貼りモノDIY
DIYでルーフブラックに挑戦する前の心得
DIYでルーフブラックにする実況ルポ・第2回目。巨大なカーボンシート(フィルム)を高い位置(ルーフ)に貼るだけに、難易度は高め。とはいえ失敗したくないので、まずはDIYで挑戦する前の心得から押さえておこう。
ルーフブラックDIYで失敗しないための最大のコツ
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DIYルーフブラックシリーズ、第2弾です。
※第1弾は、「ルーフブラックやるならカーボンシートの業務用サイズが狙い目」参照。
DIYラボ レポーター:イルミちゃん
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今日はまず、DIYでルーフブラックに挑戦するにあたっての心得からお話しておきましょう。
アドバイザー:DIYライフ 藤本研究員
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心得……!
なんか重たい感じですね。 -
まず、一番重要なことは……
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はい。
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ひとりではやらない。
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は?
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今回は、臨時講師として、この方(↓)をお招きしました〜。
臨時講師
ハセ・プロ
伊藤良光さん
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……アドバイザーにアドバイザーを付けるわけですね。なんだこの展開。
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……いや、でも、ルーフブラックやるなら、ホンマに1人はしんどいで?
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そうですね。実際のところ、最初のカーボンシートを天井に置く段階までは2人いたほうがいいですね。
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そうそう。
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ふぅーん。
(¬_¬) -
「全工程に2人必要」とまでは言いませんが、カーボンシートウラ面のリケイ紙を剥がして、スプレーで水をかけながら、屋根に持っていくところ……(↓)
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このシーンは、「ボッチではちょっと厳しいよー、友達呼んでね」っていう面はあります。
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位置決めするところまでは、2人でやりましょう、ということですな。
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……なるほど。
決してズルではないと。 -
ちなみに私も、ボンネットならひとりでカーボンシートを貼ったことあるけど、そのときはボンネットを外しましたからね。地面にボンネットを置いて、そ〜っと載せて。
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天井の場合は、外せませんね。
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作業位置も高いので、ボンネット以上にやりにくい。
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ハセ・プロで施工を担当した場合は、4時間程度の作業時間を見ております。ボンネットで2〜3時間といったところです。
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へぇ〜。
それだけ大技ってことですねぇ。
カーボンシートを買う前に愛車のルーフのサイズを測定
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まず、カーボンシートを買う前に、屋根の長さを計測しておきましょう。
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このサイズを測る場面での注意点なんですが、実際のルーフの幅+持ち手になる部分が必要です。
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作業時に手で持つためですね〜。
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一般的に言って、これが片側で30ミリ分あると作業がしやすいです。
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ということは、両側で60ミリですね。
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そうですね。車のルーフの幅+60ミリ見ておくと、いいと思います。
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コレは、ルームの前後の長さについても、同じ。
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まあ、仮に藤本研究員の手がギャルのように小さければ、べつに+10ミリでもいいでしょうけども。
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いや、グローブ並に手が大きいんですが?
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となると持ち手は多めにあったほうがいいでしょうね。
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伊藤さん、知っててわざと言ってますよねぇ?
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アドバイザーが2人になっても、若干キャラがカブってるのが気になりますが、続けます。
つまり前後幅に、6センチ足して……
理想はボディの鉄粉を取ってから、カーボンシートを貼る
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ところで今回貼るのは、ハセ・プロ製カーボンシートの、「アートシート・ネオ」という素材です。生地の上にカーボンを印刷してあるタイプ。
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別の種類で、もうひとつあるのがアートシート。こちらはエンボス加工でカーボン調の押しが施してある。純正採用されているタイプです。
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ハセ・プロ製カーボンシートには大きく2種類あるんですね。
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ハイ。で、今回貼るアートシート・ネオは光沢があるので、下地に凹凸があるとそのまま見えてしまいやすい。
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だから、なるべくなら、ボディの鉄粉とかも「鉄粉取り用の粘土」などで除去しておくのが理想です。
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なるほどォ。
ではまず洗車して、粘土かけしなくては! -
粘土かぁ……。
粘土までは、用意してないなァ。 -
……。
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……ま、まあでも、そこまでこだわらなくても、洗車してあれば基本的には問題ありませんので。
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それ、本当ですかッ!?
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よっしゃ!
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開始序盤、早くも妥協から入ったもようです。
DIY用品のセレクトショップ、DIYライフで販売開始した「ハセ・プロ製マジカルアートシートNEOのビッグサイズ」
DIY Laboアドバイザー:藤本壮啓
某カー用品メーカーに長年勤務し、車業界にDIYを広めた伝説の広報マン。現在は独立して、DIY用品を扱うセレクトショップ「DIYライフ」を設立。単なる製品の宣伝トークではない、DIYユーザー側に立ったアドバイスが持ち味。通称「フジモン」。
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