LEDダウンライト取り付け╱後編
車のLEDダウンライトの配線方法と、電源の取り方
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車にLEDダウンライトを付ける方法の後編は、配線と電源取り出し。LEDダウンライトは、並べて埋め込むことが多いので、複数のLEDダウンライトの配線を合流させるやり方を解説する。分岐用の便利アイテムがあるので、意外と難しくない。
LEDダウンライトの配線方法
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「車の天井にLEDダウンライトを埋め込む方法」の続き。後半戦です。
●レポーター:イルミちゃん
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前回は、LEDダウンライトを埋め込むところまでやりましたね。
●アドバイザー:エルパラ・平川研究員
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……ところで、天井にLEDダウンライトを埋め込むなら、複数個埋めることが多いと思うんですよ。
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今回のムーヴは2個ですが……キャンピングカー製作なら4個・6個、あるいはそれ以上埋め込む人もいそうです。
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その場合は、たくさんのLEDダウンライトの配線を合流させる必要がありますよね。
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フムフム。
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今回使っている車用LEDダウンライトは、合流もカンタンにできる仕組みでして、配線の先にはカプラーが付いています。
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配線は、切りっぱなしではないんだ。
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そうなんです。このカプラーを、別売りの電源分岐ターミナルにそのままつなげるようになっています。
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ここでは4分岐ターミナルを使いましたが、ダウンライトの点灯個数に合わせて選べるよう、6分岐や12分岐もあります。
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本格的なキャンピングカー製作用ですね。
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この電源分岐ターミナルの先はDCジャックになっているので、その先にはDCプラグケーブルをつなぎます。
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最終的には、この赤黒の線の先に、車から電源とアースを取ればいいんですね。
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なるほど。配線加工しなくても、複数のLEDダウンライトが付けられるようになっているんだ。
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あるいはDCコネクター付き調光器などをそのままつなげると、まとめてLEDダウンライトの調光(明るさのコントロール)ができます。
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たくさん付ける場合は、明るさをコントロールできたほうがいいかも、ですね。
エルパラの12V車用LEDダウンライト
電源分岐ターミナルを併用して、4個のLEDダウンライトを合流させる場合の配線。
エルパラで販売している赤黒DCプラグケーブル
LEDダウンライトを複数取り付ける配線図
複数のLEDダウンライトを調光したいときの配線図
エルパラで販売しているDCコネクター付き調光器を組み合わせた配線図。
車からLEDダウンライト用の電源を取る方法
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さて、配線方法をふまえて、車の作業に戻ります。
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今回のムーヴの例だと2個しか埋め込まないので、電源はルームランプにつながる配線から取ります。
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ルームランプにつながる配線は3本であるケースが多く、常時電源・マイナスコントロール線(ドア連動)・常時マイナス線に分かれています。
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まずは検電テスターで常時電源を探し、それを利用して、マイナスコントール線(ドア連動線)を見つけます。そのあたりの方法は別記事で詳しく解説していますよ。
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常時電源線と、マイナスコントロール線(ドア連動マイナス線)が分かったら、赤黒DCプラグケーブルの配線をつなぎます。
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ここでは、スプライス端子を使って合流させていますね。
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あるいは、エレクトロタップを使う手もありますね。ただし接触不良には注意してね。
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いっぽう、天井裏を通してきたLEDダウンライトの配線は、電源分岐ターミナルのポートにつなぎます。
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そして、電源を取り出した赤黒DCプラグケーブルと、電源分岐ターミナルをつなぐ。
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これで配線完了!
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これはどこに隠すの?
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両面テープなどで、天井裏に貼り付けておきます。
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空きポートに差し込みやすい向きにしておくのもポイントですね~。
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これで、LEDダウンライトの天井埋め込みは完成です。
プラス線の分岐
マイナス線の分岐
端子の絶縁
今回使った電源分岐ターミナルは4分岐タイプ。将来的に、あと2個までLEDダウンライトを増設できます
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