板金塗装をもっと身近に

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テール、ハイマウント、ウインカー等のレンズをスモーク塗装するときの注意点

スモーク塗装をできるだけ安くやりたい人向けに、実例（テール・ハイマウント・ウインカー）で解説する注意点。できるところは自分でやるDIY派なら、いろいろと参考になる話。

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  以前にDIYラボで、テールランプのスモーク塗装について解説したことがありましたが……

  ※「テールランプのスモーク塗装のやり方は？」参照。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  その記事を見て、テールランプ・ハイマウントストップランプ・ウインカーレンズをまとめて持ち込んでくれたユーザーさんがいました。

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員


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  テールランプだけではなくて、レンズパーツ一式まとめてスモーク塗装したいってことか。

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  そうなんです。

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  サイズがバラバラですけど、こういう場合のスモーク塗装料金はいくら位になるのだろうか？

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  足付けまでしてある状態での持ち込みだったので、今回のケースは塗装費用も少し安めになっています。

レンズパーツ類の塗装料金（例）

テールランプ	6000円×2点╱1万2000円
ウインカー	1500円×2点╱3000円
ハイマウントストップランプ	2000円
小計	1万7000円
DIYラボ読者値引き	-1700円
消費税	1530円
税込総額	1万6830円

※塗装料金はサイズや塗り方によっても変わるので、まずはほんだ塗装に相談を。

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  これだけ塗装してもらって、合計でこの金額は安いわ～♪

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  こちらがすぐ塗れる状況まで、ユーザーさんが下地処理をしっかりしてくれていたから……の塗装料金ですけどね。

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  塗装はともかく、足付けはペーパーで磨くだけだから、DIYユーザーならやらない手はないな。

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  まあ、そうですね。「できるところは自分でやる」のは、いいことだと思います。

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  おさらいですけど「レンズ系のパーツの足付け方法」って、全部同じやり方でいいんですか？

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  そうですね。ペーパーでやるなら、1500番くらいが目安。僕がやるときはスコッチブライトを使うけど。

不織布研磨剤



3Mのスコッチブライト・ハンドパッド・7448・極細仕上げ用。

AmazonでもDIY向けに、少量の3M スコッチ・ブライト 7448が売られている。

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  かなり目の細かいペーパーを使うってことですね。

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  ただ中古部品などでレンズが黄ばんでいる場合は、その黄ばみを取らないといけないので、もっと荒いペーパーからスタートしましょう。

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  ふむ。1500番は「新品でキレイなレンズ」なのが前提だ。

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  黄ばみを取るなら600番あたりから削り始めて、だんだんペーパーの目を細かくしながら、キズ目を消していく手法でやることになります。

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  それってようするに……ヘッドライトのレンズの黄ばみを取る方法と同じ？

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  そうです。以前に「クリア塗装する前にレンズの黄ばみを取る」という話で解説しました。



✔「ヘッドライトのクリア塗装をDIYでやるときの注意点」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  大変な時間がかかるんですよね……

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  そういう意味で、スモーク塗装するレンズパーツは、新品ベースでやったほうがいいのかなとは思いますね。

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  確かに……ね。だいたい中古品で買ったそばから黄ばみ取りとかゲンナリするわ。愛車に付いていたレンズならまだしも。

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  ちなみに今回のユーザーさんも、レンズパーツ類はすべて新品で購入しています。それをDIYで足付けして、ほんだ塗装に持ち込んでくれました。

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  なるほど。

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  ですから特になんの問題もなく、そのまま塗装することができたのです。

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  他に、レンズ類をまとめてスモーク塗装するときの注意点はありますか？

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  そうですねぇ……各パーツの色合いが同じにはならない、ということでしょうか。

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  それはなぜ？

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  元々の色が違いますからね。テールランプには赤とクリアの部分があるし……


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  ハイマウントストップランプは赤レンズだし、ウインカーレンズは（今回は）クリアなわけです。

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  そうか。赤レンズとクリアレンズが両方出てきますね。


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  それらをまとめてスモーク塗装するときには「どこに合わせるのか？」が悩ましい。

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  クリアレンズを基準にして、ちょうどいい感じにスモークをかけるのかと思っていましたが……？

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  となると、赤いレンズの部分は、それよりも濃い感じには見えますよね。赤の上に黒がのるから。

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  そういうことね。

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  逆に赤レンズのスモーク加減の好みで決めれば、結果的にクリアレンズは思ったより薄くなったり濃くなったり、はあり得ます。

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  それは元のレンズの色が違うんだから、仕方ないよね。

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  そうなんですが「どこを基準にスモーク塗装の濃さを決めるのか」は、事前に打ち合わせておきたいポイントです。

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  単に「濃い目で！」とか「薄めで！」と頼むだけだと、確実にズレが生じそうですね。