自分の車は自分で(DIYで)守る(第6回)
ダミーセキュリティもアクリルLEDで、もっとオシャレに美しく
カーセキュリティはDIYで取り付ければ、かなり低予算でいける。しかし「どうしても近所迷惑が心配」ならば、ダミーセキュリティという手もある。ここではアクリルを使った、LEDスキャナーを紹介。セキュリティ効果のあるドレスアップともいえる。
ダミーセキィリティをもっとオシャレに美しく♪
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セキュリティ連載の続きです。
※連載のもくじは、「カーセキュリティDIY取り付けガイド」
●レポーター:イルミちゃん
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前回は、カーセキュリティの取り付け方法をガイドしましたが、ここでは「セキュリティは敷居が高い」という人向けにいきます。
●アドバイザー:CEP 服部研究員
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と言いますと?
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いわゆるダミーセキュリティの取り付けですね。
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あー、LEDの点滅とかでセキュリティ装着をアピールする方法ですね。
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そうですね。ただ、単なるLEDの点滅だけでは面白みに欠けるので……
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まあ、ダミーといってもセキュリティですから、面白みなんてなくて当然というか。
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……そうなんですけど、そんな中でもドレスアップ性を高めようとしたモデルもありますよ?
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え!
これダミーセキュリティ? -
いわゆるアクリルLED技を応用した、ダミーセキュリティですね。
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へー。
こんなところでアクリルが出てくるとは。 -
RGBフルカラーLEDとアクリルプレートを組み合わせて、アクリル裏面に貼ったカッティングの文字を浮かび上がらせているんです。
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RGBということは、色も変わる?
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点滅するたびに色を変えていったりとか、なめらかなグラデーションと共に色を変化させていく「ランダムグラデーション」モードなどもあります。
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美しいダミーセキュリティ♪ 泥棒まで「キレイ〜」って寄ってきそうな気も若干しますが。
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グラデーションはドレスアップ用ですね。しかも、そういうモードは例の待機電流が多くなりますので……
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普段のセキュリティ用途では、あくまでも「点滅」や「ストロボ」をオススメしています。
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つまり、いろいろ点灯モードがあるんですね?
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クリアスターには、以下のようなパターンがあります。
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ダミーセキュリティなのにずいぶん凝ってるな。さすがコムエンタープライズ作品。
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「ホタル」や「常時点灯」であっても、明るさを20%まで抑えたモードもあり、それなら通常運用も現実的な待機電流におさまります。
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なるほど。コレはモードによって待機電流が変わるタイプのLEDスキャナーなんだ。
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ちなみにRGBフルカラーLEDの場合、点灯色としては「白」が一番電気を使いますので、待機電流が一番多くなるのは「白の常時点灯モード」ということになります。
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まあ、この製品を付けておいて、白で常時点灯させる人っていないと思いますけど。
コムエンタープライズのクリアスター
✔ 今回はダミーセキュリティとして単体で取り付けるが、コムエンタープライズのセキュリティ(マーベラス)とも連動可能なので、ダミーではないLEDスキャナーとしても使える。
CEPのフルカラーアクリルLEDスキャナー「クリアスター」の多彩な点灯パターン例。
✔ 待機電流問題については、「ダミーセキュリティでバッテリー上がりの心配はないのか?」参照。
✔ 遅い点滅
✔ 速い点滅
✔ ストロボ
✔ 常時点灯(20%)
✔ 常時点灯(100%)
✔ ホタル(20%)
✔ ホタル(100%)
※ホタルは、同じ色でじわ〜っと明滅させるモード。
✔ ランダムグラデーション(20%)
✔ ランダムグラデーション(100%)
※ランダムグラデーションはじわ〜っと色が変化していくモード。
✔ RGBフラッシュ
※RGBフラッシュは色を変化させながらの高速点滅モード。
DIYで作ったオリジナルロゴをダミーセキュリティとして光らせる手も
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クリアスターは、RGBフルカラーLEDと、本体ユニット、アクリルプレートがセットになっていますが……
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このアクリルプレートにはいろいろなデザインが用意してあって選べます。
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フロントマスクやランプのデザインも、よく見ると凝っている!
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この他に、無地のアクリルプレートも用意してあるので、DIYで作ったカッティングシートを貼る、という方法もあります。
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その場合、自分の好きなロゴデザインでいけるんだ。
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ただし、サイズがかなり小さいので、貼るのはけっこう難易度が高めです。例えば、私がやると失敗する自信があります。
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なるほど。
器用な人向き、ということで。 -
それと自分でカッティングを作る場合は、アクリル板のウラ面にカッティングを貼るので、反転させたロゴ文字が必要です。
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アクリル板のオモテ面にカッティングを貼ってしまうと、キレイに光りませんのでここは注意です。
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それにしても、オリジナルのロゴでダミーセキュリティが作れるっていうのは面白い。
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ちなみにアクリル板は5ミリ厚で、70×35ミリサイズ。一般的なアクリル板を、このサイズで切り出してもらって使うことも可能です。
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同じ5ミリ厚で、もっと大きいアクリル板に差し替えてもいいの?
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できますけど、キレイに光らせるためにこのサイズにしているので、キレイに光らなくなる可能性がありますね。
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なるほどね。DIYで遊べるLEDスキャナー! いいですね〜。
フルカラーアクリルスキャナー「クリアスター」
詳しくはコムエンタープライズHPの「クリアスターのアクリルプレート一覧」参照。
DIY Laboアドバイザー:服部有亨
キーレス、オートライトをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。配線図大好き。●コムエンタープライズ TEL 079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
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