通好みの電装カスタム
電動パーキングブレーキは付いているが、ブレーキホールド機能が付いていない車向けの後付け電装品
ブレーキホールドとは、ブレーキペダルから足を離してもブレーキ状態が保持される機能。電動パーキングブレーキとセットで盛り込まれている車が多いが、必ずしも…ではない。そこでブレーキホールド(の代わりの)機能を後付けできる、CEPの電装品を紹介。
ブレーキホールドの代わりにパドルシフトでパーキングブレーキオン
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ブレーキホールドに関連した後付け電装品「パドルホールドキット」の話題です。
●レポーター:イルミちゃん
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今どきの車には「ブレーキホールド」と呼ばれる機能が付いています。
●アドバイザー:CEP 服部研究員
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ブレーキペダルから足を離しても、ブレーキ状態が保持される機能のことですね。
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この機能は、一般的には「電動パーキングブレーキ化」とセットで導入された車種が多いんですよ。
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電気制御としてセットで盛り込むんだ。
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電動パーキングブレーキだからこそホールド機能が実現できる、という側面があるので。
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なるほど、なるほど。
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つまり電動パーキングブレーキが付いている時点で、ブレーキホールド機能も付いている車が多いのですが……
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ふむ。
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ところがブレーキホールド機能の採用が進み始めた頃の、過渡期の世代の車の中には、例外もありまして。
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ほほう。
例外ですか。 -
電動パーキングブレーキなのに、ブレーキホールド機能は付いていない車種も、中にはあるんですよ。
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それは例えば、どのあたりの車種でしょう?
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現行世代ではなくて、少し前の世代のスバル車などです。そんな車に向けて開発したのが「パドルホールドキット」です。
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これ自体は数年前からある電装品なんですが「VM/VA系レヴォーグ・WRX用」だけでしたので「GT/GK系インプレッサ・XV用」「BN/BS系・BM/BR系レガシィ用」を最近追加しました。
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その世代のスバル車が、さっきの前提条件に一致しているんだ。
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そうなんです。だから適合する車種が少ないわりには人気商品です。
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このパドルホールドキットは何をしてくれるの?
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信号待ちなどで停車したさいにパドルシフトダウンスイッチを引くと、電動パーキングブレーキをかける、というものです。
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パーキングブレーキがかかるので、フットブレーキから足を離せるようになるんです。
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それがつまり、ブレーキホールドの代わり。
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手動でパーキングブレーキをかければ同じことではありますが、それをステアリングを持っている手元でできるのがポイント。
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「パドルシフトをなにか別の用途にも使う」カスタムは、コムエンタープライズの得意技ですよね。パドルシフトでエンジンスタートできるキットなどもあるし…
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今回は特に「運転中にストレスなく操作できるスイッチ」という点で、パドルシフトスイッチが最適でした。
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聞くまでもないかも知れませんが、本来のパドルシフトスイッチの操作に影響はない?
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もちろん走行中のシフトダウンは、今まで通り可能です。停車中のみパドルを引くと、パーキングブレーキがオンになります。
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これって解除の条件はどうなっているんでしょう?
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解除に関してはこのユニットが何かするわけではないんですよ。
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ふむ。
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(適合車種については)もともとの車の制御で、アクセルを踏んだら電動パーキングブレーキが解除する仕組みになっているので。
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あー。
そういうことか。 -
正確に言うと、世の中には電動パーキングブレーキの自動解除が付いていない車もありますが、現時点でのキットの適合車種はすべて自動解除が付いています。
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だからパーキングブレーキをかけるアクションだけでいいのね。
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そういうことですね。
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いろいろな電装品があるなァ。
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もうひとつ別の機能があって、それを求めて購入される方も多いですよ。
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別の機能とは?
ラインナップについては公式サイトのパドルホールドキット参照。
Pポジション連動パーキングブレーキ機能も後付けできる
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最近の車は、シフトをPポジションに入れると、自動的にパーキングブレーキもかかってくれる車種が多いですよね。トヨタ車などもそういう制御です。
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今どきの車は便利になるいっぽう。
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しかし「パドルブレーキキット」が適合するスバルの車でいうと、Pポジションに入れたときにも、パーキングブレーキを手動でかける必要があります。
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本来はそれが当たり前のことではありますが……
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しかし現行世代の車の制御を知ってしまうと、いいなと思う人は多いわけです。
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その機能も、後付けで盛り込めているんだ。
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そうなんです。「パドルホールドキット」を取り付けると「Pポジション連動パーキングブレーキ機能」も働くようになります。
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むしろそっちの機能が欲しくて、このキットを後付けするパターン……あるでしょうねぇ。
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そういう人も多いですね。どちらも引き合いの強い機能ではあります。
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ツボにハマる車種にはヒットする電装品だ!
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ただ現行世代の車だと、これらの機能は標準的に備わっていますので、適合車種はあまり広がらないんですけどね。
DIY Laboアドバイザー:服部有亨
キーレス、オートライトをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。配線図大好き。●コムエンタープライズ TEL
079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
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