バルブ交換でLEDバックランプ化
LEDバックランプのDIY取り付け(交換)方法
LEDバックランプの取り付け方法。基本は簡単なバルブ交換で、ちょっとしたコツがある。そして車種によってはテールランプを外さなければならず、少しだけ難易度が上がるのだが、初心者がDIYでできるように解説する。
バックランプバルブの交換・取り付けはDIYでできる
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LEDバックランプバルブの取り付け方法を解説します。
●レポーター:イルミちゃん
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テールランプを外してバルブ交換する車種と、テールランプを外さずにバルブ交換できる車種がありますね。
●アドバイザー:IPF 市川研究員
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そのあたりは、車種によって少し事情が違います。
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ラクな車種だと、テールランプ裏側(車内側)に樹脂カバーがある。それをパカっと開けると、すぐに純正バックランプのバルブに触れます。
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今回のモデル車のハスラーの場合は……?
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テールランプを外さないと、バルブ交換できないタイプですね。
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では、難易度も上がってしまう?
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うーん、といってもまあ、バックランプのバルブ交換はラクな部類です。ヘッドライトのバルブ交換より、簡単ですよ。
テールランプ本体を外す
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というわけで、今回の例では、まずテールランプ本体を外します。
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ネジが取れたらテールランプ本体を外しますが、ピンの差し込みだけでなく、ツメがかかっています。
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まっすぐ引っ張ったら抜ける、とは限りませんね。
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ツメのかかり方などは、車種によっていろいろ。その点は、自分の車の情報を調べてからやったほうがいいかも知れません。中には、横向きにツメが噛んでいる車種などもあります。
ネジを外す
ネジは上下にあり
純正のバックランプ電球の外し方
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テールランプを外せば、裏側のソケットが見えます。
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今回のハスラーは、一番下のバルブがバックランプですね〜。
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T16タイプの電球です。バックランプでよく使われているタイプ。
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純正の電球は、どのように外しますか?
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ソケット自体はスナップ式なので、左に回転させると抜けます。
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ロックは右回し(時計回り)という表記がありますよね。つまり矢印と反対の左回し(反時計回り)で取れます。
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ソケットが抜けました〜。
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次に、ソケットにささっている電球を抜きます。T16型の電球は、真っ直ぐ引っ張れば抜けます。
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それ以外の電球の場合は?
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バックランプだとT16、T20、S25の3種類のどれか、というケースがほとんどです。T20の電球も引っ張るだけで抜けます。
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S25の場合は、口金にピン(出っ張り)が付いていて、電球を引っ張るだけでは抜けません。ソケット同様に、少し回転させて抜きます。
T20(左)T16(右)はサイズと消費電力は違うが、外し方は同じ。
LEDバックランプバルブの取り付け
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今回取り付けるLEDバックランプは、IPF製のT16タイプです。
※LEDバルブ選びについては、「バックランプをLED化する前に知っておくべきこと」参照。
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純正の電球を抜いたソケットに対して、LEDバックランプバルブをさし込み直します。
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なお、極性フリーのLEDバルブであれば向きは関係ありませんが、極性アリのバルブの場合は、さし込む向きがあります。
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バルブメーカーによって違うんですね。
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そうです。IPF製の場合は、極性アリ……なので、バルブに+と-の表記があります。
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しかし純正電球には極性がないから、ソケット側には「+」「-」は書いてありませんよ?
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バルブソケットにつながる配線に注目してみましょう。
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今回は配線が赤と黒。この場合は基本的に赤がプラス側なので、そっち側に+マークが来るようにさし込みます。
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線の色は、赤╱黒とは限りませんよね?
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そうですね。黒と黒白など、そういうのもありますよね。基本的には真っ黒の配線はアースの場合がほとんどです。
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うーん。
でももし、ピンクと水色だったらどっちがプラス? -
そういうケースはあまり無いと思いますが、線色で判断できないようなら「とりあえず、さし込んでみて点灯確認」すれば分かります。
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逆向きにしたら、壊れるわけじゃないんですね。
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それは大丈夫です。この段階でバックギアに入れてみて、光らなかったら逆向きにさし直せばいいだけです。
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テールランプを付ける前に、点灯確認するのがポイントですね。
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そうです。もし点灯しなかったら、逆向きに付け直してみましょう。
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オッケー。
問題なーし! -
では、ソケットを車両側に固定します。
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この場面は、ソケットのツメが合う位置はひとつしかないので、誤挿入の心配はありません。
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付くようにしか付かないんだ。
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奥まで入ったら、右に回転させるとロックされます。
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あとはテールランプを入れて、ネジで固定し直すだけですよ。
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バックランプのLED化は、ポジションバルブのLED化と大差ないレベルの作業です。
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これならDIYでできそうですね〜♪
IPFのLEDバックランプ T16タイプ(303BL)※旧モデル
現在は、後継モデルの800ルーメン版が登場
※詳細は、各バルブタイプのAmazon販売ページを参照。
IPF LEDバックランプ T16 800ルーメン(503BL)
IPF LEDバックランプ T20 800ルーメン(501BL)
バックに入れて点灯確認してみよう
社外品のLEDヘッドライトバルブを選ぶときの重要な注意点についてはDIYラボ〈動画部〉がYouTubeでも解説しています。
DIY Laboアドバイザー:市川哲弘
LEDやHIDバルブでお馴染みのIPF企画開発部に所属し、バルブ博士と言ってもいいほど自動車の電球に詳しい。法規や車検についても明るく、アフターパーツマーケットにとって重要な話を語ってくれる。
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