中古ヘッドライトをネットで買う時の注意点

中古ヘッドライト購入時の注意。ネットオークションは「画像で判断」になるが、写真の写りはいろいろ。値段に見合った美品を見抜くポイントとは。また輸送中の破損事故も、要注意。ライト加工を成功させる重要な第一歩となるので、押さえておきたい。
どんな中古ヘッドライトが「買い」なのか?
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ヘッドライト加工するなら、予備のライトを用意しておくほうがいい、という話がありましたが、今日はその続き。
※「ヘッドライト加工する時は、予備の純正ライトは必要か?」参照。
●レポーター:イルミちゃん
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中古ヘッドライト購入時の注意点について、お話しておきたいと思います。
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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最近の車のヘッドライトは高価だから、新品を買える人は少ないはずですもんね。
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中古でヘッドライトを買うというのは、ほぼイコール『ネットオークションで買う』ということだと思われます。
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でしょうね。
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そのときに、出品者の評価を見るのは当然だとして……
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ふむふむ?
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ヘッドライトの傷を見てもらいやすく撮影している人もいれば、傷が見えにくく撮っている人もいます。
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まあ、いろいろでしょうね、そこは。
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文章で、「画像で判断してください」と書いてあっても、遠目から撮った画像しかないケースもある。
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画像では、傷が分かりくいケースは多いです。
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僕なら、そういうヘッドライトは基本的には買わないです。球屋のお客さんにも、同じようにアドバイスしていますね。
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では、どういうヘッドライトが買いなのか?
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逆に、傷があっても、「ココに傷があります」と目印のマスキングを貼ってくれていたりとか、傷の写真をいっぱいアップしている人のほうが、買いです。
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多少の傷があっても……?
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親切な人なのは、明らかですよね。
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確かに。
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多少値段が高くても、丁寧に対応している人から買うほうが、リスクは少ないです。
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真理ですね。
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値段だけで選ぶと、けっきょくボロボロのライトが届いて『これでは加工ベースとしては無理だな〜』となる可能性もあります。
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もう一個買わないといけない、なんてことになると、それこそ余計な出費になる。
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だから、気持ち値段が高くても、きちんとしていそうな出品者のヘッドライトを選ぶことをオススメします。

ヘッドライトは輸送中の破損事故が多い
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丁寧な人から買うべき理由はもうひとつあって、ヘッドライトは輸送中の破損事故が多いパーツなんです。
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あー、その問題もありました。
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梱包(こんぽう)をちゃんとやれば大丈夫なんですけど、そこまでやる人が少ない。
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ちなみに、ちゃんとした梱包方法というのも、以前に取材しました。
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まあ、なかなかここまでやる人は少ないと思いますが……
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とはいっても、レンズにプチプチも巻かないで送ったりすれば、傷だらけになります。
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箱を開けてガックリ……。
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最近は、ワレモノ系は運送業者も保証しないケースが増えているので、その意味でも梱包の重要性が増しています。
加工する前の状態を、自分の目で見ておこう
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次は、購入したヘッドライトを加工業者で加工してもらう場合の話なんですが……
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当然そのつもりですが。
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そのときの輸送の話。球屋では「購入したヘッドライトを球屋に直送する」というのは、お断りしているんです。
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と言いますと?
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ようは、出品者からいったん自分のところに送ってもらって、現物を確認してから、改めて球屋に送ってもらっているんです。
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フムフム。
それで普通の気がしますが? -
でも、お客さんからすると、自分のところに送ってもらう送料と、球屋に送る送料の2回分かかってしまうので、「直送したい」ということになる。
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あーなるほどね。で、球屋が直送不可にしている理由というのは?
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お客さんが、購入した中古ヘッドライトの現品を確認していない状態で加工に入るのは非常にリスキーだからです。
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……やはり、傷の問題!?
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そうなんです。例えば、完成して現物を見て、「この傷があるって分かってたら、加工ベースにはしなかった」とか、そういう問題もあり得ます。
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そういえば、光モノを付けると、レンズ表面の傷が強調されてしまって、より目立つという話もありましたね。
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だから、自分が購入した中古ヘッドライトの状態をまず確認してもらって、その上で加工に入る……という流れが必須なんです。
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まあ、言われてみれば……。ネットオークションで画像だけ見て、傷が少ないライトを買ったつもりが、傷だらけかも知れないんだもんなー。
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それを本人が見ていない状態で、何万円、何十万円とかけて加工するなんて、ハイリスク過ぎますよ。
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そりゃそーだ。
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ヘッドライト2個分の送料は、3000円〜4000円以上かかったりするので、1回分減らしたい気持ちは分かります。でも、これからやろうとしていることを考えると、数千円を惜しむ場面ではないのです。
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言えてる。ちなみに、オークションで、新品を売っていることもありますよね。新品なら直送でも受けてくれる?
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いや、新品でも中古でも輸送中の事故の可能性は同じです。新品だとしてもお客さんが見ていないライトは、加工を受け付けていません。
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純正の新品の梱包は、簡易的なものなので、個人間で、梱包そのままに送るというのは、それはそれで意外とリスキーです。
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そうなんだ〜。
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新品=大丈夫というイメージがありますけど、輸送中の傷付きや破損事故は、新品でもかなりあり得る話です。
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あくまでも買った時点でのヘッドライトの状態を、自分の目で確認するのが大切なんですね。
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今日は、なんだか重たい話になってしまいましたけれど……。
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いや!
それは、いつものことだから大丈夫。

加工するなら、なおさらキレイなライトをベースにした方が良い。

50プリウスのヘッドライト新品。

DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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