LED自作コラム
チップLEDでルームランプ等を自作するときの基板は何を使えばよい?
LED自作にありがちな疑問に対して、初心者向きに解説します
LEDの主流はチップ型になっているが、自作の場合はどうするのか?
…これはエルパラでもよく問い合わせのある質問ですね。
アドバイザー:エルパラ・平川研究員
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世の中の流れとしてどんどんチップLEDが使われていますが、チップLEDで自作しようとすると基板選びで悩みますよね?
●レポーター:イルミちゃん
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そうなんです。砲弾型やフラックスで自作する場合とは勝手が違うので、戸惑う要素がありますね。
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普通の自作で使うユニバーサル基板は、チップLEDには使えなさそう……。
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え〜っとですね、使えないことはないんですが、ちょっと裏技的な方法になるので、これは後で解説します。
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フムフム。裏技も気になりますが、まず正攻法としては?
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正攻法でいく場合は2つ方法がありまして、まずカンタンなのは「専用基板を使う」ことです。
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専用基板って、なぜ専用基板という呼び方をするんですか?
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チップの種類に合わせてそれぞれ専用設計だからですよ。例えば有名な5050チップLEDなら、5050専用基板を使う、ということです。
チップLED(SMDチップ)の種類に合わせて作られているのが専用基板。
他の種類のチップLEDに使うことは基本的にはできないと思ったほうがよい。
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そっか、チップLEDの場合はチップの種類ごとに基板が作られているんですね。
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そうです。
だから5630チップLEDでルームランプを作ろうとするときに5050基板を使うことはできません。組み合わせによっては、ピッチが近くて付いてしまうものはあると思いますけどね。 -
だからこそ専用基板には、あらかじめLEDを載せる位置などもマーキングしてあってラクなんですよね〜。
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LEDの配列をどうするかで悩む必要はないですよね。LED同士をつないで回路を作る必要もない。基板内部で接続されるように作られていますので。
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なるほど。いろいろな意味でラクできるのが専用基板なんですね〜。
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ただし専用基板では作れないケースもあります。それを次のページで解説しましょう。