足まわりのQ＆A

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20インチの扁平タイヤはキャッツアイでバーストしやすいの？

扁平タイヤにはキャッツアイリスクがある。それは純正タイヤと扁平タイヤ（↑）を見比べれば一目瞭然。では20インチと19インチでは、キャッツアイリスクに差はあるのか？ という読者からの疑問。19インチより20インチの方が、リスクは高い？

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  19インチを履くか、20インチタイヤを履くかで迷っている読者の方からの質問。

  ●レポーター：イルミちゃん

■ 質問

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20インチタイヤは、キャッツアイでバーストしやすいですか？
（19インチと20インチでは、けっこうそのあたりに差は出る？）

質問者╱フクロウダッシュさん

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  本当は20インチを履きたいけど、リスクが大きくなるなら19インチにしておこうかな……と、そんな迷いでしょうか。

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  う～ん。まあ、純正サイズに比べれば、20インチの扁平タイヤを履いていれば、キャッツなどを踏んだときにバーストしやすいとは言えるでしょうが……

  ●アドバイザー：スパイス 佐藤研究員

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  19インチに比べてそのリスクが大きいと言える？

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  そこは、ホイールサイズだけでリスク度合いが決まるのではなくて、20インチといっても扁平率によって変わってくる話です。

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  厚めの20インチタイヤもあれば、超薄20インチタイヤもありますからね（↓）

扁平率が低いほど、そして同じ扁平率ならトレッド幅が細いほど、タイヤは薄くなる。



✔「タイヤ外径の計算方法。純正と揃えるには…」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  ホイールサイズのせいだけで、キャッツアイリスクが高まるわけではない。

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  19インチと比べて20インチだから、っていうことではありませんね。むしろ扁平率の違いのほうが、リスクに対する影響が大きいかと。

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  ふむ。
  そっちね。

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  逆に言えば、履き方によっては19インチでも十分、キャッツアイでバーストしやすいタイヤになりますので。

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  まさに、それだ。

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  キャッツアイを踏む心配なら、基本的には「純正よりインチアップして扁平タイヤを履いている」時点で、注意しないといけないことです。

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  19インチだから「ダダダーー」っといけるわけではない。

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  無謀ですね。最近は純正でも18インチホイール装着などが増えてタイヤが薄くなってきているので、純正の大口径サイズでも注意が必要なのは同じです。

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  扁平タイヤは、どれも基本的に気をつけなければ。

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  20インチだから危ない、19インチ、18インチなら大丈夫……とは言えませんので。

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  では、キャッツアイなどでバーストするのが心配な人は、どういうタイヤサイズの選び方をすればよいのでしょうか？

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  まず引っ張りタイヤは止めておきましょう。引っ張りタイヤは、気をつけなければいけない度合いが増します。


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  え～っと、マッチングの例を挙げながら説明したいのですが、例えばアルファードあたりの車格だと、20インチを履く人が多いですよね。

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  そうですね。見た目のバランスでいうと、車格の大きい車は19インチでも小さく見えてしまいますから、20インチを履きたいっていうのは分かります。

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  20インチを履くとして、「このあたりにしておけば無難」なサイズはどういうサイズ？

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  あくまでも考え方の一例ですけど、ホイールの太さは8.5Jあたりにしておいて……

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  フムフム。

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  タイヤは245/40-20あたりを履くとか、そのくらいのマッチングですね。あくまでも目安ですが。

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  9J・10Jあたりではなくて、ホイールの太さから抑えるんだ。

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  太いホイールを履こうとすれば、タイヤサイズも引っ張り気味にしないと、車高を落としたときに当たる……などの問題が出てきますから。

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  ホイールを細めにしておけば、そもそも干渉しにくいから、引っ張らなくても履けるってことね。

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  その履き方なら、20インチだとしても、引っ張って履いている車にくらべればだいぶリスクが低減できています。

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  安心感のある20インチの履き方。

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  なんなら19インチで極端に引っ張っている車より、安心感がありますよ。

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  言えることは「リスクは単に、ホイールサイズだけで決まらない」。

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  そういう意味では引っ張りタイヤはやはり、リスクが大きい履き方なんですよね。

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  リスクを取りたくない人は、止めておきましょう。