流れるウインカー自作特集╱連載【第3回】
流れるウインカーの作り方【前編】
流れるウインカーの自作方法、次は抵抗を付けましょう
抵抗を付ける
抵抗の準備
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LEDを4個直列でつなげたら、「抵抗を1本」付けます。
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LED4個に対して、抵抗は1個でいいんですね。
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そうですね。もし5個直列で組んでいるなら5個に1個、ということです。
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今回使うのは「1/4W 430オーム」の抵抗。その理由は「流れるウインカー自作の抵抗値はこう決める!」で説明した通りです。
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抵抗を付けるときは、足をクランク状に曲げておくとよいですよ。ラジオペンチを使うとカンタンにできます。
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曲げ終わったら、上写真のように片側だけ足を短くカットしておきます。
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なんでこんなヘンな形にするんですか?
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この状態で基板にハンダ付けすれば、抵抗が浮かせられます。抵抗はすごく発熱するパーツなので、放熱性を高めるためですね。
今回は1/4W 430オームの抵抗を用意
クイっと曲げる
足を2回曲げることでクランク形状にする。
クランク形状ができたらその先は切る
抵抗をハンダ付けする
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今回は抵抗を「1本目のLEDのプラス」の足に対してつなぎますが、LED側の足は不要。先にカットしておきます。
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抵抗に極性はないので、向きはどっちでもOKですね〜。
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足をハンダ付けするときは、基板側に先にハンダを盛っておきます。「LEDのプラスの隣のランド(穴)」までハンダを盛っておきましょう。
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隣合うランドとその間にも盛って、ハンダでつなぎました。「点」ではなく「線状」になりましたね。
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そして抵抗の足を当てながら、基板状のハンダを溶かして足を埋め込みます。
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カットして短くしたほうの抵抗の足を、つなげにいったのが次の写真です。ハンダが溶けるとくっつきます。
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これで1ユニット(1直列回路)ができましたね〜。
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あとはこの繰り返しで、LEDの数を増やしていくだけ。今回は片側10列、左右で20列ぶん繰り返しました。
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今回は説明用の基板なので、1枚の基板で左右ぶんのウインカーを作っております。
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ここまでの作り方はルームランプなどと大差ないですが、「流れるウインカー自作」はここからが大きく違います。
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この続きは「流れるウインカーの作り方 後編」で公開しています。
直列の先頭LEDの足を切る
これで1ユニットの直列回路が完成
するとこうなる!
DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)