レクサスNX後期のヘッドライトを加工者目線でレビュー
レクサスNX後期のヘッドライトに注目。流れないLEDウインカーだったレクサスNX前期において、シーケンシャル(流れる)ウインカー化のライトカスタムを大ヒットさせた「球屋」が、加工者目線で後期ライトをレビューする。
レクサスNX後期は前後シーケンシャルウインカーに
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60ハリアー後期に続いてレクサスNXも、マイナーチェンジでシーケンシャルウインカーを搭載しましたね〜。
●レポーター:イルミちゃん
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なお60ハリアー後期は、フロントのみのシーケンシャルウインカーでリアは電球でしたが、レクサスNXは、前後ともシーケンシャルウインカーです。
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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先行するレクサスLXやレクサスRXにならった、前後シーケンシャル化。
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このへんはやはり「レクサスは前後流す」という差別化があるのでしょうが……
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フム。
なるほど。 -
いずれにしても、純正のシーケンシャルウインカー搭載例が増えてきました。
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トヨタ・レクサス系のシーケンシャル事情を整理してみると……
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このように、急速にウインカーのシーケンシャル化が進んでいるのが分かります。
█ 純正ウインカー事情(2017年12月)
車名 | フロント | リア |
---|---|---|
レクサスLX | シーケンシャルLED | シーケンシャルLED |
レクサスRX | シーケンシャルLED | シーケンシャルLED |
レクサスNX後期 | シーケンシャルLED | シーケンシャルLED |
60ハリアー後期 | シーケンシャルLED | 電球 |
C-HR | シーケンシャルLED | 流れないLED |
レクサスの三眼ヘッドライトに死角なし!?
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ところでレクサスNXの前期は、「流れないLEDウインカー」。それを「シーケンシャル(流れる)ウインカー化する加工」が、球屋で大ヒットしていた車種ですよねぇ。
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そうですね。このメニューは定番を通り越して、鉄板メニューになっていました。
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それが、前後とも純正でシーケンシャルウインカーになったら……いじる余地がなくなった?
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いや、そうでもないですよ。
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ほほう?
どういうことですか? -
確かにフロントのヘッドライトについては、ほぼいじる余地がないように見えます。
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完全に加工したヘッドライトみたいな仕上がりですね。
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ちなみにこの三眼ヘッドライトは、グレードによってはオプション扱いになるヘッドライトなんですけどね。
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フムフム。
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ただ、そのオプション価格設定も12万円台で付けられるので、「ヘッドライト加工」のことを思うと、激安かなぁと。
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……自虐的なコメントですね。
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これをベースに加工しようと思っても……。無理矢理アクリルを入れられなくはないでしょうが、すでにいろいろなところが光っている。「これ以上光らせてもね」……みたいな面があります。
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レクサスNX後期のヘッドライトを点灯させると、こういう状態です。
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レクサスNXの三眼ヘッドライトは、ロービームでも3つのプロジェクターが点灯しますしね。
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そういえばハリアーは、同じ三眼でもロービーム点灯は1個だったけど……
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レクサスの三眼は、全部光るんですよ。
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なるほど。
さすがズルイ。 -
下にはL字のデイライト。これは、夜はスモール連動で減光します。
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デイライトすぐ上の、ウインカーが流れるんですね。
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球屋としての加工者目線で見ても、「光ってほしい場所は最初から全部光っている」ようなヘッドライトです。
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ほー。
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まあ、強いて言えばサイドマーカー(反射板)を光らせる位の余地はあるものの……
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ヘッドライトを殻割りしてサイドマーカーだけ加工っていうのも、コストパフォーマンス的にどうなのかという面はありますよね。
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それは……言えてるなァ。
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あとは、プロジェクターの間接照明ができるかどうかは、バラしてみないと分かりませんが……
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最近のプロジェクターはかなり小さくて、密な構造です。そのためLEDを追加できるようなスペースすらも、なくなってきています。
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プロの加工屋の目線で見ても、カスタマイズの余地がほとんどないヘッドライトなんですね。
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基本的に加工とは、「光ってほしいところが光っていないから」加工して光らせていた。それが、最初から全部光っているようなヘッドライトなんですよね。
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レクサスNX後期のヘッドライトに死角なし! ということは、われわれの出番もナシ?
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ただ、リア(テールランプ)は話が別です。これは手を入れてカッコ良くする余地がありますね。
レクサスNX前期の流れるウインカー加工
レクサスNX後期のヘッドライト
✔ ひとくちメモ
写真は「三眼ヘッドライト」。グレードによってはオプション扱い。
サイドマーカー部分
DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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