30アルファード後期のリアシーケンシャルウインカー加工ルポ

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30アルファード後期のリアウインカーも、フロントと同様「シーケンシャル仕様」と「普通の流れないウインカー」の2パターンがある。この流れない方を、シーケンシャル化する方法。増設するのは、純正リアウインカーと同じパワーLED。限りなく純正風だ。

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  前ページでは、30アルファード後期のフロントシーケンシャルウインカー加工をレポートしましたが、続いてリアウインカーの話題。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  30アルファード後期は、フロントが流れないウインカーの標準ライトの場合、リアも流れないウインカーとなっています。

  ●アドバイザー：球屋 森田研究員

標準テールの純正状態


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  これを、リアシーケンシャルウインカーに加工しました。



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  なおリアは、純正と同じパワーLEDを使っているんですよ。

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  ほほう。
  フロントとはやり方が違うんだ。

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  そうですね。純正ウインカーがもともと外側テールに採用しているパワーLEDと同じものを、内側テールにも付け足した、という加工内容です。

パワーLEDを増やしたエリア


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  外側テールは純正では3個パワーLEDが使われていますが、同じパワーLEDを内側テールに7個増設しました。

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  つまり、合計10個のパワーLED。

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  それを、10段階で流すように回路を組んでいます。

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  純正を生かした、純正風のシーケンシャルウインカー。

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  そうですね。ツブ感はありますが、そこも含めて純正テイストということです。

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  確かに自然だ。

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  なお、流れないウインカーの純正状態だと、内側テール部分は外側より暗かったのですが……

純正状態のリアウインカー


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  今回の加工を施すことで、外側と内側の明るさが揃うことにもなります。

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  ある意味、純正より純正っぽくなったか。

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  ……つまり、オプションの上位テールランプの流れるウインカーと同じイメージですね。

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  ところで……フロントはパワーLEDを使うのをやめたのに、リアには使ったのはナゼ？

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  リアに関しては、ヒートシンク（放熱器）を設置するスペース的な問題がクリアできる。数もそんなに必要ない。結果、熱対策がフロントほどシビアではないんです。

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  やっぱり、そこは〈熱〉問題なんですね。

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  それと、そもそも純正のパワーLED自体、フロントとリアではモノが違うんですよ。

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  へえ。

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  フロントウインカーのほうが、明るく熱量も大きいパワーLEDなんです。

フロントの流れないウインカー


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  だから純正でも、フロントウインカー裏にはヒートシンク（放熱器）が使われています。

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  リアウインカーは、構造が違う？

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  リアの放熱は、薄いアルミ板を使っているのみ。フロントのように、大げさな放熱機構ではないのです。

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  なるほどね。

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  ただし、球屋で内側テールに純正と同じパワーLEDを仕込むにあたっては、ヒートシンクも仕込んでいます。

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  それはなぜ？
  純正と同じLEDなのに!?

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  純正と同じLEDとはいっても、そこはやはり数を増やしているので、熱対策を慎重にやってやり過ぎということはありません。

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  いろいろな意味で球屋らしい、純正風の加工メニューと言えそうです。