LED自作レシピ
COBイカリングのドライバーを交換して減光させる方法
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COBはドライバーを交換すれば明るさが変わる
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前回の記事では「CCFLイカリングとCOB(LED)イカリングの違い」について解説しましたが…
●レポーター:イルミちゃん
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今日はCOBイカリングの明るさをわざと落として、CCFL管っぽいホワーンとした減光点灯に近づける方法について解説します。
●アドバイザー:イルミスタ・野本研究員
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要するにCOBイカリングは明るすぎる?
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そうですね。最初に付属しているドライバー(LEDに定電流を流す部品)のままだと、イカリングとしては眩しすぎると思います。好みの問題とはいえ。
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イルミスタでCOBイカリングを付けるときは減光させているんですか?
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やってますね。電流値の小さいドライバーに交換することが多いです。
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なるほど、ドライバーだけ交換するんだ。
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ドライバーを交換して電流を抑えれば、「熱の発生が少なくなる」という別のメリットも生まれます。
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それってヘッドライト加工的に重要ですね。
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そうなんです。熱が多いほどLEDは切れやすく、COBイカリングが切れたら「修理のためにまた殻割りしないといけなくなる」というリスクがあるので。
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なるほど。ではやり方を解説してもらいましょう。
COBイカリングを買ったときの状態
注目!
ココがドライバー
ドライバーの交換方法
ドライバー交換で、COBイカリングを絶妙に減光させます
ドライバーを用意する
単品ドライバーは、いろいろなアンペア数が存在します。パワーLED用に売られているものですが、COBイカリングにも使えます。
今回は250ミリアンペアの「PT-1025」をチョイスしました。付属のドライバーから100〜150ミリアンペアぐらい落とすのがいいと思います。付属ドライバーのアンペア数はイカリングのサイズによっても変わります。
付属ドライバーを切り落とす
まず付属ドライバーにつながっている線を切って、ドライバーを取り除く。
イカリングとドライバーの接続
写真は、付属ドライバーを切り離したイカリング側の線。まずはワイヤーストリッパー等の工具を使って被覆を剥き取る。
芯線を露出させたら、指先でよじってまとめておきましょう。
ドライバー基板の出力側とつなぐ。
ドライバーの出力側(イカリングとつながる側)は極性があるので、プラスとマイナスの表記があるほうが出力側ということになります。今回のCOBイカリングは白=プラス線なので、白をプラスマーク穴に差し込みます。
穴の裏から芯線を通しておき、表側からランドにハンダ付けする。
ハンダ付け後に飛び出ている芯線はカットしておく。
COBのドライバー交換、次のページへ続きます
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