LEDテープライト関連
LEDネオンチューブライトの種類と選び方
LEDネオンチューブライトの選び方。DIYラボで紹介したアイテムだけでも種類が増えてきたところなので「DIYで使いやすいもの」「プロレベル向け」など、LEDネオンチューブライトの特長や違いをわかりやすく解説する。
LEDテープ内蔵型のLEDネオンチューブライト
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最新型のLEDテープライトといえば、ライン状に光って自由に曲げられるLEDネオンチューブライトですが、そろそろ種類が増えてきて違いが分かりにくくなっています。
●レポーター:イルミちゃん
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LEDネオンチューブライトの種類と選び方について整理しておきましょう。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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まず一番はじめに登場したLEDネオンチューブライトはこれでしたね。
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シリコンチューブの中にテープLEDを内蔵しているタイプです。
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非点灯の状態で見ると、シリコンチューブ自体に色が付いているのが分かります。
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内蔵されているLEDはすべて白色。シリコンチューブの色で、発光色を変えています。そのため最新モデルに比べると鮮やかさではやや見劣りますが。
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このタイプは「色は単色のみ」です。
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ちなみに単色のネオンチューブでいいのであれば、現時点でもこのLEDネオンチューブライトがDIY用途にはオススメですね。
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その理由は……
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ネオンチューブはどれも曲げて固定しながら文字の形などを作っていくわけですが……
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ふむ。
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LEDネオンチューブライトは固定に使うホルダー類が安価だし、DIYでも扱いやすい。
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ポイント・ポイントでホールドしながら曲げていくやり方ですね。
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もう少し複雑に曲げたいときには「レールホルダー」を使います。
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これらのホルダーを組み合わせて使えば、DIYでも文字の形に光らせるのはそれほど難しくはありません。
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この特長を受け継ぎつつ、次に登場してきたのが「色を変えられるRGBタイプのLEDネオンチューブライト」です。
エルパラで販売している、LEDネオンチューブライト
色が変えられるRGB LEDネオンチューブライトやネオピクセルネオンチューブライト
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RGB LEDネオンチューブライトは、白いシリコンチューブ内に、RGBフルカラーLEDテープが内蔵されています。
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非点灯時を見ると乳白色チューブですが、光らせると……
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RGBフルカラーLEDテープは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の掛け合わせによって、色を変化させることができます。
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ただし使われているRGBテープLEDを制御するためには、RGBコントローラーが必要になります。必要な部品が増えるのはデメリットではあるものの……
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組み合わせるRGBコントローラー次第で、色を変化させる光らせ方も可能になります。
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制御しているのはあくまでもRGBコントローラー側なので、コントローラーの性能の違いを理解しておくことも重要ですね。
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なお、このRGBネオンチューブライトの固定には、8×16mmチューブライト用のホルダー類を使います。
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一番最初に紹介した単色のLEDネオンチューブライトは6×12mmmなので、両者に互換性はありません。
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ネオンチューブの種類が異なれば、固定用のホルダーも変わってくる、という点は要注意です。
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そしてこのRGBネオンチューブライトと同時期に登場したのが、NeoPixel(ネオピクセル)ネオンチューブライトです。
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これもRGBネオンチューブライトと同じく、色を変化させられるのが特長ですが……
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ネオピクセルは、LED自体にIC(マイコン)が搭載されているLEDのことで、細かく光り方を制御できます。
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動きのある光り方や、グラデーション点灯みたいなことができる。
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注意点としては、通常のネオピクセルLEDと違ってDC12V仕様になっているので、DC12V用のネオピクセルRGBコントローラーが必要になります。
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なお固定に使うホルダー類などは、RGBネオンチューブと同じく「8×16ミリ」タイプです。
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RGBネオンチューブと、ネオピクセルネオンチューブは、光り方は違うけど姉妹品のような関係ですね。
1mと5mがある。詳細はエルパラ公式サイトのRGBネオンチューブライト参照。
エルパラで販売しているNeoPixelネオンチューブライト
ネオピクセル ネオンチューブライトの構造
チューブの場合は、通常のネオピクセルLEDとは異なり、LED3個にひとつのICが付くタイプ。
つまり1個単位の制御ではなく3個単位での制御となる。
看板製作のプロ向けLEDネオンチューブも登場
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流れとしては、単色→RGB→ネオピクセルときて、再び単色バージョンが登場しました。今ココ。
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最新型のネオンLEDは、単色のテープLEDと、色のついたシリコンカバーを組み合わせる方式になっています。
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色付きのシリコンチューブを白色LEDで光らせたり、白いシリコンチューブをRGB LEDで光らせたりするのに比べると、色が鮮やかです。
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光ったときのキレイさという意味では確かにこれが一番ですね。
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ただしこのネオンLED、これまでのネオンチューブ系統とは固定方法が異なり、ホルダーなどは使いません。
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ではどうやって固定するかと言えば……
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アクリルボードをあらかじめ文字の形に加工(掘る)して、そこにテープLEDとシリコンカバーを取り付ける、という方式です。
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「専用ドリルで削ることでシリコンカバーが固定できる」仕組みなので、アクリル加工業者さんに、ドリル持ち込みで加工を依頼する必要があります。
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ようするに限りなくプロ向け……。最新のネオンLEDのデメリットはココ。
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DIYでネオンサインボードを作る上では、ボードなどにホルダーで固定する従来式のほうが現実的ですね。
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というわけで新製品が続々登場しているジャンル「LEDネオンチューブライト」の種類を整理してみました。
エルパラで販売しているネオンLED用テープLED
別売りのネオンLED用シリコンカバーを組み合わせる
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