LED打ち替えレシピ
LED打ち替え方法/エアコンパネル編
四つ足の3528はこうやって打ち替える
(作業編)
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今回は四つ足3528。純正基板の電極も4つずつあるのが見えます。
チップLEDを付ける
まずはチップLEDの向きを確認
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チップLEDを付けるときは、まず方向に注意します。きりかき側=マイナスとは限りませんので、必ず毎回パッケージを見て確認します。
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しかも今回は四つ足3528だから、足が4つ……ややこしいなァ。
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今回のは「アノード(プラス)がひとつ」で「カソード(マイナス)が3つ」という四つ足3528。パッケージの表記と見比べれば、向きはすぐに分かりますよ。これは足が2つでも4つでも同じ!
きりかきを基準にして見比べるとLEDの向きが分かる
チップLEDを付けるときのコツ
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チップLEDを付けるときは、ハンダごての温度は320度ぐらいがオススメです。温度固定のハンダごてだとすると20Wぐらいのモデル。
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つまり純正LEDを外すときほど高温でなくてもいいんですね。
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それほど高温でなくてもハンダが溶けるからです。しかもチップLEDは砲弾のような足がほぼないため、熱も伝わりやすい。だから僕は砲弾のときより温度低めで付けます。
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LEDの形状によっても温度を変えていたとは……職人おそるべし
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で、新しいチップLEDを付けるときは、まず1箇所だけ予備ハンダを盛ります。
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4つ足だからって、片側2箇所に予備ハンダはしないんですね?
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2点にハンダを盛ってしまうと、「2箇所同時にハンダ付けする必要がある」ので、それは難しい。だから2つ足でも4つ足でも、予備ハンダはあくまでも1点ですよ
どの電極でもいいので1箇所だけ予備ハンダを盛る
チップLEDをピンセットでつかんで当てながら…
予備ハンダを溶かすと、チップLEDが吸い付く
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残った3箇所の電極については、好きな順番でハンダ付けすればOKです。
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1個につき4箇所ハンダ付けがあるわけですが、順番は関係ないんですね。
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そうです。それと一箇所ハンダ付けできている時点でもう動く心配はないので、ここまで出来る人にとっては残りの作業は難しくはないはずです。
残された3つの電極にハンダ付けしていく
4箇所とも無事にハンダ付けが完了
あとは同じ作業を繰り返します。今回は2箇所にだけ青を入れるので、「あえて色を変える位置」は間違えないように注意です。
用意した白色のチップLEDを実装できたところ
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あれ? まだ2箇所ほどLEDを付ける場所が残っていますよ?
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ここはあえて青いチップLEDを付けるために場所を空けておいたんですよ。
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あ、そっか。ここに例の青LEDを入れるのか〜。
液晶パネルと両端だけはあえて青を付ける
ボタン類は白。液晶パネル部は白〜青グラデーションカラーで打ち替え完了!
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いや〜トヨタ系の手強い四つ足3528でも、見事に打ち替えできてしまいましたね。
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今回使ったのはオスラムの四つ足3528です。これが出てきたので、今後は四つ足も問題なく打ち替えできるようになりますね〜。
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四つ足3528で打ち替えができるなら、普通の3528なんて楽勝だわ〜。
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すぐ調子にのるけど、実際の打ち替えでは「3528より小さい3216などのほうが多い」ですよ?
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あう……。
そ、そんときはイルミスタに頼むから大丈夫です〜。 -
おーい、DIY女子(笑)
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いやいや、「できるところは自分でやる」「できないところはプロに頼む」。これが車の最良の楽しみ方であるとDIYラボは考えておりますので。
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なるほどね。
そういうことなら、部分的にでも遠慮無くご相談ください。イルミスタは柔軟に対応しますよ〜。
DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)
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