ウェルカムランプ後付け講習⑦
ウェルカムランプのDIY取り付け方法(後編)

ウェルカムランプ・DIY取り付け方法の最終工程。前回はLED配線を車外に仕込んだが、その配線をウェルカムランプキットとつなぐ。各種電源の取り方などは、DIYラボの過去記事に詳しい解説があるので、リンク先も参照すると、初心者でも取り付けできるはず。
車外に仕込んだLEDの配線を、ウェルカムランプキットとつなぐ
-
「ウェルカムランプ用のLEDをサイド(腹下)に仕込む方法」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
-
サイド下(腹下)にテープLEDなどを仕込んで、その配線を室内に引き込んだら、あとは全て室内側での配線作業となります。
●アドバイザー:CEP 服部研究員
-
今回は、ウェルカムランプキット・ルミナスを使っているので、引き込んだLEDの配線は、ルミナス本体ユニットにつなげばいいわけですね。
-
そうですね。
LEDとつなぐルミナス側の配線は、白と茶色です。 -
なお、つなぐのはLED側のプラス線だけで、LEDのマイナス線は、室内のどこかでボディアースしましょう。
-
車体の右側(運転席側)にだけ、ウェルカムランプ用のLEDを付けたときは?
-
ルミナス側の白にだけ、LEDのプラス線をつなぎます。
-
その場合、茶色は未使用なので、絶縁しておきましょう。
-
配線をつなぐのは、ギボシ端子でもいいですし、よりカンタンなほうが良ければ接続コネクターがいいと思います。
-
これで2本は片づきましたが、ルミナスの配線は、まだ6本残ります。

✔ ウェルカムランプを左右対称に付ける場合は、右側のLEDを〈白〉・左側のLEDを〈茶色〉の配線につなぐ。
ウェルカムランプキットに常時電源とACC電源を取って、ボディアースする
-
電源系の配線は、赤に常時電源・黒がボディアース・オレンジにACC電源を取る必要があります。
-
電源は、どこから取ってもいいのでしょうか?
-
そうですね。常時電源やACC電源なら、定番はヒューズから取る人が多いと思いますが、それでOKです。
-
あるいは、配線情報などが分かっている場合には、助手席グローブボックス裏のBCM(コンピューター)付近の配線から取る手もありますね。
-
フムフム。
-
ただ、黒のアース線は、純正配線に合流させるより、クワ型端子でボディアースするのが確実です。
-
純正のアース線は、意外と見極めが難しいから、ですね?
-
そうです。「車のアース線(マイナス線)探しは意外と難易度が高い」で説明した通りですね。ボディアースのほうが、カンタン確実です。
ヒューズから常時電源とACC電源を取る

ウェルカムランプキットにロック線・アンロック線を取る
-
次は、ルミナスの青をロック線・紫をアンロック線につなぎます。
-
ロック線とアンロック線は、どこから取りますか?
-
一般的には、キックパネル内を通っていることが多い線ですね。
-
えーっと、運転席側のキックパネル裏?
-
運転席側にも助手席側にもドアロックモーターはあるので、どちら側でも取れることが多いです。
-
ただし、これも配線情報などが分かっていれば、グローブボックス裏のBCM付近で取れる場合もあります。
-
自分の車種の配線情報があるかどうかを、一度チェックしてみるのも手です。
-
ただし、ルミナスに関しては、車種ごとの配線情報がなくても、一般的な電源や信号の探し方で、取り付けは可能ですよ。
-
それほど特殊な線が出てくるわけではありませんからね。
-
そうなんです。
-
……さて、ここまでの配線ができた時点で、ルミナス側に残っているのはグレーの1本。
-
これは以前に説明した通り、必要ならばルームランプ連動線につなぐ線ですが、つながなくても問題はありません。
-
取るのであれば、以前にやった「ルームランプ連動線は、どこから取るのが正解か?」が参考になりますよ。

✔ 見つけ方は「ドアロックモーター配線(ドアロック線&アンロック線)の探し方」参照。

✔ コムエンタープライズが公開している車種別配線情報から、車種別・製品別に配線情報を調べることができる。

DIY Laboアドバイザー:服部有亨
キーレス、オートライトをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。配線図大好き。●コムエンタープライズ TEL 079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
関連記事