DIYイルミシリーズ(年末年始SP)
LED注連飾り(しめ飾り)
の作り方・光らせ方
しめ飾り
×LEDイルミ
光源のLEDは
しめ飾りのワラ内に
忍ばせる
LEDを仕込むために、しめ飾りを分解する
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●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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ようやく本題に入れるぞ。
●DIYラボ別館:所長
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まずはLEDを仕込むために、しめ飾りを分解します。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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これ分解できるもんなんだ? 見たところ、完全に一体化してるっぽいんだけど……
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どうやら各パーツは、ホットボンドでくっついているな。
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けっこう現実的な作りね。
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どうやって取ろう?
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ホットボンドなら、ドライヤーで熱をかけて温めれば取れますよ。
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ヘッドライトの殻割りみたいなものか。
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こんなんでホントに取れるのかな。
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カンタンに取れます。数十秒ですぐドロドロになるので、むしろ温めすぎないように注意ですね。やり過ぎるとホットボンドが溶けすぎて、下のほうまで流れ込んでしまうので。
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また元に戻すんだから、キレイに取らないとね。
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ちょっとずつ力を加えて、引っ張りながら温めれば……
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あ!
取れた。 -
しめ縄と、飾り付けと、ワラに分離できたぞ。
しめ飾りの藁(ワラ)に光ファイバーを仕込んでみることに…
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まずは藁(ワラ)の部分を光らせようと思う。
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うーん。冷静に考えると、ワラを光らせるって難しそうねぇ。
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確かに。
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どうやるつもり?
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上手くいくかどうかは分からないけど、照明用の光ファイバーを使ってみようかと。
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トコロテンみたいな導光体を、ワラに紛れ込まそうってわけか。
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エルパラで扱っている光ファイバーにはいろいろ種類がある中で、コレにした理由は?
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細さ、ですね。エルパラで扱っている中で、コレが一番細いんですよ。3ミリの設定があるので。
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細いほうが目立たないもんね。
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上手くいくかどうかはまだ分からないけど……まずはワラの長さに合わせて、10本ほど切り出します。
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光源用のLEDとしては、同じ3ミリの「光ファイバー用LED光源」を用意しました。
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「パワーLED光源」なんかは使わないの?
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ここでそんなモノを使ったら、熱もスゴイし、かさばるので不向きだろ。
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ワラに火が付いたら大変だぞ!
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しめ飾りのようなサイズ感のものに使うには、光源も小さいほうがいいですね。
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では、光ファイバーをLED光源に差し込んで、熱収縮チューブで合体させていけばいいのね。
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10本の光ファイバーを光源とつなげたら、さらにまとめて、ハーネス用保護テープ等で結束します。
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試験点灯させるとこんな感じ。ちなみに今回は光ファイバー用LEDの光源の色は、「RGBゆっくり」というのを使いました。
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RGBカラーが自動的にゆっくり変化するタイプの光源です。別途RGBコントローラーなどを用意する必要がないので、手軽にRGB LEDが楽しめますよ。
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ところで、今回は「電球色バージョン」もやるって言っていたけど、電球色はどうするのかね?
エルパラで販売している光ファイバー照明用(9260)を使用。
同じ数だけ、3ミリ光ファイバー用LED光源(9295)も用意。
赤い配線でまとまっているのがプラスで、みどりの配線でまとまっているのがマイナス。
明るい電球色の5050LEDテープを、しめ飾りのワラ背面にセット
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ワラの裏側に、電球色のLEDテープも仕込みます。これは背面方向を照らして「間接光」的な演出を考えているので、明るめの5050LEDテープを用意しました。
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このLEDテープの固定と放熱を兼ねて、アルミ平角棒も使います。
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アルミなら放熱性も高まるねぇ。
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なお、このアルミ平角棒は、しめ飾りの全長よりはちょっと短いぐらいの長さでカットしています。
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最初に切り出したLEDテープに対して、長すぎない?
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固定用のスペースがあったほうがいいかなと思って、わざとそうしたんだ。
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そういうことか。
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カットしたLEDテープに配線を取り付けるにあたっては、DCジャックケーブルを短く切ってから、ハンダ付けしました。
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すぐにACアダプターとつなげるように、配線はDCジャック化しておくんだ。
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同じ作業を繰り返して、今回は2セット用意しました。
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LEDテープを2本にした理由もありそうだね。
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1本だと付け方として、こういう感じになってしまうと思うんですよ。
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この電球色のLEDテープは、しめ飾りの背面方向に向けて照射して、周囲の壁を間接発光させる狙い。しかし、これでは光がワラに隠れてしまうかなと。
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なんとかして、しめ飾りの周囲を「ボワーン」っと光らせたいよねぇ。
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なので、末広がりになっているワラに対しては、このように2本配置するのがよいかと。
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これなら末広がり形状で間接発光させられそうね。
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今回のしめ飾りの例では、長さは30センチ×2本にしています。
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ところでナナメ配置の固定ってどうやるのよ?
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針金だと難しいからホットボンドでくっつけてしまおう。
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ワラに貼り付ける、って感じでいいのね。
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もともとこのワラがまとまっている部分にはホットボンドが多用されていたので、付け足して合体させるのがてっとり早い。
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けっこう行き当たりバッタリなのが……悪くないわね。
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今回は時間がないからな。短時間で作れる方法にしようと。
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しめ飾りを光らせるのに、時間制限なんてあるの?
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正月飾りをいつ頃から飾るかは人によるみたいだけど……12月29日は「二重苦」につながるからよくないとか、12月31日は「一夜飾り」になるから縁起悪いとか……そういう説はあるようだね。
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へー。2人とも、そういうとこ気にするのね?
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今はとくにね。縁起悪いことして、別館が封鎖になったらイヤだから。
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それは縁起いぜんの問題だけどね。
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まあ、とりあえず12月28日までには飾るとしよう。
配線コードは赤黒DCジャックケーブル(6321)を使用。
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