LEDネオンチューブ
ネオピクセルフルカラーLEDを使った、LEDネオンチューブも登場…!
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ネオンチューブにはネオピクセル(NeoPixel)内蔵の、ネオピクセルLEDネオンチューブもある。見ての通り、グラデーションをはじめ多彩な色変化が可能。特殊なDC12V仕様のネオピクセルLEDテープが使われているのも特長で、その理由も解説する。
ネオピクセルネオンチューブライトとはどんなLEDか?
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RGBネオンチューブの話題に続き、LED通販のエルパラが販売開始した新型LEDテープの話題です。
●レポーター:イルミちゃん
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NeoPixel(ネオピクセル)ネオンチューブライトというLEDテープも、同時に登場しています。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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RGBネオンチューブに対して、今度はネオピクセルチューブライトか! これはつまり……
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シリコンチューブの中にネオピクセルLEDテープを入れたもの、ですね。
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シリコンチューブで光を拡散させるので、ネオンサインのようにチューブ全体が発光します。この構造はRGBネオンチューブと同じです。
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間接発光ネオピクセル!
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今まではありそうでなかったLEDテープです。
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先に紹介した、RGBネオンチューブとの違いが一般の人には分かりにくいかもしれませんが……
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こちらはネオピクセルを使っているので、LED自体にIC(マイコン)が搭載されており、LEDごとに光り方を細かく制御できます(※)
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全体をまとめて色変化させるのがRGBネオンチューブだとすると……
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ネオピクセルネオンチューブは、グラデーションをはじめ多彩な色変化が可能です。
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RGBネオンチューブよりもさらに派手な演出が可能になるのが、ネオピクセルネオンチューブライトだ。
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看板や店舗照明、あるいはイベント会場などで使うような、動きのある派手な演出向けのLEDテープです。
エルパラで販売しているNeoPixelネオンチューブライト
※ただし今回登場した〈ネオピクセルネオンチューブ〉は、LED1個単位で制御されているわけでない。この点は後述する。
特殊なDC12V仕様のネオピクセルLEDテープ
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内蔵されているネオピクセルLEDテープ自体は従来と同じなんでしょうか?
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いや。これはちょっと特殊で、まずDC12V仕様のネオピクセルLEDテープを使っているんです。
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え~っと、普通のネオピクセルは確かDC5V仕様と教わったような……?
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そうなんです。
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DC12Vになっているのは、何か事情があるんですか?
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5V仕様だと、長いLEDテープで点灯させようとすると、消費電流が大きくなりすぎるという問題がありました。
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でもネオピクセルLEDの場合は、1粒単位で(直列1個で)光らせるから、12V仕様にしても電気の無駄になるんじゃなかったでしたっけ?
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ところが、このネオピクセルLEDテープはちょっと特殊な構造でして、3個直列で組まれているんですよ。
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LED3個で1セット。つまり普通のLEDテープと同じような作りってことですか?
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そうなんです。ICを内蔵している1個のネオピクセルに、ICを内蔵していないLEDが2個つながっている……というような構造です。
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そんな構造アリなんだ。
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よーく見ると、黒い点が付いているチップLEDがあって、これがICなんですね。
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他の2つのLEDにはICがなくて、IC付きLEDの指令で、光っているわけです。
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しかし、ということは、LED1個単位での制御はできない…?
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そうですね。構造的に3個単位での制御になるので、本来のネオピクセルLEDテープのように、1粒単位でのキレイなグラデーションっていうのはできません。
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ネオピクセルといっても、1粒単位で制御されている通常モデルとは違うんだ。
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ただ、今回の新作はシリコンチューブに収まった間接発光なので、1粒単位か3粒単位かの違いが、そこまでハッキリとは分かりません。
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たしかに。シリコンチューブに内蔵されていると、あまり違いは分からないですね。
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普通の人では見分けは付かないと思います。DC5V版のネオピクセルLEDテープを知っている人なら「おや?」って気づくかもしれない位の違いです。
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なるほど。この新型LEDテープの扱い方については後編でレポートします。
内部構造を説明するためのカットモデル。