方と、戻す時の注意点(モデル:新型80ハリアー)
- 最近のトヨタ系の内張りピン(クリップ)には、注意が必要
- バックドア内張りの外し方。傷を付けないための工夫
- バックドア(リアハッチ)内装パネルの外し方
- 車のルーフ(天井内張り)を外す前に、ルームランプユニットの外し方を知る
- 車のルーフ(天井内張り)の外し方╱サンバイザー・ルームミラー・アシストグリップを外す