自分の車は自分で（DIYで）守る！（第5回）

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カーセキュリティ用サイレンやセンサーの取り付け方法

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あとはサイレンやセンサー類を付ければ、いよいよDIYでのカーセキュリティ装備が完成する。泥棒の裏をかかなくてはならないので、具体的に付ける場所はボカしての解説になるが、どこに取り付ければいいのか、考えるためのヒントがわかる。

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  この記事は、「カーセキュリティ取り付けに必須・ドアカーテシ線をBCM付近で探す」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回までで、車両から取り出す電源・信号線の説明は終わりました。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  あとは、なんの作業が残っていますか？

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  サイレンやセンサー類の取り付けが残っていますね。


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  なお「サイレンはこの位置に付けましょう」とまで言ってしまうと、これはかえってセキュリティ的に問題がありますので……

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  確かに。「どの位置に付けましょう」とは、DIYラボではあえて言いません。

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  ……ただ、こういう条件下の場所に付けてください（でないと正しく動作しません）という点についてはアドバイスできます。

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  そういう意味では、サイレンはどういう場所に付ければいいのでしょう？

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  まずは当然の話として、サイレンは車内ではなく「車外」に付ける、ということです。

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  もしも車内だと、何が問題ですか？

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  鳴ったときに、音が聞こえません。

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  ……それではセキュリティになりませんね。え〜っと、車外で取り付ける場所というと……

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  現実的には、エンジンルーム内のどこかに設置するしかないですよね。なお、セダン系のトランクは「車内」ですのでNGです。

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  なるほど、なるほど。付け方は、アンサーバックサイレンと同じということですね。

アンサーバックサイレン取り付け例



「キーレス連動で音を出す！ サイレンの後付け方法」参照。

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  上はアンサーバックの例ですが、セキュリティ用で付けるならば、「目につきにくい場所」が条件に加わります。

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  条件だけを並べると「目につきにくい」「水がかからない」「熱の影響を受けにくい」場所ですね。まあ、全ての条件を完全に満たす場所は、なかなかないので難しいですが。

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  あとは皆さんで、愛車のどこに条件を満たす場所があるか探してみましょう。

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  それとサイレンは、しっかりネジ留め固定しましょう。

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  サイレンを取り付けたら、サイレンから出ている2本線のうち、マイナス線はそのまま車体金属部のネジにボディアースします。



「キーレス連動で音を出す！ サイレンの後付け方法」参照。

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  もう1本のプラス線だけを、室内側に引き込みます。

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  どうやって車内側に引き込むかというと……

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  純正配線の通り道になっているところにグロメット（ゴムキャップ）があります。それをエンジンルーム内で探しましょう。


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  車種によっては奥のほうにあるのでなかなか見つかりませんが、なんとか見つけます。

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  このグロメットに、針金または尖らせた配線ガイドなどを使って、穴を開けます。



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  これも車種によりますが……グロメット自体が固いとか、最近の車だとグロメットが2重になっていることもあるので、先が尖った道具を使わないと、穴を開けることは難しいと思われます。

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  こうしてサイレンのプラス線が車内に引き込めたら、マーベラス200の本体ユニットの線とつなぎます。


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  本体ユニットは室内のどこかに置くことになりますが、「どこに付ける」というルールは存在しませんので……

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  配線取り回し等の都合も含めて、好きなところに隠しましょう。

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  衝撃を検知するショックセンサーを取り付けるときは、「振動が伝わるような場所に付ける」のがポイントです。



DIY取り付け可能なセキュリティ・マーベラスシリーズのオプションパーツのショックセンサー。※セットモデルも選べる。

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  振動が伝わりにくい鉄板にベタっと固定してしまうと、車を叩かれても反応しない可能性がありますので。

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  ところで振動が伝わるような場所って、どんな場所？

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  例えば純正配線のハーネスなどに、くくり付けるように固定すれば、振動は伝わりやすいです。


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  「どこに」とは言いませんが、こういう「遊び」のある付け方をするのがコツなんですね〜。

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  なお、ショックセンサーから出ている線は4本ありますが、それぞれ同じ色同士でユニット側の配線とつなぐだけなのでカンタンです。


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  ここではギボシ端子よりカンタンな、接続コネクターで配線をつなぎました。

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  次は、人間の接近を検知するフィールドセンサー。



マーベラスシリーズ・オプションパーツのフィールドセンサー。※フルセットを選ぶと標準で付いてくる。

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  ここまで付ける人は少数派という話でしたが、もし付けるとすればどう付けるのか。

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  これも室内のどこかに設置しますが、両側のウインドウからの「のぞき込みに警告する」用途を考えると、車の中心付近に付けることになります。


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  泥棒を撃退！
  (￣ー+￣)

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  なお、大型ミニバンクラスになってくると、1個で車体後部（バックドア付近）まで含めての接近検知というのは、難しいと思います。2個付けるなら別ですが。

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  それもそうか。

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  感度を上げることはできますが、上げすぎると車の横を通り過ぎた人にも反応してしまう。

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  そのへんが、フィールドセンサーの難しいところですね。

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  ですので基本的には、運転席＆助手席を覗き込まれた警告を出せるよう、前寄りの中央付近に設置しておいて、あとは感度調整するのがいいと思います。

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  なるほどね。

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  あとは、設定スイッチやLEDスキャナーの取り付け作業ぐらいですね。

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  LEDスキャナーは目に見える場所に付けないと意味がないので、ダッシュボード上などに付けます。


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  配線は、ユニット本体のポートにそのまま差し込むだけなんですよね。

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  設定スイッチもつなぐだけ、という点は同じです。しかし設定スイッチは強制解除にも使うものなので、見える場所に付けてはいけません。

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  位置を知っている自分しか触れない場所に……、ということですね。

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  カーセキュリティ「マーベラス200」の取り付け方法としては以上です。

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  というわけで、ボカしながら要点を解説してきました。

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  DIYで取り付ける場合は、どこまで隠して付けるかという点については、限界があるとは思いますが……

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  しかし一番重要なのは、「付いていない状態」ではなく「セキュリティが付いている！」ということです。

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  そうですね。そういう意味では、カーセキュリティ取り付けの予算がなくてあきらめる位なら、がんばってDIYで取り付けてほしいです。

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  自分の車は自分で守る。これです。