テープLEDを家で活用する方法
LED熊手の知識
LEDで
光る熊手!
熊手がLEDで光れば
明るくめでたく
面白い
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縁起物の飾り熊手(くまで)をLEDで光らせよう! という新提案。以前やった「光るLED門松(かどまつ)」に続く、DIYイルミネーションシリーズ・第二弾。
「LED門松」を作って以来、何もしていないDIYラボ別館の末路
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……これは、さすがにマズイ展開よねぇ。
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ユキマクン、どうかしたのかね? まさかまた何か、私の知らないところで問題を……
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そうじゃなくて……
まだ何も動いていないことが問題なのよ。 -
ん?
どういうことかね? -
分かってる所長?
もうすぐ2020年も終わりなのよ。 -
あー。今年は、特になにもしないで終わってしまった感があるなぁ。コロナのせいもあるが……。
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考えてみると、LED門松(※)を発表して以来、DIYラボ別館としてはまったく活動してこなかったのよね。
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ウッ! それはさすがにマズイぞ。このままでは別館の存在意義が問われることに……
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とっくに問われているっていう話よ。
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このままでは来年あたり、またDIYラボ別館・封鎖問題が、再燃してしまうかも知れない……。
う〜ん。例の問題が、また浮上してきそうね
DIYラボ別館:ユキマちゃん
……??
DIYラボ別館 :所長
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おい。
マズイことになってるぞ。●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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どわッ! 本館のエリート・エルパラの平川研究員。人目につく連絡通路を使わず、わざわざ裏口から来ましたね。
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ん?
マズイことって何? -
DIYラボ別館は、2020年末で封鎖されるって話だぞ。
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ひいぃぃ!!
思ったより展開が早いみたいィー。 -
いま評議会で検討されているところで……まだ決定ではないんですが、かばう評議員は少数派、とのことです。
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やっぱりね。なんとなく、そんな気がしていたわ。
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ほう。
この本館の動きを予見していたというのかね? -
ワタシ、こういうことには鋭いのよ。
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……そりゃ、1年間なにも仕事の実績がなければ、この展開は当然だろ。
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いやぁ、それを言われると面目ない。
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ま、封鎖される前に、本館を出し抜くようなスゴイDIYの研究成果を見せればいいんでしょ。
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……例によって、一時しのぎの延命策で乗り切る気だな。
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……ずいぶんと落ち着いているけど、何か策があるのかね?
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この人に策なんてないですよ、所長。
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フッフッフ。さすが私の右腕ね! だからアナタを別館に呼んだのよ。
DIYラボ・本館と別館の位置関係。
明日は酉の市(とりのいち)。この期を逃さず、飾り熊手を入手しよう
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これから年末年始はイルミネーションの季節。今から準備すれば、十分に間に合うわ。
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ふむ。なるほど。LEDネタか。で、今年は何を光らせるのかね?
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それを、これから考えるのよ。三人集まれば賢者の知恵よ!
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(最初から1人に押しつける気マンマンのくせに……)
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前回のLED門松、おめでたくてよかったけど……同じネタってわけにはいかないしなァ。
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クリスマスツリーでも光らせるのはどうかな。ちょうどこれから飾り付けの時期だし。
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いや所長、クリスマスツリーが光るのは普通のことだから! もっと奇想天外な光モノを考えてよ!
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あー。
それもそうだなァ。ワハハ。 -
例によってグダグダの会議になってるな。もう本館に帰っていい?
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何を言ってるのよ。これからが本番でしょ。……で、平川研究員の策は?
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今年は、年末を待たずに手を打とうかと思って。
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え?
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それは、どういう……?
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今年は、飾り熊手を光らせてみたらどうでしょう。
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くまで……って、なんだっけ???
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飾り熊手の進化版、LED熊手を作るのね。
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よく思いついたなァ。
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いやぁ~、2020年はコロナで暗い話題ばかりなので、何かパーっと明るいこと出来ないかな? と考えていたら、ちょうどテレビで「一の酉(とり)」(※)のニュースを見て、これだ!! と思ったんですよ。
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素晴らしい。
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アイデアはいいけど、飾り熊手って、どこで入手するのよ。
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初冬の風物詩「酉の市(とりのいち)」で買ってくるのさ。
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今年の「酉の市(とりのいち)」は全部で3回あるから、まだ間に合う。
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なんか本格的ねぇ。
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え~っと、令和2年の「一の酉」は11月2日に終わってしまったから、次の酉の市は……11月14日。
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え!?
それって、明日じゃないの! -
だから、わざわざ急いで知らせに来たんです。
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最初から全部考えてくれていたんだね。
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よーし! 明日の酉の市で、カッコイイ飾り熊手を買ってこよう!
予備解説
✔ 熊手(くまで)とは、先端が扇型っぽい道具。代表的な使用シーンは、落ち葉の掃除など。「かき集める」道具であることから、「福」や「運」を集める縁起ものとして「飾り熊手」がある。
※ 11月の酉(とり)の日のお祭り・酉の市(とりのいち)。2020年は3回ある(「一の酉」11月2日、「二の酉」11月14日、「三の酉」11月26日)。お守りの「飾り熊手」は、祭りのシンボル的なアイテム。昔は商売繁盛を祈る年中行事だったが、近年はより広義に、厄除けや開運にも御利益があるイメージに。
✔ 写真は、東京・浅草で「おとりさま」として知られる鷲神社の酉の市。