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レクサス・スタートスイッチ（ボタン）の流用移植方法

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レクサス純正のスタートスイッチを、トヨタ車に移植する方法の後編。レクサスのスタートスイッチとトヨタのスタートスイッチには、サイズその他の互換性があるものの、そのままポンと移植できるわけではない。

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  「スタートスイッチ（プッシュスタートボタン）の外し方」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  トヨタのスタートスイッチが外せたら、まず、レクサス純正のスタートスイッチと見比べてみてください（↓）

  ●アドバイザー：DENKUL 岡本研究員



レクサス純正のスタートスイッチ（左）とトヨタ純正のスタートスイッチ。

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  レクサスのほうが径が大きいので、そのままではトヨタ車には入りません。

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  確かに。

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  しかし、スタートスイッチ（プッシュスタートボタン）そのもののサイズは同じ。両者の違いは、外枠のリングだけなのです。

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  うーむ、なるほど。

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  つまり、自分の車から取り外したトヨタ純正スタートスイッチのリングを取り外して、レクサス純正のスタートスイッチに付け替えればいいのです。

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  そこは互換性があるんですね。

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  ハイ。
  リングの内径やツメの位置は共通なんですよ。

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  で、スタートスイッチのリングを外すのはすぐできるんでしょうか？

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  やり方そのものはシンプルですが、初めてやるときはちょっと恐いかも。

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  ムムム……。
  と言うと？

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  スタートスイッチのリングは、3箇所でツメの差し込みによって固定されているだけです。

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  ふむふむ。
  どれだ？

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  といっても、中に入り込んでいるので、ツメ自体はリングを外してからでないと直接は見えません。

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  そうなんだ。
  じゃあ、どうやって取るの？

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  スタートスイッチとリングの隙間に、親指の爪をかけて少しずつ浮かせるんです。


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  マイナスドライバーを突っ込む人が多そうですが？

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  しかし、うかつに工具を使うと、工具で傷付けるのが恐いシーンです。

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  ……確かに。

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  工具を使ったほうがやりやすいかも知れませんけど、手でもできるので、手でやったほうが無難だと思います。

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  なるほどね。

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  それと、一気にバーンっと外すと反対側のツメが割れる可能性があるので、こういうやり方はやめましょう（↓）


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  じゃあ、どうすればいいの？

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  親指の爪をかけて浮かす方向に力を入れつつも、人差し指で押さえを効かせておくのです。


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  ナルホド。

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  少し浮いたら、その場所はそれ以上浮かせず、スタートスイッチを回して次のツメを浮かします。


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  あくまでも水平に、リングを浮かせていくイメージですね。

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  そうです。固定のツメは合計3箇所あるので、一箇所だけに負担がかからないように注意しましょう。

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  少しずつ回転させながら浮かせていくと……取れた！


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  このように、やり方そのものは単純なんですが、若干恐いです。

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  トヨタのスタートスイッチのリングが外せたら、次はレクサスのリングを外せばいいんですね。

レクサスのスタートスイッチ


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  これもやり方はまったく同じですが、8400円（※税別・執筆時点）もしましたので、ツメを折らないように注意してくださいね。

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  必要以上に人にプレッシャーをかける岡本研究員の性格は差し引いても、慎重さが求められる場面です。

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  リングだけパキンと破損させて、「リングだけで売ってください」とかいうのは無理ですからね。また8400円（税別）ですよ？

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  もう分かったってば。

レクサスのリングも取れた！

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  外した双方のリングを比較してみると分かりますが、外径はレクサスのほうが大きいものの……



取り外したスタートスイッチのリングを裏面から比較したところ。

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  内径およびツメの位置などは、まったく共通ですよね。

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  だから、トヨタのリングに付け替えることができるんだ。

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  そういうことです。では、トヨタのリングを、レクサスのスタートスイッチに取り付けします。


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  ここは単に差し込むだけですね。

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  リングには位置決め用のツメもあるので、ツメの位置を合わせて押し込むだけですね。

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  外すときに比べればカンタン。

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  そうすると、トヨタ車の径に合ったレクサススタートスイッチのできあがり。


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  ちなみに、余ったレクサスのリングと、トヨタのスタートスイッチも合体させることができます。


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  ……？

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  すると、レクサス車に付けられるトヨタスタートスイッチが出来上がるわけですね。


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  そのネタ……いる？

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  ……。
  いちおう言ってみたまでですけど。

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  ところで、スタートスイッチを車に取り付けるときはどうやるのでしょうか？

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  外したときと逆ですね。パネルの手前側から、スタートスイッチの本体を差し込むだけです。


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  向きを合わせて押し込めば、上下のツメが勝手にロックして、そこで固定されます。


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  あとはスイッチ裏の配線カプラーを付け直します。これも、ツメに引っかかるところまで押し込めばパチンと留まります。

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  なんと、トヨタ車であるアルファードに、現行レクサスのスタートスイッチ（プッシュスタートボタン）が付いてしまいました！


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  ちなみにトヨタもレクサスも、それぞれガソリン車用とハイブリッド車用で2種類のスタートスイッチがあります。

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  おお、そう言えば。
  ハイブリッド車は青ですね。

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  しかし、その違いも、オモテ面のデザインだけで、カプラーは同じなんですよ。

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  と言うことは……

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  ガソリン車に、ハイブリッド車のスタートスイッチを付けることもできます。

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  オモテ面のデザインが4種類あるだけで、作りは共通ってことか。

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  ただし、何度も言いますが、世代の違いは注意しないといけませんよ。