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基礎知識まとめ

電源取り出し方法

ACC電源をナビ/オーディオ裏から取る方法

ナビ裏のACC電源、常時電源、イルミ電源

ACC電源の取り出し方法は「ACC電源をヒューズから取り出す方法」でも解説しているが、ACC電源はナビやオーディオ裏から取ることもできる。作業の手間は増えるが、ヒューズ電源がなくても取り出せるのが利点。
 なお、そもそもACC電源ってなに? …という初心者の人は、「ACC電源(アクセサリー電源)とは?」から読むのがオススメ。

取り方

今回のモデル車»30プリウス

今回はナビやデッキ裏から取る方法を解説します

ジュニア

アドバイザー:エーモン ジュニア研究員

パネル類の取り外し作業

ジュニアまずシフトまわりのパネルを外します。ピンの差し込みで固定されているので、ピンそばを手で引っ張って外す。工具などを使うと傷付くのて手作業で。

シフト周りのパネル取り外し

ジュニア次はセンターコンソールに細長くかぶさったパネル。これもピンの差し込みなので、手で引っ張る。下方向から攻めて、最後に上を外します。

センターコンソールのパネル取り外し

ジュニア側面のパネルがいなくなったことで、オーディオの外側にいるパネルの左右に手を入れて引っ張り出すことが可能になります。

オーディオパネルの取り外し-1

ジュニアステアリングとオーディオの間の、スタートボタン周りのパネルも外します。

スタートボタン周りのパネル取り外し

ジュニアオーディオパネルも外す。プリウスの場合は、ここまでまったく工具を使わずに手作業で分解が可能。

オーディオパネルの取り外し-2

ナビを外す

ジュニアナビ(オーディオ)を車体に固定しているネジは4本あるのが定番。位置はステーの形状によります。4本とも全部外そう。

ナビ(オーディオ)の固定ネジを外している

ジュニアナビ(オーディオ)をゆっくり手前に引き出す。ぶつけて周囲に傷を付けないように注意。

ナビの取り外し

ジュニアナビ裏の配線は抜かずにそのままでいけるので、厚手の布などを用意してナビを一時的に置けるようにするといいです。

厚手の布を用意し、その上にナビを置いた

ACC電源線を探す

社外品のナビやデッキを付けているのであれば、裏でつながっているハーネスに「電源線の種類」が表記してあるのが普通。

ナビ裏の配線を確認している

こんな風に書いてあるので一目瞭然!

ナビ裏のACC電源、常時電源、イルミ電源

「ACCESSORY」はACC電源、「MAIN POWER」「BATTERY」などは常時電源。

イルミ

「ILLUMINATION」はイルミ電源(スモール連動)♪

ジュニア

社外品のハーネスは色も決まっていて、赤=ACC電源、黄色=常時電源、オレンジ=イルミ電源が普通です

表記がなくて分からない場合は?

ジュニア

純正ナビの場合は表記もないし線色も決まってませんが、その場合は検電テスターで調べればOK。ひと手間増えるだけで、取れないわけではないです。

検電テスターを用意する

エーモン 検電テスター(A49)
ナビ裏のACC電源線に検電テスターを差す

ギボシ端子接続されている部分に、裏から検電テスターを差し込んで端子に当てる。

ACCオンに連動して検電テスターが反応する線が「ACC電源線」ということになる。エンジンオフにして反応が消えることも確認しよう。

ACCオンに連動して検電テスターが反応した

ハイブリッド車などで電源線を調べるときは、純正配線のカプラー等が抜けている状態で車両の電源を入れると「ハイブリッドシステムエラー」の警告が出てしまうことがあるので注意。

ジュニア

これを防ぐには、「電源を入れるときはカプラーが全部つながった状態にしておく」しかないです。検電テスターを使う=電源を入れる必要があるので、この点は特に注意なんですね。

純正配線を分岐させる

イルミ

ACC電源線が分かったら、あとは分岐させるだけ!

分岐用の配線コネクターを使い、「ストッパーが付いていない貫通したミゾ」のほうに純正配線をかませる。

ナビ裏のACC電源線にエレクトロタップをかませている

※ストッパーが付いている側のミゾは、後付け電装品につなぐための分岐線を入れる。

プライヤーを使って配線コネクターのフタを閉じる。

エレクトロタップのフタを閉じ、ACC電源取り出しが完了

ヒューズからACC電源を探すときは、検電テスターだけで判断するのではなく「よりリスクの低いヒューズから取り出す」視点が重要。そのあたりはDIYラボ〈動画部〉YouTubeで解説しています。

エーモン・ジュニア

DIY Laboアドバイザー:ジュニア
カーDIY用品・エーモン広報担当。自身もクルマいじりが好きなので、アドバイスもユーザー目線で実践的。単なる製品紹介的な枠に収まらず、メーカー広報と言うより「DIYの広報マン」と言ったほうがいいかも知れない。エーモンのアウトロー的存在。

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