DIYイルミネーション
LED鏡餅の作り方╱後編
金屏風や三方の
ライトアップ方法
餅だけ
じゃない!
金屏風もお飾りも
似合う光らせ方に
こだわる
LED鏡餅(かがみもち)の作り方の後編。台座の三方・金屏風・鏡餅のお飾りといったパーツ類をライトアップしていく。光源用にはそれぞれの場所に合った、いろいろなLEDをセレクト。その使いこなしがポイントだ。
鏡餅の三方に穴を開けるのはどうなのか問題
-
「LED鏡餅の作り方」の続き。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
-
いよいよ完成間近。
●DIYラボ別館:所長
-
ミカンライトアップ用のLEDチップを付けたので、その配線を三方の下に通しつつ、鏡餅を戻します。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
-
「ネオピクセルRGBイカリング2本分」と「ミカン用RGB LED」の合計3本の配線を、三方の台座下に通したところ(↓)
-
そして三方の足を合体させます。差し込むだけですね。
-
ここで悩ましいのが配線を外に出す方法です。
-
三方には文字通り三方に窓があるから、横の窓から出せばいいんじゃないのかな。
-
それじゃあ、配線が丸見えになっちゃうじゃない。
-
そうですね。ここはやはり、背面側に穴を開けて配線を出すしかありません。
-
でも、このやり方にはデメリットが……。
-
デメリットって?
もう開けたんですけど? -
う~ん、三方に4つ目の穴を開けるのは縁起が良くないからね。
-
あー、そーゆーところまで考えているんだ。マジメね〜。
-
鏡餅は縁起物だから、そういうトコは重要だよ。
-
そ、そう? だったら配線を通したあと、テープで塞いでおけば神サマも許してくれるんじゃないの? 配線丸見えの鏡餅のほうが縁起悪いと思うよ?
-
またそんな、いい加減なことを……
-
そういうことにしておこう。
-
あ、それでいいんだ。
背面に穴を開けた
鏡餅の台座である「三方」のライトアップ
-
三方の台座の裏面には、下に向けて「5050 RGB 3LEDパネルライト」を貼っておきます。
-
このLEDはなに用?
-
足の内部を光らせて、三方の穴をライトアップするためのものだよ。
-
ああ、このために足の裏面に白い紙を貼ったんだったね。
-
そういうことですね。
-
なんか、使用LEDが増えてきて、配線もややこしくなってきたわね。
-
ミカン用のRGBパネルライトと、三方の穴を光らせるRGBパネルライトには、それぞれに別のミニRGBコントローラーを接続します。
-
コントローラーも別々なんだ。
-
だって、ひとつはミカン用のオレンジ固定点灯だから、点灯パターンが違うし。
-
ああ、なるほど。
-
ネオピクセルRGBイカリングは、2本あるけど1つのコントローラーで制御すればいいので、2分岐コードを使って一つのコントローラーにつなぎます。
-
それから、三方の台座の底面にも、電球色のテープLEDを貼って、三方の外側もライティングしましょう。
-
三方が金色だから電球色の光が映えるね!
-
しかし三方の八角形に沿ってテープLEDを貼るためには、普通のテープLEDでは無理です。
-
曲がるところで、よじれるもんね。
-
そこでこの場面では、「3528まがピタテープLED 電球色 3000K」を使用しました。
-
自由な角度で曲げられるテープLEDなのよね。
-
いろいろなLEDを駆使してくるなァ。
-
餅が光っているだけだと下の方が暗く淋しく見えてしまうので、三方の金色もライトアップするのがオススメです。
-
ということは、餅の後ろにある金屏風も光らせたほうがいいね。
※ネオピクセルRGBは、普通のRGBコントローラーではなく専用コントローラーが必要。
金屏風の光らせ方
-
餅の後ろの金屏風にも、ウォールライト風にテープLEDを取り付けます。
-
ここも、「3528まがピタテープLED 電球色 3000K」を使用しました。
-
普通のテープLEDだとよじれるパターンよね。真っ直ぐに貼れないから。
-
そうか。よじれてしまうと、壁に対してキレイに光が当たらない。
-
屏風にピッタリ沿わせることができる、まがピタテープLEDなら……
-
反射も均一だね!
-
やっぱり金屏風に対しては電球色がキレイだな~。
-
こだわるから、どんどん配線が増えてきたよ~。
-
まがピタテープLEDと、RGBパネルライトは、共に12V仕様のLEDなので、それぞれを「DC4分岐ケーブル」につなぎ、1本にまとめました。
-
そして、まとめた1本にACアダプター(12V出力用)をつなぐと……金屏風と三方が光る。
-
おぉ。いい感じだ。餅も光らせよう!
-
ちょっと待った。餅はネオピクセルRGBを使っているから、電源は分けないといけない。これはDC5V仕様のLEDだから。
-
そうなんだ? なんだかよく分からないけど、後回しなのね。
仕上げに鏡餅のお飾りを光らせる
-
餅を光らせる前に、最後のネオピクセルLEDを付けてしまいましょう。
-
まだ何か作業が残っているのかね?
-
鏡餅のお飾りには、キラキラ光るアクセントとして、「NeoPixel ストリングライト(6719)」が相応しいと思います。
-
ストリングライトって、普通は5メーターや10メーターのモノが多くてかなり長いんですけど、これは短いストリングライトなんです。
-
鏡餅サイズにピッタリってわけね。
-
配線が細くてお飾りをジャマしないのもいいね。
-
このLEDは、ネオピクセルRGB LEDを制御するためのコントローラーも一体化しているので、単独で使うならUSB電源を取るだけで光りますが……
-
フムフム。
-
今回はネオピクセルRGBイカリング用に、DC5V電源を取るので、ネオピクセルストリングライトの電源もそこからの分岐でもらいましょう。
-
ねぇ、なんだかいろいろな登場し過ぎて、電源とかコントローラーの使い分けがよく分からなくなってきたんだけど……?
-
そこな。今回のは特に、電源の取り方をちゃんと説明しないと……。
-
最終的には全部の配線を合流させて、ACアダプターにつなげばいい……のではないのかね?
-
そんなことをしたら、鏡餅とミカン(のLED)が飛びますよ?
-
ほほう。理由は知らないけど、今のタイミングでそんな失敗したら、所長の首も飛ぶわね。それはそれで……
-
おいおい、困るよ! どうしてそういう話になるんだ!!
-
理由は12VのLEDと、5VのLEDが混在からしているからなんです。
関連記事
- LED鏡餅で明るく新年を迎えよう
- 鏡餅を光らせるのに最も向いているLEDとは?
- LED鏡餅の作り方。ミカンの光らせ方も重要
- 12V仕様のLEDと、5V仕様のLEDを混在させて使うときの注意点
- へそくりの賢い隠し方 〜内張りの外し方も学べる〜
- 爆光のLED USBランプを自作する 〜5050チップLEDで〜
- 余った12VのテープLEDを家で活用 〜DC12VをAC100に変換〜
- アイロンプリントのやり方╱オリジナルツナギを作ろう
- iPhone・スマホの画面を「無線」でテレビに映す方法
- 車中泊で使える! 電気を使わないクーラーを自作しよう
- LEDテープライトをモバイルバッテリーで光らせるには?
- 光るLED門松(かどまつ)を作ろう
- 光るLED熊手(くまで)を作ろう
- LEDネオンサインボード(光る文字の看板)の作り方╱材料編