ヘッドライトの外し方(カローラツーリング編)
ヘッドライトの外し方のヤマは、前回のフロントバンパー外しで越えている。ヘッドライトを外す作業は、難易度的には前よりやさしい。しかし今回ライトを外した目的は、加工業者に送るため。ヘッドライトの梱包は、かなり油断禁物な面があるので、最後まで抜かりなくやり遂げよう。
ヘッドライトの外し方
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「フロントバンパーの外し方」の続きです。
●DIYラボ本館:イルミちゃん
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次はヘッドライトの取り外しね。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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ヘッドライトを固定しているネジの位置なんですが、今回のカローラツーリングを例にすると、まず上側に3箇所(↓)
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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そして、フロントバンパー裏に隠れていた位置に、一箇所(↓)
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このネジがフロントバンパー裏に隠れていたってわけね。
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これらのネジを全て取れば、ヘッドライトが外せる状態になります。
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ヘッドライトはどうやって抜き出すの?
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前方向にスライドさせるようにして、外します。
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取れた~♪
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なお、ヘッドライト裏側には配線がつながっているので、カプラーとクリップも外します。
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カローラツーリングの場合は、この3箇所(↓)
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これでフロントバンパーに続き、ヘッドライトの取り外しが完了しました。
クリップ固定を外す
カプラーを抜く
ヘッドライトが梱包不足だと、輸送中に破損事故をまねく
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遠方の人が球屋に「シーケンシャルウインカー加工をやってほしい」なんていう場合には、こうして外したヘッドライトを送ればいいんだ。
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ここから重要な注意点。
ヘッドライトの梱包方法です。 -
ふむ。
ヘッドライトを外しただけではまだ50%。 -
梱包不十分の状態だと輸送中に破損しますし、破損しても保証外です。
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プチプチでくるめって、言いたいんでしょう?
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それで?
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あとは大きい段ボール箱に入れればいいんでしょ。
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これがまさにリスキーな梱包例と言えますね。
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……。
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なにがダメなのよッ!?
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このようにプチプチでくるんで、ブカブカの箱に入れるだけだと、中でヘッドライトが遊んでいますので、輸送中に破損する可能性が大なのです。
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そういうことか。……あ! もう一個のヘッドライトも入れれば、隙間が減るんじゃない?
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……それは、もっとダメな例です。
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1つの箱に、左右ヘッドライトを入れるのは危険!
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ヘッドライト片側ずつ、ひとつの箱に入れましょう。
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そんなに都合のいい段ボールなんてないじゃない。
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段ボール箱は、切れ込みを入れて、サイズ変更することが可能ですよ。
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それでは、段ボールのリサイズ方法をお届けします。
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さ、さすが段ボール加工職人ね。
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……ヘッドライト加工職人ですので。
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こうやって箱をちょういいサイズに変えて、ひとつずつ梱包しましょう。
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あとはクッションの用意ですね。
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クッションとしては新聞紙を丸めたものでいいのですが、重要なのはまず底面の保護をしっかりすること。
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ヘッドライトの重みは下にかかるし、輸送中の振動や衝撃も基本的には下から来ますので。
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分厚い敷き布団ができたら、ヘッドライトを入れます。
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気持ちよさそうでいいな~。
昼寝したくなってきた。 -
働け。ピシピシ。
まだ途中だ。 -
……。
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ヘッドライトの横にも新聞紙を押し込んで、隙間をなくしましょう。
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これによって横揺れがなくなると、破損の心配はだいぶ減ります。
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最後に掛け布団がわりの新聞紙クッションをかけます。
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ヘッドライトの上側は、底や側面ほどは厚みを出さなくても大丈夫です。
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ヘッドライトの安全な梱包方法は、地味のようで非常に大事。抜かりなくやり遂げましょう。
側面に切れ込みを入れる(反対側も)
底面は切れ目を入れるだけ(完全に切らない)
箱を部分的に折りたたむ
✔ ゼロから詳しくやり方を知りたい人は、「外したヘッドライトを加工業者に送る際のヘッドライトの梱包方法」参照。高さを合わせる方法まで、ノーカットで解説している。実際に送る前には、必ず見てほしい。
DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。最先端かつデザイン性の高いライト加工技の探求者にして、アクリルづかいの若き老練者。純正風で分かりにくいまでにさり気ない、内装LEDイルミも精力的に提案。派手さより「完成度と質感」を重視する。
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