DIYをラクにするアイテム
エーモンのアース用端子や、アースポイント増設ターミナルの使いドコロ
エーモンの「アース用端子」と「アースポイント増設ターミナル」を紹介。どちらも最初から端子に配線コードが付いた便利アイテムで、電装DIYの手間をラクにできる。また多数の電装品を車に取り付ける人にもおすすめだ。
4つの電装品のアースをまとめるエーモンのアース用端子
-
「エーモンの電源分岐ハーネスの存在は知っておくと便利」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
-
エーモンの端子の選び方・最新版シリーズの最後に、アース用端子を紹介しておきたいと思います。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
-
アース用端子?
-
はい。電装品のボディアースに使う端子です。
-
……それって、クワ型端子のことでしょ?
-
単品のクワ型端子とは別に、用意しているアイテムもあるんですよ。
-
これは、どういう製品なんでしょうか?
-
クワ型端子に分岐用のターミナルが合体したような製品なんです。
-
クワ型端子をボディアースしておくことで、電装品のアースを4本接続できるようになります。
-
前回の電源の分岐に対して、こっちはアースの分岐になるんだ。
-
そうなんです。ポートは250型 平型端子(オス)を使っています。
-
……ということは、電装品のアース線側には250型 平型端子メスを付ける。
-
そういうことですね。
-
なんでアース線に、わざわざ平型端子を使っているのでしょう? 普通はクワ型なのに。
-
平型端子は、自由に脱着できる端子だからです。アース線を1本ずつ容易に脱着できるようにするための、平型端子ですね。
-
そういうことか~。ナルホド。
8つの電装品のアースをまとめるアースポイント増設ターミナル
-
さきほどのアース用端子(1140)と似た発想の製品で、もうひとつアースポイント増設ターミナル(2833)というのもあります。
-
これもアースポイントを増やすためのアイテムですね。
-
そうです。違いは、クワ型端子でもつなげることと、配線コードを直接アースすることもできます。
-
アース線を直接アース?
-
大きなネジがひとつと、小さなネジが2つ付いていますが……
-
小さいネジのところに、配線の被覆を剥いた状態で差し込んで、ネジ留めする仕組みです。
-
大きいネジのところには6Φのクワ型端子を、4枚まで重ねてアース接続できます。
-
ホホウ。合計で8本のアース線をつなげられるんだ。
-
そういうことです。たくさんの電装品を付けている人は、こういったものでボディアースしておけば、1個単位で脱着するときも便利です。
-
ボディアースの管理がしやすくなるアイテム。
-
最近の車では、昔に比べてボディアースできるアースポイント自体が減っていますので、こういったモノを使ってアースポイントを増設すると便利ですよ。
-
たくさんの電装品を取り付ける人は、覚えておきましょう~!
0.25~0.75スケアの配線を2本ずつ(合計4本)アースできる。
電装品を取り付けたときにアース不良で動かない!というのは超定番。アース不良をなくすための方法論については、DIYラボ〈動画部〉がYouTubeで解説しています。ボディアースの基礎知識のおさらいにも最適な動画です!
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
関連記事