ガレージ関連アイテム
タイヤ止めとは違う。乗り越えできる、低いパーキングターゲットを付ける意味
タイヤ止めはどれがいいかと探している人も、もしかすると乗り越えが可能な「低いパーキングターゲット」の方が向いているかもしれない。まずはタイヤ止め(パーキングストッパー・パーキングブロック)と、パーキングターゲットの違いから解説する。
背の低いエーモン製パーキングターゲットを設置する意味
-
「ガレージの壁・柱からドアをガードするプロテクターがある」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
-
今回は、地面に取り付けるタイプのガレージ用品を紹介しましょう。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
-
地面に設置するガレージ用品といえば……
-
まずはパーキングターゲット。
-
これはつまりタイヤ止め、なのかな?
-
いわゆる普通のタイヤ止め(パーキングストッパー、パーキングブロック等)とは、ちょっと違うんですよ。
-
え?
どう違うのでしょうか? -
タイヤ止めは、普通は乗り越えできないようにするのが目的ですが、エーモンの新しいパーキングターゲットは「乗り越えが可能」な点がポイントなのです。
-
乗り越えて、後ろの壁にドカンっていったら、意味なくないか?
-
そういう駐車場なら普通のタイヤ止めでいいでしょうけど、ガレージによっては縦に2台停めたりするケースもありますよね。
-
む。
-
その場合パーキングターゲットなら、奥に停める車は乗り越えていけます。
-
あ~、そういう用途を想定しているんだ。
-
駐車位置の目安として設置はするけれど、乗り越えてもいける、ということで「ストッパー」ではなく「ターゲット」なのです。
-
あくまでも「目安」用途なんですね。確かに自分しか停めない自宅駐車場なら、それで十分かも。
-
ポイントは高さを40ミリに抑えてある点です。
-
一般的なパーキングブロックと比較すると、こんなに違いがある……。
-
ローダウン車用の駐車位置の目印としてもオススメです。
-
ローダウン車でもバンパーが接触しない高さというか、低さだ。極端な低車高はべつにして。
-
そういうことですね。なお耐荷重は、3トンまで対応できます。
-
普通の車が乗り越えていくぶんには、なんの問題もないよ~ってことね。
-
取り付けもDIYでカンタンにできます。
-
とはいえ、タイヤ止めをDIYで取り付けたことがある人はあまりいないと思うので、これは実際の取り付けを見てみましょう。
詳細はAmazonのエーモン パーキングターゲット(6977)
エーモン製パーキングターゲットの取り付け方法
-
まずはパーキングターゲットを取り付ける箇所の掃除からです。
-
油分・水分・汚れを落としておきましょう。
-
水をまいて掃除して、濡れているのはダメなのね。
-
パーキングターゲットは両面テープ固定なので、貼り付け時は水分がない状態で行います。
-
コンクリート相手に、両面テープで大丈夫なのでしょうか?
-
コンクリートにガッチリ付けられる、粗面用両面テープが付いています。
-
そういえばエーモンは両面テープも得意でしたね。
-
裏面のリケイ紙を剥がしたら、あとはしっかりと地面に圧着するだけです。
-
両面テープではなくもっとガッチリ固定したいという人は、アンカーボルト(別途用意)で取り付けることもできます。
-
アンカーボルトってなんですか?
-
コンクリートに打ち込んで使うボルトのことです(※推奨アンカーは説明書で要確認)。取り付け位置にアンカーを打ち付けておき、パーキングターゲットをベース(土台)とカバーに分離します。
-
ベースにはアンカー穴が開いているので、このベースをボルト(またはナット)で固定します。
-
そのあとでカバーを付け直せばいいのね。
-
穴開け作業ができる方でしたら、アンカーボルトでの固定が一番強固ではあります。
-
うーん。でも、あとからやっぱり位置を動かしたり、撤去したいってなるかもしれないから、両面テープにしておくかな。
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
関連記事
- エーモン製ガレージミラーの選び方。ポイントはミラーの視認距離
- エーモンガレージミラーの取り付け方法。ドコに付けるのか?
- エーモンガレージミラーを、別売りの取付金具なしで取り付ける方法もある
- エーモンガレージミラーをスマートに取り付ける方法
- エーモンのリフレクター(反射板)を後付けしても車検には通るの?
- 車のドアを開けたときの安全につながるドアリフレクター
- ガレージに設置するタイプのリフレクター(反射板)もある
- シール&シートタイプの貼るリフレクター(反射材)。使い方はいろいろありそう
- ガレージの壁・柱からドアをガードするプロテクターがある
- 駐車場の地面に後付けするライト。その名もパーキングマーカー