サービスホールカバーを利用して、アクリルを埋め込むLEDバックドアランプ増設加工
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バックドアにラゲッジ照明用のランプを増設するのは、プロもオススメのLED加工。とても実用的で、満足度が高いのだ。サービスホールカバーが付いている車種ならなおさらと言える。
バックドアにサービスホールカバーが付いているなら生かしたい
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以前にカローラツーリングをモデルに解説したことがある、LED加工専門店・球屋のバックドアランプ増設加工。
●DIYラボ:イルミちゃん
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ヤリスクロスでも加工して作りました。
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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これは私の推しメニューですね。ヤリスクロスに限らず、どんな車種でもですが。
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森田研究員が無条件で推すカスタムって、ある意味珍しいなぁ。
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……ですかね。
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ところでカローラツーリングのときは1箇所だったのに、ヤリスクロスだと2箇所加工しているんですね? これは進化版ですか?
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そうではなくて、ヤリスクロスの場合は、バックドア内張りの左右にサービスホールカバーがあります。
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このカバーの部分を加工して、アクリルとLEDを埋め込んでいるんですよ。
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内張り本体を切っているわけではないのか。
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そうなんです。サービスホールカバーがある車種は、そこを加工します。
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フタなら切って加工することの敷居も一段下がる。
✔ 詳細は球屋公式サイトの「ヤリスクロス・バックドアランプ」参照。
サービスホールカバーのマメ知識
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サービスホールカバーだけ単品で買い直せば、純正にも戻せるってことでしょうか?
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最近のデモカーの例だと、80ハリアー・ヤリスクロス・レクサスRXでは部品単体で設定がありました。
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サービスホールが無いカローラツーリング・カローラスポーツでは、大きい内張りを外して直接穴開け加工していましたが。
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なるほど。フタだけ単品で設定のある車種はラッキーですね。
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これまでいろいろな車種を触ってきましたが、ミニバン・SUVはサービスホールカバーがあって、クーペ・セダンは付いてない車種がほとんど。なので、ボディ形状によって線引きがあるのかも知れませんね。
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ちなみにサービスホールカバーは、なんのために付いているのでしょう?
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そこも車種によって事情が違っていて、カバーを外した先にあるものが違うんですよね。
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ほう。
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レクサスRX前期や30アルファード前期の場合はバックランプが電球で、簡単に交換ができるようにサービスホールカバーが付いています。これは、意図が分かりやすい例です。
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ふむ。
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しかし、セダンのトランクなどだと、バックランプが電球だったとしてもカバーが無いですね。球屋で加工してきた、ここ数年の車での話ですけど。
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そうなんだ。
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ちなみに80ハリアーのバックドアにもサービスホールがありましたが、カバーを外しても何もありませんでした。
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……ココを加工してね!ってことかな?
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それは違うと思いますけど……。
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いずれにしても、バックドアにサービスホールカバーが付いているなら、絶好の加工のポイント!
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なお、サービスホールカバーが2個ある車種は、2個とも加工してLEDバックドアランプ化したほうが、後部中央に人が立って荷物を整理する場面で、影が出ないメリットがありますね。
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ナルホド。つまり、今回手がけたヤリスクロスはまさに好都合の例なんだ。
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ただし、サービスホールカバーは平面ではないことも多いです。ヤリスクロスもそうでした。
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……それが何か?
DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。最先端かつデザイン性の高いライト加工技の探求者にして、アクリルづかいの若き老練者。純正風で分かりにくいまでにさり気ない、内装LEDイルミも精力的に提案。派手さより「完成度と質感」を重視する。
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