テープLEDを家で活用する方法
LED熊手の作り方(光らせ方)
LEDで
光る熊手!
熊手がLEDで光れば
明るくめでたく
面白い
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縁起物の飾り熊手(くまで)をLEDで光らせる・実践編。ここでは主にテープLEDやストリングライトを使用して作ってみた一例だが、LED工作で余ったLEDがある人は、それらを組み合わせるのもよいだろう。DIYイルミネーションは、自由に楽しくやるのが一番。
テープLEDを使った、飾り熊手の光らせ方
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「LED熊手の知識」の続きだよ。
●DIYラボ別館:所長
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今回LEDで光らせる「飾り熊手」を、酉の市(とりのいち)で、入手してきましたぁ~!
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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飾り熊手って、いろいろなデザインがあるから選ぶのも楽しいよね!
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エルパラ姉妹店のピカリ館があるアキバは、神田明神下ですので、神輿(みこし)をモチーフにした飾り熊手にしてみました。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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ほー。
なるほどね。 -
神輿の屋根が白いから、LEDの光が映えそう、という狙いもあります。
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で、どうやってLEDを仕込むの?
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まずは小判や神輿の金色が浮かび上がるように、下方向から電球色のLEDで照らしてみようと思う。
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ちょうど神輿の下に、LEDが仕込めそうなスペースがあるわね。
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LEDを設置するために、まずはいったん手前の飾りを取り外します。
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ところで、LEDはどんなタイプを使うの?
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今回は飾り熊手の色彩をキレイに見せたいから、演色性の高いLEDがいいかなと思う。
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そんな、難しいコト言われても……。
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普通のLEDは、赤味成分が少ないので、照らされた物が青白っぽく見えがちだけど、高演色LEDを使えば、色鮮やかに照らせるんだ。
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うむ。
さすがLED屋。 -
演色評価数という数値が80以上(RA80+)で、一般的に高演色と呼ばれますが、今回は90以上(RA90+)の超高演色LEDを使いましょう。
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「超高演色5050(60LED/m)テープLED・電球色」をカットしながら使用します。
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どっちから照らすとキレイかなぁ。
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そうそう。そんな風に実際にテープLEDを点灯させて、光の当たり具合を確認しながら、位置と長さを決めます。
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DC12V仕様のテープLEDを、家庭のコンセントの電源(AC100V)で光らせる方法は前にやったよね。
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テープLEDはフニャフニャなんだけど……固定はどうしたらいい?
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今回は、アルミフレームを使ったほうがいいな。固定の問題もあるけど、放熱の問題もあるから。
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テープLEDの長さが決まったら、それに合わせて、アルミ平角棒もカットします。
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かなきりバサミがあれば切断できるんだね。
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注意点としては、テープLEDをアルミ平角棒に貼り付けるときは、しっかり脱脂しておくこと。
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そして、複数本に分かれているテープLEDを、連結していきます。
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こういう場面、本当はハンダ付けするのが一番イイ方法なんですが……
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ハンダは苦手なのよね。
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……という人が多いので、ここではワンタッチでテープLEDを連結できる「2芯コード付きコネクター」を使っています。
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アルミ平各棒に貼り付けたテープLEDは、ホットボンドを使って熊手の土台に貼り付けました。
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試しに配線をACアダプターにつなげて点灯させると……
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おぉー。
神輿が浮かび上がってキレイ。 -
テープLED以外のLEDも、イルミネーションに使えます。いくつか紹介しておきましょう。
飾り熊手を上から見たところ。神輿3基の屋根が見える。
カッターを使って飾りを取り外した。
アルミ平角棒もエルパラで買えるアイテム。
テープLEDと、ACアダプターの連結には、「DCジャック付きコネクター」を使用。
テープLED以外にも、飾り熊手のライトアップに使えるアイテムは多数
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例えば、飾り熊手のしめ縄の部分。
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ここには「RGBストリングライト」を巻き付けてみました。
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おお~!!
見違えた。 -
一気に豪華になるな〜。
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しめ縄を外せば、もう少しキレイに巻けると思いますが……
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でも、外から巻き付けるだけでもカタチになるね。
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ちなみに、このRGBストリングライトには「ミニ点滅調光コントローラー」を使って、光に動きをつけています。
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それって、LEDをフラッシュさせるやつね。
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それから、神輿の屋根を照らすために「T10 RGB 1.5W PowerLED」を8個用意しました。
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RGBのLEDを使うときは、配線が派手で目立つので、黒いマジックで塗りつぶします。
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神輿の上空にある枝に、タイラップで巻き付けて固定……と。
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これも光の当たり具合を確認しながら、固定するといいですね。
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いいね~いいね~。
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分岐コードなども、枝の裏側や背面に目立たないように取り回して、タイラップで固定します。
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ねーねー!
てっぺんにある梅の花もライトアップしようよ。 -
そういう用途ならやっぱりストリングライトが使いやすいので、ここでは白のストリングライトを使おう。
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このLEDは配線にLEDが一体化していて、巻き付けるのにはピッタリだね。
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あとは最初に外した飾りを、ホットボンドで付け直して……。
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光るLED熊手の完成だ!
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これで来年は、コロナにも負けず、商売繁盛間違いなしって感じね。
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完成品はエルパラ姉妹店の「akibaLEDピカリ館」の店頭に飾っておきます。
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ホホー。
秋葉原に行く人がいたら、ぜひ見てほしいなァ。 -
キラキラ光る熊手を見て、少しでも明るい気持ちになってもらえれば幸いです。
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2020年は酉の日が3回あるから、もう一回、飾り熊手を入手するチャンスがあるよ。三の酉は11月26日ね。
ただしこのLEDは、RGB(4線)の配線加工が必要で、中・上級者向き。
>>> おしまい。
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