iPhone・スマホ画像をTVで視聴
iPhone・スマホの画面を
「無線」でテレビに映す方法
家で無線
ミラーリング
スマホ内の写真・
動画が家のTVで
楽しめる
iPhoneやスマホに撮りためた写真や動画。これを人に見せる時、スマホの画面ではなく、大画面の家のテレビに映せたら見ごたえ倍増! そしてその接続方法が、ケーブルではなく無線(ワイヤレス)なら、とてもスマート。
スマホ画面を映すミラーリングは、カーナビだけにあらず
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さて、2017年もそろそろジ・エンドです。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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縁起悪い言い方だなあ。
もっと、明るく楽しくフツーにいこうよ。●DIYラボ別館:所長
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フツーですって!? ダメダメダメ。インパクト出さないと「DIYラボ別館」の存在自体、忘れ去られそうで……。
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今年もぜんぜん研究成果を発表してないからなぁ。
※DIYラボ別館の記事一覧参照。
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このままでは来年あたり、別館は封鎖されてしまうかも知れないわね。
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そんな、困るよ!
私にも家族がいるんだ。 -
だったら働いてよ。別館用の予算を、もっとたんまり、ぶんどってくるとか!
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研究はキミの仕事でしょ?
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……まあ、まだ別館はつぶさせやしないわ。(私が本館に栄転するまではね)
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お、その自信。
なにかいいネタを開発したのかね? -
年末年始といえば、家族で集まったものの、特にやることもなく、けっきょくダラダラとすごす人が多いと思いますが……
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……プレゼンが導入から、感じ悪すぎないか?
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アレってさあ、何十キロも渋滞すると分かっていて、なんで特にやることもない実家に集結するのかしらねぇ。帰省ラッシュ、ムダすぎない?
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ムッ。年に一度くらい、元気な孫の顔をおじいちゃん・おばあちゃんに見てもらうもんだ!
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あー。お年玉目当てってやつね。それならムダばかりでもないか。
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もういいから、プレゼンを続けたまえ。
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ココで提案したいのが、スマホのミラーリング!
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お。もしかして、帰省ラッシュで渋滞するから、家族のためにスマホのミラーリングでYouTubeを観られるようにしておこうとか?
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フン。私が提唱するミラーリングは、車のちっこいナビに映そうなんていう、セコイ話じゃないのよね。
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呼ばれたから来てみれば、おもいっきり聞き捨てならないこと言ってますね……。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
※DIYラボ本館の裏手に、別館があります
車のナビ画面に映すなら「iPhone・スマホの画面をカーナビに映す無線ミラーリング方法」参照。
スマホとテレビを「無線」でミラーリング接続するには?
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なぜビートソニックのワタナベ研究員が、別館に?
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だから、iPhoneとかAndroidスマホの画面をテレビに映すために、私が呼んだのよ。
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今どきの家庭用テレビは、HDMI入力を備えています。有線でスマホとテレビをつなぐのは、普通にできることなんですけれどね。
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つまり一般的なミラーリングでいいなら、ナベッチいらずってことね。
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……まあ、そうですね。
その呼ばれ方、懐かしいなァ。 -
じゃあ、ワタナベ研究員がココに来た理由は?
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無線よ。ム・セ・ン♪ スマホとテレビを、スマートに無線ミラーリングでつなぐの。
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ほほう。
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実はね、私の研究によって、ビートソニックの無線ミラーリングユニット「IF30」が、家庭用として悪用できることが分かったの。
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……悪用ではありません。
「仕様として」可能です。 -
どういうことかね?
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DIYラボ本館ですでに解説した(※)ように、IF30は「HDMIミラーリング」が可能なユニットです。
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ふむ。HDMIミラーリングだから高画質になった、という話だね。
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そうなんですが、さきほどの話の通り、今どきの家庭用テレビはHDMI入力を備えているのが当たり前になっておりますので。
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つまり、HDMIナビではなく、代わりにテレビのHDMIに差したっていいわけよね。
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このHDMIケーブルは付属しておりませんので、汎用品を用意します。
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え、えっ!? でも電源は? IF30はカー用品だから、車からACC電源とアースを取る仕様だったはず。12V仕様でしょ?
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そこなんですけどね、所長。実はIF30は5V電源でも駆動できるように設計されています。
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5V電源?
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USB電源ってことよ、つまり。
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そのために、USBの電源供給口を備えているのです。
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ここにスマホの充電器などを差せば、家庭用のコンセントでIF30は起動できる。車(12V)である必要はない。
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あるいは、今どきのテレビならUSBポートもあるのが普通なので、USB→MicroUSB変換ケーブルを使ってテレビとの接続でも電源は取れます。
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あー、それなら全部テレビからで済む。
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ようするに、IF30とテレビを、HDMIケーブル&USBケーブルでつなぐだけでよいと?
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そうです。あとはスマホ側で、ミラーリング出力の設定をするだけですね。
✔ ひとくちメモ
iPhoneを例にすれば、純正品の「Lightning-Digital AVアダプター」を使ってHDMIに変換、その先は市販のHDMI延長ケーブルを使って、テレビとつなぐことができる。
Amazonでも販売されているビートソニック IF30。表向きはカー用品ということになっているが……
ビートソニックの製品でいうとHDC2。あるいは普通に、家電用で売られているものでもOK。
電源供給用として、スマホと同じMicroUSBポートを備えている。※スマホをつなぐためのUSBとは別にある。
iPhone側の無線ミラーリング設定
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ここではiPhoneを例に、ミラーリング出力するための設定をおさらい。iPhone使いなら覚えておいて損なし!
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まずはiPhoneホーム画面の「設定」から「Wi-Fi」に入ります。IF30に電源が供給されていれば、この段階で「BeatSonicXXX」(※末尾の数字は個別に異なる)のような端末が現れます。
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それっぽいのを選択して接続し、次に画面下からスワイプしてメニューを表示させます。すると「画面ミラーリング」という項目が出てきます。
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画面ミラーリングをタップ!
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ネットワーク内の、「AirPlay」対応デバイスが表示されます。
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ここで再び「BeatSonicXXX」をタップして選択すれば……
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ワー!
iPhoneの画面が出た! -
無線ミラーリングなので、スマホは手元に置いたままで操作して、離れた場所にあるテレビに映る映像をコントロールできます。
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つまりコタツから出なくていいってことね。
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HDMIはデジタル信号なので、大きい画面に映してもキレイな映像なのがメリットですね。
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ほおぉー。
これはスゴイ。 -
それにしてもこの仕様、「ビートソニックが家電業界へも進出を目論んでいる」という風に受け取ってよいわね。
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ワタナベ研究員にはカー用品メーカーとしての立場もあるんだから、そういうの、あまり突っ込むのは……
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そう言っても過言ではありませんね。
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あ。
認めるんだ、そこ。 -
まあとにかく、これで年末年始は、今年の家族旅行の動画や写真を、家族みんなで大画面で楽しめるわ。
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なんか年末らしい!
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「孫動画」とかを、おじいちゃん&おばあちゃんに見せまくることもできるし。
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素晴らしい!
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まあ、他人にとっては退屈だから、身内だけの時にしておいて欲しいんだけど。
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余計なことは言わんでよろしい。
どどん!
スマホ内の写真や動画を自由に見放題!
iPhone・スマホの画面をカーナビに映すミラーリングは、関連記事(↓)にいろいろあるよ☆
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