車以外のDIYシリーズ
室内照明用の
LEDテープライト・調光器・
電源のつなぎ方
家照明も
LED自作で
LEDテープライト&
ボリューム調光器の
電源は?
LEDテープライトとDC調光器を家で使うための配線方法。家のコンセントのAC100VをDC12Vに変換する「アダプター」や、LEDテープライトと調光器をつなぐ「ケーブル」など、便利な接続用のアイテムがあるので作業じたいは意外と難しくない。
電源をAC100Vの家庭用コンセントから取る場合
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「LEDテープライトの室内照明DIYに最適な、ボリューム調光器がある」の続き。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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家でLEDテープライトとDC調光器を使う場合の、電源の取り方を解説します。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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家の電源といえばコンセントね。
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そしてコンセントといえば、AC100Vなんだが…
●DIYラボ別館:所長
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しかし今回の調光器は、LEDテープライトと同じDC12V(またはDC24V)仕様になっています。家庭のAC100V電源は入れられません。
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変換が必要なのね。
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電源についてはスイッチングACアダプターなどを使って、コンセントのAC100VをDC12Vに変換します。
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家庭用コンセントでLEDテープライトを光らせるときと、同じ方法でいいんだ。
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今回はこのDC12Vを、調光器に入れるわけだね。
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ACアダプターの容量は、室内の照明用として使うLEDテープライトの消費電力から消費電流を計算して、なおかつマージンも取って選びましょう。
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前に勉強したことのおさらいね。
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でもさ、調光器本体にだって「容量制限」があるんじゃないの?
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エルパラの「壁付けDCボリューム調光器」の場合、8アンペア。LEDテープライトを5メーター級で光らせるとしても対応できますね。
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なるほど。
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次に、スイッチングACアダプターと調光器を接続する方法について解説します。
エルパラの壁付けDCボリューム調光器
スイッチングACアダプターの容量のラインナップはエルパラのACアダプターのページ参照。
アンペア数の計算方法
電力÷電圧=電流(アンペア)
つまり72Wが定格電力のテープLEDは……
72W÷12V=6A
※実際にはマージンを取っておくことが大切。そのあたりの話は「家のコンセントからテープLEDの電源を取る」でおさらいを。
室内照明用LEDテープライトと調光器の配線方法
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配線の流れは、ACアダプターとLEDテープライトの間に「調光器」が割り込むカタチとなります。
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ACアダプターとLEDテープライトの場合はDCプラグとDCジャックで直結できたけど……調光器にはどうつなぐんだろう?
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調光器側には、電源の入力(INPUT)と出力(OUTPUT)の端子があります。
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この「INPUT」のほうに、ACアダプターから来た電源を入れればいいんだ。
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でも、ACアダプター側はDCプラグになっている。そのままではつなげないぞ。
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調光器側は、切りっぱなしのプラス線とマイナス線をつなぐ方式になってるわね。
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この場面では「切りっぱなしの配線を、DCジャックに変換するコード」を中継すればいいのです。
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DCジャックの反対側が、切りっぱなしの配線になっているやつね。
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これを中継すれば、ACアダプター(DCプラグ)の電源を調光器に入れられます。
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なるほど。
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そして調光器の「ONTPUT」側には、切りっぱなしの配線をDCプラグに変換するコードを使います。
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「DCプラグケーブル」「DCジャックケーブル」を組み合わせて使うわけか。
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そうすると、調光器がこのような状態になりますね。
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これで特に配線加工などしなくても、スイッチングACアダプターとLEDテープライトの間に、調光器を割り込ませることができます。
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なるほどォ。
これならカンタン。 -
家庭用のAC100V線を加工する作業は電気工事士の資格が必要ですが、このようにコンセントから電源を取って持ってくるのであれば、電気工事士の資格はいらないです。
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DC12Vのメリット。
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だけど露出ボックス型ではなくて、壁に埋め込むとすれば、配線は裏側を通るわけよね。
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配線を隠せていいじゃないか。
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そうだけどコンセントはオモテ側にあるんだから……コンセントから取ったあと、配線を壁の中に入れないといけないのでは?
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むむ。
まあそうなるか。 -
そのための穴開けも必要になるってことかぁ。
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完全に壁内配線にしたいとすれば、電気工事士に頼んで、壁の中にコンセントを1個作ってもらっておけばいいですね。
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そういう手もあるね。
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確かにこういう部品が出揃ってくると、壁の中にコンセントが欲しくなるね。
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今後の拡張性なども考えると、一度はプロの電気工事士の手を借りて、壁内コンセントを設置するのがオススメではあります。
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これから家を建てる人だったら、最初から全て埋め込みまでやってもらうと良さそう。
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まさしく。……ということで、これから店舗照明などを作ろうとしているお店などからも「こういう製品はないのか」と要望が多かったアイテムなんですよ。
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家やお店でLEDを光らせる用の、最適な調光器が無かったから作ったんだね。
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このボリューム調光器を使えば、LEDテープライトを使った室内照明の完成度が、大幅に上げられます。
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露出増設ボックスで付けても今までより十分、室内に溶け込みそうだけど……
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せっかくだから、埋め込みに挑戦したい気がするね。
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ちょ、ちょ……ちょっと、待った! ハンマーって。
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なによ?
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そういうのはさあ、野本研究員みたいに上手に加工できる人にやってもらおうよ。
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言えてる。
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人に頼ってばかりでは、DIYとは言えないじゃない。
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……。
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よく言うよ。
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まったくだ…。
エルパラで販売している赤黒DCプラグケーブル
ここでは配線を短くしているが、状況によって適宜調節する。
※配線を先につないでから、スイッチボックスなどに取り付ける。
よーし。とりあえず壁に穴を開けてみるか
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