スマホと車のナビをつなぐ方法(第3回)
iPhoneの画面を車のナビに映す無線ミラーリング方法
● DIYラボ読者のみなさまへ
この記事はビートソニックのIF27を使った無線ミラーリング方法を解説していますが、2017年10月にIF30にモデルチェンジしたため、これから始める人は「IF30を使った最新の無線ミラーリング方法」のほうがオススメです。※追記:2017年10月17日- 1
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iPhone(5以降)の映像や音声を車のナビに映す、「ミラーリング」の方法をわかりやすく解説。iPhoneの場合、無線の出力機能「AirPlay」が標準搭載されていて、比較的やりやすい。まずはミラーリングに必要なアイテムを紹介。純正ナビとの配線もガイドする。
無線ミラーリングに必要なモノは?
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iPhone(5以降)で、カーナビに無線ミラーリングする方法を解説します。
●レポーター:イルミちゃん
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iPhoneの場合は、無線ミラーリングなら「AirPlay」を使えば映像&音声が出力できます。
●アドバイザー:ビートソニック 堀内研究員
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iPhoneはもともと無線による出力機能があるから、話が早いですね。
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そうですね。しかし「AirPlay」で送信したデータを再生するには、受け取る側(受信機側)も対応していなければいけませんよね。
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つまり……AirPlay対応デバイスでないと、この機能は使えない。
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なので、カーナビ側はこの信号を受け取れないんです。
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ミラーリングできないじゃん。
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……いや、だから、僕がここに呼ばれたのでは?
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そうでした! ここからがビートソニック・堀内研究員の出番ですね〜!
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まず必要になるのがこのアイテムです。
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iPhoneの無線ミラーリングは、この「IF27」と、車種別に用意された「映像入力アダプター」が必要になります(※純正ナビにつなぐ場合)
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映像入力アダプターって?
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まずIF27が、スマホ出力のデジタル信号をアナログ信号に変換して出力します。そのアナログ信号を、純正ナビに入れるためのケーブルですよ。
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純正ナビへの入り口は、「外部入力」ポート。昔でいうDVDプレーヤーや地デジを追加するときと、同じやり方です。
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IF27がアナログ信号に変換しているから、そこから先は従来のDVDプレーヤーなどと、同じパターンでいけるわけか。
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そういうことです。
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アイテムとしては、この2つがあればできますか?
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ハイ。ただ、この映像入力アダプターは、車種によって種類が異なるので選ぶときは注意が必要です。
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ええーッ!! カーナビの外部入力って、車種によって形状が違うの? 知らなかった!
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そうなんですヨ。同じトヨタ車でも、メーカーオプションナビは種類がたくさんあるんです。だから、それに合わせて数十種類のケーブルを用意しています。
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このへんの徹底ぶりがスゴイですよね、ビートソニックは。
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以前は地デジ用途が主でしたが、最近はすっかりスマホ用ですね〜。
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なお、今回使うのは「映像入力アダプター」。「映像出力アダプター」と間違えないように注意しましょう。
✔ おさらい
AirPlayは、iPhoneやiPadで再生している動画や音楽を、他デバイスでストリーミング再生するための機能。iPhoneが標準で備えている。インターフェースアダプター「IF27」
スマホの画面を無線で純正ナビにミラーリングする、「インターフェースアダプターIF27」
映像入力アダプター(AVCシリーズ)
外部機器から純正システムへの入力に使う、ビートソニックの「映像入力アダプター」
カーナビ側の外部入力ポートのコネクタ形状は実はいろいろある
ビートソニックなら全部揃っている!
自分の車の適合は、ビートソニックWebサイトの「映像入出力アダプター適合表」で調べられる。
純正ナビとIF27の接続方法
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で、用意したアイテムをどうつなぐか、という話ですが……、
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それはカンタンですよ。下写真のようにつなぐだけですので。
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純正ナビに「映像入力アダプター」を差して、赤・白・黄色で「IF27」をつないで、IF27の電源を取ればおしまいです。
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リアル配線の接続を、実際に車の中でやればいいだけですね〜! ミラーリングって意外とカンタン♫
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無線ミラーリングは特にシンプルです。それも無線のメリットのひとつですね。
リアル配線図
次ページでは、実際に車で取り付ける流れを解説します