通好みの電装カスタム

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間欠ワイパーの時間調整コントローラー取り付け方法

間欠ワイパーではあるが、時間調整まではできない車に「時間調整」機能をプラスする〈ワイパー間欠時間コントローラー〉を取り付ける方法。ボリュームを空きスイッチパネルに付ければ、純正然とした見た目に仕上げられる。

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  「ワイパー間欠時間コントローラーと、間欠ワイパーキットの違いは？」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここからは、具体的な取り付け方法を解説していきます。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  朗報としては、バラす箇所が少ないので、意外とDIYでやりやすいです。

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  ちなみに「間欠ワイパーキット」も「ワイパー間欠時間コントローラー」も、取り付け方法そのものはほぼ同じなんですが……

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  フムフム。

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  ここではまず、ワイパー間欠時間コントローラーの取り付け方法を紹介します。

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  つまり、間欠ワイパーは付いているけれど、時間調整まではできないケースの話ですね。

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  そうです。
  ここではダイハツのミライースがモデル車です。


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  ミライースに限らず、ダイハツ車の間欠ワイパーは時間調整まではできません。

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  そこで、まず用意するアイテムはコレ（↓）



コムエンタープライズのワイパー間欠時間コントローラー

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  まずは、ハンドル下のコラムカバーを外します。

底面のネジを外す


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  ハンドルを90度回転させると見えるネジがあるので、それも外します。


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  ネジは反対側にもあるので、逆方向にもハンドルを回してみましょう。

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  合計3本のネジが取れたら、コラムカバーを手で引き下げます。



パカ！

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  コラムカバーが外れたら、ワイパーの根元につながっているカプラーを探します。

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  ここは助手席の方向から覗き込むと、見えます。


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  配線作業するために、このカプラーをいったん抜きます。


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  ここでの配線作業は、ワイパーのINT線をカットして、ユニットの配線を割り込ませることです。

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  INT線？

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  間欠のときに、電気が流れる（アースとつながる）線があるんです。

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  どうやってその線を見つけるんですか？ 何本か通ってますけど……。

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  これは自分で調べようがないわけではありませんが、基本的にはコムエンタープライズで公開している配線情報を元に作業したほうが早いです。

✔ 適合している車種に関しては、説明書にも配線情報が載っているので、それで分かる。

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  そして、ワイパーのINT線が分かったら、カットします。


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  カットしたら、双方の配線に接続コネクターを付けます。



✔ 配線の接続ができる端子なら何でもよいが、カンタンなのは接続コネクター。

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※使い方は、「ギボシ端子の立場を脅かす!? 接続コネクター」参照。

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  そして、コネクター側に対してユニットの「黄色」、車両側に対して「緑」をつなぎます。

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  電源としては、常時電源ではなくIG電源を取ります。

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  IG電源なら、普通に検電テスターでも探せますね〜。



✔ イグニッションオンで電気が流れる線を見つける。

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※IG電源ってなに？ という人は、「IG電源（イグニッション電源）とは？」参照。

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  IG電源線を見つけたら、ユニットの「赤」をつなぎます。


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  あとはアースの接続ですね〜。

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  アースは、トヨタ・ダイハツ車系は基本的に白黒線がアースなので、すぐに見つかります。


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  今回はライトスイッチ裏の白黒が一番近かったので、そこからアースを取りました。



✔ 一連の作業で登場する、エレクトロタップを使った配線への接続方法は「エレクトロタップの正しい使い方」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

配線としては、あとは車速信号線を取るだけですね



✔ 車速信号を取るのは、停車時の間欠時間を走行時より遅くする「車速連動機能」を実現するため（※この機能が有効だと、停車時のインターバル時間が、設定時間の2倍になる）

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※この機能が不要な人は、車速信号線を取らなくてもよいが、その場合はディップスイッチの設定で「車速連動機能」を「無効」にしておく。

※「有効」のままで車速信号線をつながなかった場合には、常に「停車状態」という検知になるので、走行中のインターバル時間が（設定時間の）2倍になる。

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  車速信号は一般的にはナビ裏から取ります。

ナビを外す



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  トヨタ・ダイハツ系のディーラーオプションナビならば、5ピンカプラーに車速信号が通っているのが定番です。



✔ 5ピンコネクターに、車速信号、パーキングブレーキ、リバース信号が通っているパターンが多い。

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  今回のミライースでも、5ピンカプラーの3本線のうち、ムラサキが車速信号だったので、そこにユニットの「灰色」をつなぎます。


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  これで車両側への配線はすべて終わりです。あとはボリュームの取り付けです。

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  ボリュームってどこに付けるんでしょうか？

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  一番オススメなのは、空きスイッチパネルですね。

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  なるほど。
  操作もしやすいし、見た目もスマート。

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  ここで空きスイッチパネルに、ドリルで穴を開けます。

ウィィィィン


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  そしてリーマーで、穴をもんで広げます。

グリグリグリグリ…


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  裏側の補強の「柱」は、ジャマなのでニッパーなどで切り落とします。

パチンパチン


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  ボリュームを表から差し込み、裏から付属のナットとワッシャーで固定します。


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  この取り付け方法なら、見た目もスマートに仕上がりますよ〜♪



✔ 今回取り付けるのは「ボリューム」だが、空きスイッチパネルを外して加工したことがない人は、「プッシュスイッチの取り付け方法（パネル埋め込み編）」なども参考になるはず。