アイドリングストップキャンセラーもカプラーオン
カプラーオン(配線加工不要)で付けられるアイドリングストップキャンセラー
最も取り付けが簡単な、アイドリングストップキャンセラーが登場。いろいろなメーカーから発売されているアイテムだが、そこはカプラーオンにこだわるDENKUL(デンクル)製の本領発揮。キャンセラーユニットはみな同じ、ではない。
アイドリングストップキャンセラーのおさらい
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ブレーキ4灯化キットが大人気のデンクルが、新しい電装品を開発したもよう。今日はそのスクープです。
●レポーター:イルミちゃん
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カプラーオンで装着できる、車種別のアイドリングストップキャンセラーを発売しました。
●アドバイザー:DENKUL 岡本研究員
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まず、おさらいですが……アイドリングストップキャンセラーってなんでしたっけ?
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アイドリングストップ機能を使っている人は、この話題は別に関係ないんですが……中にはアイドリングストップ機能は使わない、好きじゃない、という人もいますよね。
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車種によって「ヘンなタイミングでエンジンが止まるのが不満」とか「右折待ちで一拍遅れるから恐い」とか、あるんですよね。
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そうです。で、そういう人のために、純正でもアイドリングストップ機能をオフにするボタンが搭載されています。
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しかし純正のオフボタンを押しても、エンジンを始動するたびに「オン」になる。だからアイドリングストップが好きではない人は、毎回アイドリングストップオフボタンを押す必要があります。
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それは面倒です。
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そこでアイドリングストップ機能を、継続的にオフ状態にするために付けるのが、社外品のキャンセラーユニットなんですね。
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アイドリングストップキャンセラー自体は、いろいろなメーカーから発売されていますよね。
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そうですね。後付け電装品としては、わりとポピュラーな存在ですよね。
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じゃあ、それをデンクルがわざわざ作ったのはナゼですか?
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取り付け作業を徹底的にシンプルにしたモデルを作りたかったからです。完全に車種別専用設計で、今回の新型のCX-5用は、その第一弾なんです。
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汎用品のキャンセラーユニットとの違いはなんでしょう?
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取り付けがカプラーオンでできるのがメリットです。エレクトロタップを純正配線にかませたり、配線を切ったりという作業が出てきません。
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ほほう。
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別途、電源を取る必要もない。CX-5に関しては、5分位で作業が終わるかと思われます。
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いくらなんでも5分は大げさでしょう? 話盛りすぎ。
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いやいや、ホントですよ! 早い人なら5分もかからないかも知れません。※作業時間には個人差があります。
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ホントかなー。
実際に作業工程をチェックしてみましょう。
ボタンを押すと「オフ」になる
アイドリングストップ機能の呼び名は自動車メーカーによって異なる。
※上のCX-5だとi-stop(マツダ車の呼び名)で、「i-stop OFF」ボタンが用意されている。
DENKUL(デンクル)のKF系CX-5専用アイドリングストップキャンセラー「DK-IDLE」
新型CX-5のアイドリングストップを継続キャンセル
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新型CX-5のアイドリングストップオフ(i-stop OFF)ボタンは、ハンドルの右側のスイッチパネル内(↓)にあります。
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これは純正のオフボタンですね。
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そうです。後付けキャンセラーは、このスイッチパネルの裏のカプラーに割り込ませるんですよ。
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なるほど。
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で、このパネルの外し方なんですけど、正規の順番でバラす必要すらなくて、こんな風にダッシュボード下から手を入れてパネル裏に手を伸ばします。
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え、いきなり?
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そうすると、このスイッチパネルの裏側を触れるんですよ。
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なんか体勢的にはキツそうですけど。……あ!
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これ、後ろから押しただけ?
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いや、押すだけでは取れません。ツメが上下に2つずつあって(合計4つ)、それを上下から指で押し込みながら、前方向に押し出すと取れるんです。
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そうすると……パネルの裏に純正配線のカプラーが見えますね。
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これを抜きます。
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スイッチパネル側のカプラーに、デンクル製キャンセラーのカプラーを差し込んで(↓)……、
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そして、車両側のカプラーにつなぐ。オスメスに分かれているから、向きを間違える心配もありません。
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要するに純正配線のカプラーのオスメスの間に、割り込ませただけですね。
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そうです。
それだけです。これで作業終了です。 -
今後は、エンジン始動直後から自動でオフ状態となりますよ。
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う〜ん。
カプラーオンのラクさは異常……! -
ちなみにリレー出力による制御ではないので、カチっという動作音もしない。静音設計です。
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ふ〜ん。そんな違いもあるのか〜。キャンセラーの作りもいろいろなんですねぇ。
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デンクルとしては、このカプラーオンの手軽さにこだわって、今後も対応車種を広げていこうと思います。
浮いた!
取れた!
ツメを押し込みながら引っ張ると抜ける。
機能がオフになった状態を知らせるランプが点灯
DIY Laboアドバイザー:岡本 亮
「カプラーオンで簡単に取り付けできる」をテーマにした電装品を開発するDENKUL(デンクル)代表。車の電装、プログラミングの双方に長けている。工具大好き。●DENKUL(デンクル) http://denkul.jp/
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