配線の分岐方法。プロ流はスプライス端子
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スプライス端子を使った配線の分岐方法の続きです
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スプライス端子の圧着作業には、電工ペンチが必須です!
スプライス端子の圧着
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スプライス端子を、芯線合流ポイントにかぶせます。
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そして電工ペンチで圧着します。
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これはギボシ端子をかしめるときと同じ穴でいいんですね。
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そうですね。複数ある穴の中で、端子の太さに合った穴を使いましょう。
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穴のサイズを間違えなければ、きれいなハート形に端子がつぶれて食い込みます。
スプライス端子をセット
工具は電工ペンチを使う
ぎゅっと圧着
端子をかしめることができた
端子を絶縁する
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スプライス端子を付けただけのムキ出しの状態だと、当然ショートします。必ず絶縁しましょう。
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絶縁ビニールテープをグルグル巻きにすればいいんですか?
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それだとベタベタするので、「矢崎総業のナシジテープ」を使うのがオススメ。巻きやすいですし、超定番アイテムですよ。
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上写真のように端子の少し手前から巻き始めることで、2本の配線をしっかり結束します。
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なるほど。
2本線を一体化させるように巻くのがコツなんだ。 -
これで配線の分岐が完了しました。
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スプライス端子はギボシ端子とかより付けるのが簡単だったし、いいかも!
端子ムキ出しの合流部分
ハーネス結束用のナシジテープを巻く
そのまま端子を完全に覆って絶縁する
配線コードを選ぶときは「太さ」を間違えるとリスクが生じる、という話については、DIYラボ〈動画部〉がYouTubeで解説しています。配線コードの選び方のおさらいにも最適。
DIY Laboアドバイザー:岡本 亮
キーレスをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。工具大好き。●コムエンタープライズ TEL 079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
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