ディスプレイオーディオ関連

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ディスプレイオーディオ裏から電源取り出しするためのケーブル「BH11」登場

ディスプレイオーディオ裏から、常時電源・ACC電源・アースをまとめて取り出せる電源取り出しケーブルを紹介。純正配線を傷つけたくないニーズにも合致する新作だ。「ナビを外すのが面倒」というデメリットはあるが、初心者でも電源を裏取りしやすいのはメリット。

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  電装品メーカー・ビートソニックが新たに開発したケーブル「BH11」のレポートです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  「BH11」は、トヨタのディスプレイオーディオから電源取り出しするためのケーブルです。

  ●アドバイザー：ビートソニック ワタナベ研究員



ビートソニック BH11

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  目的は電源取り出し？

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  そうですね。ディスプレイオーディオ裏にある、純正の28ピンカプラーに割り込み接続します。


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  ということは、まずディスプレイオーディオを外して、裏側にささっている純正カプラーを抜いて……


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  そしてこのカプラーに、BH11を割り込ませればいいのね。

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  そうすると、ACC電源（アクセサリー電源）・常時電源・アース線の3つを取り出しできます。


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  ようするにナビ裏から配線無加工で電源取り出しするためのケーブル、ということですね。

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  コンセプト的には、ディスプレイオーディオ裏から配線無加工でスピーカー信号を取り出せる「BH10」と似ていますね。



「ディスプレイオーディオに配線無加工でサブウーファーやツイーターを追加できる」参照。

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  そうですね。今回のは、それの電源取り出しバージョンという感じです。

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  ナルホド。

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  取り出した電源を何に使うかは人それぞれですけど、ビートソニックとしては例えばドライブレーダーやETCを、配線を隠して取り付けする用途などを想定しています。

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  直接配線ケーブルみたいなものを使って、裏側から常時電源・ACC電源・アースを取るときに便利。

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  ハイ。純正配線は無加工でできるのがメリットです。

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  ふむ。オプションカプラーからの電源取り出しなどに近いと言えますね。

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  そうですね。

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  ただ、電源取り出しのためだけにナビを外すのは手間はかかりそうですが……

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  そうなんですけど、オプションカプラーは純正の装備状況によっては塞がっているかもしれない。それに「電源取り出しの選択肢を増やす」意味では、ナビ裏からの電源取り出しケーブルもアリかなと。

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  なるほど。
  確かに。

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  ところで、この電源取り出しケーブル「BH11」を使って、ディスプレイオーディオ裏から取っていい電源の容量はどのくらいなのでしょうか？

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  まずACC電源については1アンペア以下です。

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  フムフム。
  常時電源のほうは…？

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  目安として2～3アンペア程度までと考えてほしいです。実際のところは、5アンペアでも問題ない車はあるでしょうが…。

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  その「2～3アンペア」っていう数字の根拠はなんなのでしょう？

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  一般的にオーディオの常時電源ラインには15アンペアのヒューズが入っているケースが多いんですね。全車種が同じではありませんが。

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  フムフム。

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  いっぽうディスプレイオーディオ側は、5アンペアも使っていないのが普通の状況です。でも状況によって一時的には10アンペア程度まで消費する可能性はあって……

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  なるほど、なるほど。

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  ヒューズの容量から逆算して、余力は5アンペア程度あると考えられますが……これは状況によってはギリギリの数値となりますので、2～3アンペア位にとどめておくのが無難です。

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  電源を取り過ぎると、車両側のオーディオ用ヒューズが飛んでしまう…？

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  そうなりますね。ただ、当社が想定している、ETCやドライブレコーダーの電源用なら1アンペアも使いませんので、そういう用途では容量を心配する必要はありません。