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カーボン調エアロパーツにおけるクリア剥がれの原因と対策

カーボン調エアロパーツは「クリア塗装済み」を買うか、未塗装だとしたらクリア塗装をしておくのがオススメなのだが、塗ってもクリア剥がれを起こすケースもある。その原因は…？

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  「カーボン調エアロパーツにクリア塗装が必要なことを、知らない人はまだまだ多い」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  カーボンパーツにクリア塗装しないと劣化しますよ～、という話をしましたが、クリア塗装してもそれが剥がれてくるケースもあります。

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員

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  クリア剥がれは、ボディなどでも起こる現象ですよね～。前に教わったな。



✔「クリア剥がれを放置すると、クリア補修だけでは済まなくなるので注意」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  そうです。例えばこれ（↓）は、ボンネットのカーボン調ダクトのクリアが剥がれてきたケース。


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  ビニールが剥がれるかのごとく、取れそうな状況……！

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  エアーガンを吹き付けると、それだけでパリパリと剥がれていくレベルでした。


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  パリンパリンだぁ。

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  こういう症状のクリア剥がれの原因は、塗装前の足付けがきちんとできていないことが多い。

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  足付けができていないから、塗装が密着していないんですね。

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  そういうことです。プライマー（接着剤）を吹いてから塗装するにしても、足付けはきちんとやったほうがいいですね。

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  こんなクリア剥がれが起こった場合も、キレイに直せるの？　見た目にはヒドイ状況になっていますが……

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  クリア剥がれの段階で、まだ下のカーボンにダメージがいっていない状況ならキレイに治りますよ。カーボン自体の劣化とは違いますので。

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  カーボンまでダメージがいってませんように……。

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  今回のケースでは、まずエアーをかけて剥がれるだけ剥がし切りました。そこから足付けし直します。

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  ここでちょっと疑問というか心配に思うことがあるんですけど……

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  なんでしょう？

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  クリアが剥がれているわけだから、この段階から足付けにいったら、カーボンに傷が付きませんかね？

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  クリア塗装の下のクリアゲルまで完全に剥がれているならその懸念はありますが、今回は下地のカーボンが露出する状況まではいってないので、足付けして表面に傷をつけても……


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  クリア塗装をした段階で、ツルツルピカピカに復元できました。


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  あー、良かった！

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  ただし、荒いペーパーでガシガシ足付けするような方法は取らないほうがいいでしょう。

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  本多研究員はどうやったの？

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  DIYラボ上でよく紹介している、3Mのスコッチブライト・ハンドパットを使いました。

不織布研磨剤



3Mのスコッチブライト・ハンドパッド・7448・極細仕上げ用。

AmazonでもDIY向けに、少量の3M スコッチ・ブライト 7448が売られている。

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  スポンジっぽい素材で優しく足付けするイメージですね。

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  ただ、しっかりとした足付けができませんので、塗装前にプライマー（接着剤）を吹くのが必須になります。

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  カーボン自体が劣化していなければ、一見ボロボロになっていても、クリア塗装でキレイに復元できることが分かりました。

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  その意味ではやはり、カーボン調エアロパーツを付ける最初の段階で、クリア塗装して保護しておくことは大切なのです。

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  クリア剥がれ……で済んだのは、そもそもクリア塗装してあったからだもんね。

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  そういうことです。