車にスイッチを取り付ける方法(配線図)
車にスイッチを後付けするための、リアルな配線図を見てみよう。実作業に入る前にまず配線図をチェックすると、全体像がわかってやりやすい。そして、見ての通り(↑)配線は意外なほどシンプルだ。電気が苦手でも、スイッチは付けられる!
後付けスイッチを付けるときの配線図
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スイッチを後付けする、なんて聞くとなんだか難しい配線作業が待っていそうな気配ですが……
●レポーター:イルミちゃん
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そんなことはないですよ。特に、照光しないタイプはシンプルです。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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スイッチ自体が照光するかしないかで、配線図が変わるんですね。
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単にオンオフするだけのスイッチなら、「電源と電装品の間」に割り込ませるだけです。
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スイッチから出ている2本線のうち、1本を電源側とつなぎ、1本を電装品(LEDなど)とつなぐだけです。
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つまり電源と電装品の間に、割り込むんだ。
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そうです。上写真はLEDの例ですが、LED以外の電装品だとしても、配線の流れは同じです。
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スイッチは、プラス線の途中に割り込ませるルールですか?
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「自光しないタイプのスイッチ」でオンオフだけの動作なら、マイナス線に割り込ませてもOKですよ。トグルスイッチなども同様ですね。
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電気が遮断されるのは、同じことですもんね。
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ただし、このあと登場する「自光するタイプのスイッチ」はプラス線側に割り込ませる必要があります。だからプラス線に割り込む、と覚えるほうが間違いが起きませんよ。
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なるほど。
スイッチによってはプラス線側でないとダメなのか。
後付けスイッチの配線図
使っているスイッチはコレ!
Amazonでも販売されているエーモン 貼り付けプッシュスイッチ(3223)
オン時照光スイッチを付けるときの配線図
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次はスイッチ自身が光る照光タイプのスイッチの場合ですが、これは配線の数が3本に増えます。
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1本は電源、1本は電装品につなぐとして……もう1本はなに?
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これは、スイッチ自身のボディアースための線なんです。
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「貼り付けプッシュスイッチ(3224)」を上の配線図のようにつなぐと、オン時はスイッチが照光し、オフ時は減光します。
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オフ時は、減光点灯しているんですね〜。
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もしもオフ時は消灯させたいという場合は、スイッチから出ている赤と黄色の使い方を逆にすればそうなります。
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ほほぅ。
赤と黄の配線を逆に使うと、オフ時消灯になるんだ。 -
そうなんです。好みで配線方法を変えてもらえば、と思います。
オン時照光・オフ時減光する配線図
使っているスイッチはコレ!
詳細はAmazonのエーモン 貼り付けプッシュスイッチ(3224)
オン時照光・オフ時消灯する配線図
独立照光スイッチを付けるときの配線図
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最後に独立照光スイッチの配線パターンですが、これは配線が4本に増えます。
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どんどんややこしくなっていくみたいですね。
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そう思うかも知れませんが、仕組みはシンプル。スイッチを照光させるための電源とアースが専用になっているから、合計4本なんです。
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つまりスイッチから出ている青と黒が、スイッチを光らせるための電源線なんだ。
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そうです。これをどこにつなぐかで、スイッチの光り方が決まります。
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例えば、青にイルミ電源を取っておけば……
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スモールオンに連動して、スイッチが照光するわけです。
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あるいは、ACC電源を取れば……
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走行中は常に光りっぱなしになります。
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配線次第で自由に遊べるのが、独立照光スイッチなんですね!
独立照光スイッチの配線図
使っているスイッチはコレ!
詳細はAmazonのエーモン 貼り付けプッシュスイッチ(3225)
スイッチを選ぶときは「容量」にも注意しないと壊れるリスクがある、という話はDIYラボ〈動画部〉がYouTubeでも解説しています。
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