貼りモノDIY
ルーフブラック(ラッピング)のDIY施工方法
DIYでルーフブラックにする実況ルポ・第4回目。今回はルーフラッピング用のカーボンシートを、ルーフサイズに合わせて切り出す工程。大きい作業台がない場合の大型カーボンシートの取り扱いは、ひと工夫がいる。
カーボンシート(フィルム)の切り出し作業(空中戦ver.)
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「ルーフラッピングをDIYで施工する方法。アンテナはどうかわす?」の続き。
●DIYラボ レポーター:イルミちゃん
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前回、アンテナをかわすための型紙を用意できたので、今日はいよいよカーボンシート(フィルム)をカットしていきます。
●アドバイザー:DIYライフ 藤本研究員
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ひき続き、ハセ・プロの伊藤さんにも特別講師として参戦してもらっています。
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しかし、シートがこんなに大きいと、広げるのも広い場所がないと無理ですよね?
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本当は大きい作業台などにフィルムを置いて、カッターでしゅーっと落とすのが一番いいのですが……
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ウチのガレージに、そんな場所はないなぁ。
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まあ、DIYでやる人だって、そうそう大きい作業台はないでしょうね。
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という場合には、車の屋根にカーボンシートをのっけて、マスキングテープなどをガイドとして貼り、ハサミで切っていくしかなさそうですね。
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真ん中にカーボンシートを乗せて、しっかりセンター出しをしておきましょう。
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シートのたるみでビミョウにズレた状態で切って、「あ〜、最後のココが届かない!」なんてことになったら大惨事ですので。
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うーん。
やりそう。 -
……。
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シートを買う前の測定方法のときにも言いましたが、貼るときの持ち手になる分を考えて、片側(一辺あたり)30ミリ程度は余白があると作業しやすいです。
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それではまず左右幅の調整。車のルーフの幅+60センチの余白を足した長さを計算し、余る分をカットします。
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ここで使っているのは、エーモンの目盛り付きマスキングテープ。こういう場面で便利です♪
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幅はOK。
次は前後の調整へ。 -
前後の長さ+60ミリのマージンを加えてカットしているのは同じ。
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ここでカットする寸法を間違えると、高価なカーボンシートがパーになりますので慎重にいきましょう。
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手が届かないなら、無理な姿勢で切るより、反対側に回って切ればいいのでは?
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……完成を急ぐタイプなんで。
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……アハハ。
今回使うカーボンフィルムは、1270mm×1800mmと大きい。そのままでは、さすがに余白が大きすぎて貼りにくいので、事前に余分を切り落としておきましょう
特別講師:ハセ・プロ 伊藤さん
バサーっと載せる
チョキチョキチョキ
ルーフのアンテナベースの穴をくりぬく
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ここまでで、屋根サイズ+上下左右に3センチ程度のマージンを持たせて、カットできました。
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今回は、アンテナベース(土台)はくりぬいてかわすので、この穴も先に開けておかないといけません。
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まずは、カーボンシート後端の左右センターをマーキングして……
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次に屋根の後端からアンテナベースまでの距離を測っておき、それに持ち手のマージン(2〜3センチ分)を足した位置に合わせて型紙をセットします。
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そして型紙に沿って、カッターでカーボンシートをくり抜きます。
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これでアンテナベースをかわせました。
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屋根のサイズ+持ち手を含めたカーボンシートが用意できたことになりますね〜。
型紙の作り方は「ルーフラッピングをDIYで施工する方法。アンテナはどうかわす?」参照。
DIY Laboアドバイザー:藤本壮啓
某カー用品メーカーに長年勤務し、車業界にDIYを広めた伝説の広報マン。現在は独立して、DIY用品を扱うセレクトショップ「DIYライフ」を設立。単なる製品の宣伝トークではない、DIYユーザー側に立ったアドバイスが持ち味。通称「フジモン」。
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