バックカメラ後付け入門ガイド(第10回)
ディーラーオプションナビに、直接後付けできるバックカメラもある
ディーラーオプションナビを使っている人は多いと思うが、そこに直接後付けできるバックカメラ(リアカメラ)を紹介。一般的な社外品のバックカメラの配線は、そのままつなげなかったりするので、知っておくと役に立つ情報だ。
純正ナビと社外バックカメラはそのままでは接続できない
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この連載のはじめに、市販バックカメラの後付けは、社外ナビだけではなく純正ナビでもできるという話を少ししましたが、今日はその補足です。
※「バックカメラ後付け入門ガイド」参照。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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確か、純正ナビの場合は、社外バックカメラの配線をそのままつなげない、という話でしたね。
●レポーター:イルミちゃん
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そうです。一般的な社外品のバックカメラには、RCAケーブルが使われていますが、純正ナビ側にはRCA入力がありません。
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だから一般的な社外バックカメラをつなぐためには、純正ナビ専用のバックカメラアダプターが必要です。
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変換すればつなげる。
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でも、今日紹介するのは、もっとスマートな方法なんですよ。
純正ナビにはRCA入力がない
ディーラーオプションナビに直結できるバックカメラもある
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トヨタ系のディーラーオプションナビに、直接つなげることができる後付けバックカメラというのもあります。
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直接つなげる? 特に変換アダプターみたいなモノがいらないんだ。
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そうです。これは最初からトヨタ・ダイハツ系のディーラーオプションナビ専用設計になっていて、純正ナビ側の4ピンコネクタ形状になっているんです。
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そういうコトか〜!
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でも単にアダプターとカメラのセット品ということではなくて、これはこれで一体構造のメリットがあります。
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と言うと?
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純正ディーラーオプションナビにつなぐことで、バックカメラ用の電源もそこから取れるんです。
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え〜っと、つまり映像を純正ナビに送ると同時に、電源は純正ナビ側から取っている。
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そうなんです。だから後付けバックカメラ用の電源取り出し作業も、ショートカットできるということです。
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ほー。なるほど。つまり1本線でバックカメラとナビをつなげればいいんだ。
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ハイ。
配線作業としては、より単純になります。 -
カメラ本体は、ビートソニックのカメレオンなので、ナンバープレートに目立たず固定できるメリットはそのままですよ。
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ディーラーオプションナビが付いているけど、純正バックカメラが付いていない、という人は覚えておいて損ナシですね。
トヨタ・ダイハツ系ディーラーオプションナビ専用バックカメラ BCAM7TW
通常の後付けバックカメラは、リバースで12Vが流れる線から電源を取り出す必要がある。
取り付け方は、「バックカメラのDIY取り付け方法。車に穴を開けない付け方」参照。
DIY Laboアドバイザー:渡邊悠二
カーエレクトロニクスの雄、ビートソニックにおける技術部のホープであると同時に、同社の「顔」としての活躍も期待される人物。プログラマー出身で、ITにも車にも強いが、いちばん得意なのは料理という説も。●ビートソニック TEL 0561-73-9000
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