ロングハブボルトへの交換(打ち替え)ってどうやるの?
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ハブボルトの交換方法の続き。付けるとき、スプラインをきっちり一致させることが重要ですよ〜!
アドバイザー:スパイス 佐藤研究員
ハブボルトの交換方法②
ハブボルトを付けるには?
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スプラインに注意して挿し込んだら、次は?
●レポーター:イルミちゃん
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ボルトのオモテ側からホイールナットを付けて、インパクトレンチでナットを締め込めば、ハブボルト自体が引っ張られていって装着できます。
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そうやって付けるのか〜。
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で、ここにも要注意ポイント! ストッパーみたいなモノがなにもない状態だと、ネジのミゾがない部分までボルトが入り込んでいってしまうんです。
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ネジ山の奥までナットが入り込んだら、ハブボルトがダメになるか、ナットがダメになるか。いずれにしてもアウトです。
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そこまでナットがいってしまうんですね。
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そうです。
何も知らずに引っ張り続ければ、そこまでいきます。 -
もし、入っちゃったら、ハブボルトがダメになるかも知れないんだ。
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それで済むならいいですが、ボルトの奥のほうにナットが入り込んでいる状態でナメてしまうと、思ったより大惨事となります。
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んん?
……そうか、ナットが外せなくなってしまうっ! -
そうなんです。
どうやっても抜けなくなります。 -
となると失敗したハブボルトを、抜くことすらできなくなってしまう?
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ハイ。
大惨事でしょ? -
困ったときの「スパイス駆け込み」すら封じられてしまうのか……。
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なので、それを防止するために、スペーサーのような部品をつける手があります。
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こんな風にスペーサーを入れておく。で、ナットがボルトの奥まで行き過ぎないようにした上で、ハブボルトを引っ張ります。
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このスペーサーって、専用品なんですか?
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いや、別にそういう専用品があるわけじゃないですよ。僕なりに身につけた、独自ノウハウです。
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ナットを締め込むことで、ハブボルトが手前に引っ張られてくるのです。
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この作業を5本分(5穴)、繰り返します。
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今回スパイスの佐藤研究員がプロのノウハウを語ってくれましたが、リスクもある作業。基本的には、プロに頼むのが無難と言えそうです。
ナットがミゾ終わり以上に入り込むと危険!!
ナットの入り込み過ぎを防止する、スペーサーをかませる
スペーサーの次に……
ナットを付ける
インパクトレンチでナットを締め込めば……
ハブボルト装着完了!
DIY Laboアドバイザー:佐藤峻一
元カスタムガレージスパイス代表。足回りに強く、得意技は勝負ツライチだが、実用性重視のセッティングも高いレベルで実現。ドレスアップ全般に明るく、不思議な包容力があってDIYユーザーにも人気。
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