自分の車は自分で(DIYで)守る!
カーセキュリティDIY取り付け完全ガイド(第1回)
日本も治安は悪化傾向。車にセキュリティを付けたいが、本格的にやると費用はかなり高額だ。しかしお金があってもなくても、車が心配なのはみな同じ。予算がないと諦めず、DIYでカーセキュリティを取り付けて、自分の車は自分で守ろう!
プロショップのセキュリティ取り付けでは敷居が高い……という人はDIYで!
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カーセキュリティは、専門プロショップや、カーオーディオショップで取り付けしてもらうイメージがありますが……
●レポーター:イルミちゃん
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そうですね。
●アドバイザー:CEP 服部研究員
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そもそもDIYでセキュリティ取り付けなんて、できるのでしょうか?
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できます。というか、コムエンタープライズのセキュリティの特長のひとつが「DIYでも取り付けできる」ということですので。
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ほほう。
そういうセキュリティもあるんですね! -
もちろん、プロショップで取り付けしてもらえば、配線周りもキレイでしょうし、防犯性という意味でも高いと思いますが。
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取り付け方で、防犯性が変わる?
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それはそうですよね。例えばアンサーバック目的で、サイレンを取り付ける方法なら、以前に紹介しましたが……
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サイレンを固定する、という意味だけでいうなら、取り付けは難しくない。
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DIYでもできますね。
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しかしセキュリティとして付けるなら、ボンネットをぱっと開けても見えないような場所に、隠して付けたりするのが大切になってきます。
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あ〜。
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セキュリティのプロショップは当然ながら、そういうノウハウに長けています。
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なるほど。……だけど、プロショップのセキュリティ取り付けは、費用が高いですよね〜。何十万円もかけたりする例が珍しくないし。
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ですね。「そこまで本格的なのは求めていないけれど、セキュリティは付けたい」というニーズも世の中には多いものです。
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そうなんです! お金はたくさんかけられないけど、セキュリティ、付けたいです。
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予算はあまりなくても、誰だって車は心配ですもんね。だからコムエンタープライズのセキュリティは、DIYで取り付けている人が多いんですよ。
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それはいい話を聞いたぞー。
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DIYで取り付けするメリットとして、達成感も大きいですよね。
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確かに。セキュリティを自分で付けた〜!っていうのは、スゴイ達成感ありそう。
コムエンタープライズ(CEP)のマーベラスシリーズ。売れ筋のマーベラス200
✔ ひとくちメモ
警報が鳴るのは覚悟で、車内に侵入しボンネットを開ける→ 別の人員が、すかさずボンネットを開けてサイレンの線を切断する…… こういう窃盗団の手口に対抗するため、基本的にサイレンは隠して付ける。
DIY取り付けのセキュリティでどこまで車を守れるか?
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とはいえ、DIYで取り付けるセキュリティで、どこまで車を守れるのか? という点が気になりますね。
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まず、セキュリティの機能をカンタンに言えば、キーをロックしている間に異常があった場合、サイレンを鳴らすということです。
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異常とは?
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一番はまず「ドアが開けられた」という状況ですよね。
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ムム。
明らかに異常ですね。 -
この「ドア開放を検知した段階でサイレンを鳴らす」、というのが一番標準的な機能です。だからこの「ドア開閉検知」は、コムエンタープライズのどのセキュリティを選んでも付いています。
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バールなどの工具で、窓ガラスを割ってドアを開けられるケースもあれば、鍵穴のピッキングで開けられるケースもあります。いずれにしても、ドアを開けられたらサイレンが鳴ります。
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バックドアを開けられた場合は?
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そのときも鳴ります。そういうのは、セキュリティ取り付け時に、どこまで線をつなぐかで決まる問題です。
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そういうことか。
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手間を惜しまずに全てのドアカーテシ線につないでおけば、鳴ります。
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ドアカーテシ線って、もしかしてLEDをドア連動にするときに使う線?
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そうです。
まったく同じですね。 -
なんか、DIYでできそうな気がしてきました!
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それはなにより。ドアカーテシ線につなぐ配線は、本体のユニットから5本出ていますから、ドア5枚分までつなげます。
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なるほど〜。
標準機能として、全ドアを守れるんですね〜。 -
セキュリティというと誤作動を心配する人が多いんですが、「ドアを開けられた」ということは、その時点で明らかに犯罪の被害を受けていますから。
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ためらうことなく、サイレンを鳴らしていい場面ですね。
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ハイ。
だから、標準機能になっています。 -
なるほど、なるほど。
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ただ、この標準機能だけだと、窓ガラスが割られたから鳴っているのではなく、ドアを開けられたからサイレンが鳴っているわけですよ。
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……ということは窓ガラスを割って、助手席のハンドバックを盗むだけなら盗めてしまう!
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そうなってしまいますね。そこで登場するのが、センサーです。コレが防衛力を補完します。
キーをロックすると同時に作動を開始
そのためにサイレンを付ける
✔ ひとくちメモ
ドアカーテシ線とはドア開閉を検知する線。ルームランプの点灯制御などにも用いている。
やり方は「ドア連動線の取り方」で解説している。
DIY Laboアドバイザー:服部有亨
キーレス、オートライトをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。配線図大好き。●コムエンタープライズ TEL 079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
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