LEDフットライトの作り方

車内の配線の隠し方╱4席LEDフットライト編

車内の配線を、見えないように隠す方法。配線の隠し場所には、一定の定番ポイントがある。つまり基本を押さえると、付けるアイテムが違っても応用が効く。ここでは4席分のLEDフットライトを取り付けつつ、配線の上手な隠し方を実践的に解説する。

まずは内装の内張りを外して配線隠しの下準備

「LEDフットライトの配線図╱4席分の足元照明を作るには？」の続きです。

●レポーター：イルミちゃん
今日は、前回作った配線をそのまま車内に持ち込んで取り付けします。

●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員
卓上で仕込んだ配線ですが、4席にバッチリ設置できるよう、延長コードの長さはしっかり測って作りましたよ。
そうですね。そして今回の重要なポイントは、車内の配線を隠すということです。
確かに。フットライトは光ればいい、というものではありません。
まずは、配線を隠して取り回す準備。内装の内張りを外しておきます。

ステップパネルを外す

手で引っ張って外す。重なり方によっては、先にキックパネルを外す車種も多い。

キックパネルを外す

ピンやネジで固定されている場合は、先に外しておく。

助手席側アンダーカバーを外す

ピンの差し込み固定なので、下方向に引っ張って外す。

グローブボックスを外す

先にサイドのフックの引っかかりを解除しておき、側面を押し込みながら引く。

フットライトに関して言えば、この位外しておけば配線の取り回しはできることが多いですね。
内装の内張りの外し方は、車種によっていろいろですが……
フットライトは、そんなにいろいろバラさなくてもできるほうです。

助手席と運転席の間はダッシュボード裏を通して隠す

配線作業の準備が整ったら、次は？
どこから配線を通し始めるかは自由ですが、今回は助手席側から運転席側へと通すところからスタートします。

配線ガイド・クネクネタイプを使用

【Amazon.co.jp 限定】エーモン配線ガイドフレックスタイプ（1161）

グローブボックスを外しておけば、ダッシュボード内の隙間を通して、助手席側から運転席側に配線を通せます。
リアル配線図の4本合流ポイントが、運転席側に出てきたところです。

後席用フットライトの配線は、ステップ裏と床下に隠す

そして後席のフットライトに向かう配線は、サイドのステップパネルを外した裏に通していきます。

四席にフットライトを付けるとしても、Bピラーの内張りまでは外さなくても作業できる車種が多いです。
ステップ裏から出たあとはどうするの？
この先は、床下を通します。

前席の下にはシートベルトの線などが通っているので、床から線が出ているポイントがあります。そこを狙ってフットライトの配線を出します。

配線ガイドを先に通して…

配線を床下から出す

このように、シートベルトの純正配線が出てくる穴から、出せばいいですね。
ナルホド。
ここから先は空中配線ではなく、シートベルトの純正配線に沿って固定しておきます。

純正のシートベルト線は、シートを前後にスライドさせても問題ない長さと取り回しになっています。それに沿わせれば、干渉する心配がないのです。

LEDの固定はどうするの？

あとはLEDをカプラー（細線コネクター）でつないで、前席シートの底面に貼り付けます。
※配線を通すときは、前回仕込んだコネクターを抜いてLEDを外しておく。
どうやってシートに貼り付けるの？
基板ムキ出しだと見た目が悪いので、今回はエーモンのフラットLEDレンズカバーに基板を収めて、裏にマジックテープを付けて貼り付けました。

そっか。シート底だと、両面テープでは貼れませんからね〜。
ステーなどに直接貼れるなら、両面テープでいいのですが、今回の例（ムーヴ）のように、シート下に貼れそうなポイントがない場合もあります。

マジックテープを切り出して……

底面に貼る

ただ、この方法はレザーシートには使えませんね。

助手席はアンダーカバーの下に貼る

運転席はダッシュボードの底に貼る

これで、4席分のフットライトが完成です

フットライトを取り付けする前に知っておくべき基礎知識・応用知識についてはDIYラボ〈動画部〉がYouTubeでも解説しているので、ぜひ見てね。

DIY Laboアドバイザー：野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ住所：埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00　月曜定休（祝日の場合翌日）

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