ミラーリング最新事情

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車でAndroidスマホのミラーリングをするときに、まず調べること

車でスマホのミラーリングを始めたい人向けに用意された、ビートソニックのミラーリング診断を紹介。ここではAndroidスマホをモデルに話を進める。Androidには特有のややこしさもあるが、初心者でもわかるように解説していく。

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  以前に「車でスマホのミラーリングを始めるのに、必要なもの」を紹介しましたが、このときはiPhoneをモデルに解説しました。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今回は、Androidスマホでミラーリングしたい人向けの補足説明です。

  ●アドバイザー：ビートソニック ワタナベ研究員

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  Androidスマホでミラーリングする場合は、用意するアイテムが機種によって違ったりするから、ややこしいんですよね。

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  それどころか、Androidスマホの場合は、ミラーリング自体ができる機種とできない機種があるので、まずはそこからです。

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  ミラーリングできないスマホもあるんだ。

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  あります。スマホ本体の仕様として、映像出力ができないようになっている機種は、何をどう揃えたところで、ナビや外部モニターへのミラーリングはできません。

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  では、そもそも論として「自分のAndroidスマホが映像出力できる機種なのかどうか」を、先に調べなくては。

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  そういうことになりますね。

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  それはどうやって調べれば分かるの？

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  ビートソニックの公式サイトの「ミラーリング診断」でも調べることはできますよ。

ミラーリング診断



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  ほお～。
  こんなページまで用意されているんだ。

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  ただし、出たばかりのド・最新モデルですと、こちらの調査が追いついていない場合もありますけどね。

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  フムフム。

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  それからもうひとつ注意点。Androidスマホの場合は、映像出力できる機種でも、「無線でしかできない」「有線でしかできない」というパターンもあります。

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  ミラーリング対応といっても、iPhoneみたいに両方に対応するとは限らないんだ。

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  そうなんです。Androidスマホの場合は、この4パターン（↓）に分かれます。

有線・無線ともに映像出力できる	ミラーリング可能
有線出力のみできる	有線ミラーリングのみ可能
無線出力のみできる	無線ミラーリングのみ可能
有線・無線ともに映像出力できない	ミラーリング不可

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  なお、最近の機種の傾向では「無線でしか映像出力できない」ものも増えています。わざわざ有線での映像出力機能は持たせていない、と言いますか。

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  なるほど。iPhoneは今のところ最新機種でも両対応していることを考えると、だいぶ事情が異なりますね。

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  ところで、ビートソニックのミラーリング診断でAndroidスマホの適合を調べようとすると、通信キャリアの選択画面も出てきます。



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  これって「通信キャリアによっても、事情が変わる」ということなんでしょうか？

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  そうなんです。というのもAndroidスマホの場合、同じ機種でもdocomoモデルとauモデルでは、内部の仕様が若干違っていたりしまして……

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  ムムム。

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  同じ機種でも、通信キャリアの違いで「映像出力できる・できない」に分かれるケースもあり得る。過去にそういう事例もあったため、キャリア毎に分けて掲載しています。

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  ウーム。
  ますます話をややこしくしている。

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  新型Androidスマホが出るたびに、いろいろなキャリアのモデルを検証して、このページを更新しているんですよ。だからとっても大変なんです。

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  では、ここではXperiaの新しい機種「Xperia5 II」を調べてみます。「Android」→「docomo」→「Xperia5 II」の順に選択していくと……



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  結果として、無線ミラーリング（ビートソニック・IF30）は不適合の判定が出ました。でも有線ミラーリングならできるんだ。

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  次に「必要な製品を確認する（有線）」のボタンを押して頂くと、このような画面が出てまいります。



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  おお～！
  これは分かりやすい。

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  「Xperia5 II」の有線ミラーリングですと、スマホからの映像出力ケーブルにはType-Cアダプター「MA01A」というものが必要だと分かります。



ビートソニックのMA01A Type-Cコネクターを搭載したスマホの映像出力に使う、ミラーリングアダプター。

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  それから、「インターフェースアダプターIF36」。これは有線ミラーリングユニットの定番モデルです。



ビートソニックのIF36

✔ ナビ側の外部入力がアナログ（RCA）だった場合には、コレを使って、スマホのHDMI信号を、RCAに変換する。

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✔ ただしナビにHDMI外部入力が備わっていれば必要ないので、この段階ではまだ必須とは言えない。

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  これだけ買えば、ミラーリングできるんだ。

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  いいえ。
  これだけの情報では不十分です。

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  あれ？

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  ここまでは「ミラーリング診断」の〈STEP.1〉でして、「お手持ちのスマホが映像出力できるかどうか」と「何を使えば映像出力できるのか」という話です。

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  フムフム。

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  この次に「何を使って（ナビに）映像入力するか」は、〈STEP.2〉なんです。

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  あー、そういえば画面がまだ続いていますね。

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  ここから先は、映像入力アダプターや、（必要であれば）TVコントローラーキットを選定していく流れです。

※ トヨタ車のディスプレーオーディオ用の外部入力ダプター「AVX02」のような、映像入力とTVコントローラー機能を兼ね備えた製品もあるので、TVコントローラーキットは単体では必要ないケースもある。

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  そういえば、ナビ画面にミラーリングするためには、映像入力アダプターが必要なことが多い。

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  しかし、どの映像入力アダプターを使うかは、ナビの種類（純正ナビか市販ナビか）や、純正ナビだとすれば車種の違い・ディーラーオプションナビの型番などによっても変わってきます。

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  そのあたりは、iPhoneのときに勉強したのと同じだ。

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  そうですね。「ミラーリングに必要な外部入力が、どこにあるのか調べる方法」で解説した内容です。

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  ようするに、Android特有のややこしさがあるのは、前半の「映像出力ができるか否か」「できるとすればどのケーブルが必要か」の部分ってことですね～。