空きスイッチパネルに後付けスイッチを取り付ける
上の写真(↑)に注目。ズラリと並んだスイッチのうち、一つは今回後付けしたもの。純正風でさり気なく、極めてスマート。この自己満足感がたまらない! という、違いがわかるシンプル派に好適。車にスイッチを後付けするなら、オススメの場所は空きスイッチパネル!
愛車に空きスイッチパネルがあるなら生かそう
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前回までの講習で配線方法も分かったので、今日は車にスイッチを付けます!
●レポーター:イルミちゃん
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スイッチの付け方もいろいろですが、オススメとしては「空きスイッチパネル」を活用する方法でしょうか。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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空きスイッチパネルとは?
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車には純正でいろいろなスイッチが付いてますよね。ハンドル横とかに。
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ああ。
ズラっと並んでますよね。 -
でもスイッチの数は、グレードやオプション装備の有無によって異なります。だから全部が塞がっていないことも多いんです。
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こんな風に目隠しのフタが付いた空きスイッチパネルが愛車にあるなら、そこが絶好のスイッチ取り付け場所になります。
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なるほどォ。もともと純正スイッチのスペースだから、自然にインストールできますね。
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そうなんですよ。エーモンのスイッチの中には、空きスイッチパネルスペースに合わせて作られたものも、いろいろあります。
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ただ、空きスイッチパネルと交換するタイプだと、パネルを外したりする作業が必要になります。
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そっか。
純正のパネルを外さないといけないですもんね。 -
そうなんです。それがちょっと……という人は、空きスイッチパネルの上からペタリと貼れる「貼り付けプッシュスイッチ」がオススメです。
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配線が見えないようにするなら、「純正風プッシュスイッチ」か「ロッカスイッチ」ってことですね。
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そうですね。貼り付けプッシュスイッチほど手軽ではないですが、純正のパネルと入れ替えるだけなので別に難しくはないですよ。
これが空きスイッチパネル!
ロッカスイッチ
シーソー式になっていて、どちらに倒すかでオンオフを切り替えるスイッチ。空きスイッチパネルとの純正交換型になっている。
純正風プッシュスイッチ
押してオンオフするプッシュタイプのスイッチで、なおかつ空きスイッチパネル交換型になっているのが、「純正風プッシュスイッチ」だ。
貼り付けプッシュスイッチ
最もカンタンに取り付けできるスイッチ。それでいて純正スイッチパネルに馴染むデザインになっているが、配線は隠せない。
空きスイッチパネルとの交換方法
スイッチ周りのパネルを外す
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まずは内張りはがしなどを使って、スイッチ周りのパネル全体を外します。
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初心者の人は、「内張りはがしの使い方」などを参考にしてくださいね。
パネルを浮かす
空きスイッチパネルを外す
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純正の空きスイッチパネルはツメでロックがかかっていますので、ロックが外れる方向にツメを広げます。
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ロックが外れた状態で、奥へ押し込むと外れるパターンの例です。
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カンタンに取れた〜。
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車種によってはツメのロックを解除しつつ、手前方向に押し出すものもあります。
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いずれのパターンにしても、ツメのロックを外せばすぐに取れます。
裏から手前に押し出す
ツメを上下に縮めると解除になるタイプ
空いたスペースにスイッチを押し込む
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純正のパネルと入れ替えで、ロッカスイッチなどを押し込んでパチンと固定します。
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スイッチの配線方法は、「車にスイッチを取り付ける方法╱配線図」が参考になります。
まるで最初から付いていたかのような雰囲気で取り付け完了!
スイッチを選ぶときは「容量」にも注意しないと壊れるリスクがある、という話はDIYラボ〈動画部〉がYouTubeでも解説しています。
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
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