エマージェンシー・シリーズ
パープルセーバー(停止表示灯)をルーフに設置できない車は、側面に付けてもいいの?
エーモンの停止表示灯・パープルセーバーの設置方法について、読者からの質問。マグネットでルーフに取り付けるパープルセーバーは、ルーフの上ではなく、車体の側面に横向きにでも付けられそうだが…
パープルセーバー(停止表示灯)はマグネットが付いているので側面でも取り付けできそうだが……
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以前に三角表示板(三角停止板)の代わりになるパープルセーバーを取り上げましたが、それについての読者の方からの質問。
●レポーター:イルミちゃん
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確かにエーモンの公式情報によれば、パープルセーバー(停止表示灯)は天井に設置することになっていますが……
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言われてみれば、ルーフ設置では都合が悪い車もありますねぇ。側面に取り付けてもよいのでしょうか?
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基本的に側面設置は落下する可能性があるので、取り付けNGなんですよ。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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なんと! しかし、では、質問のケースではどうしたらいいの?
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ルーフに設置出来ない車、トラック等においては後輪(右後)の地面に設置してください。
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あ。地面に置くのか。なるほどね。言われてみれば三角表示板だって発炎筒だって地面に置くしな。
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ただしパープルセーバー(停止表示灯)を地面に置く場合は、それはそれで注意点がありまして……
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ほう…?
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単体だと倒れる恐れがあるわけですよ。
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立ちますけどね。
いちおう。 -
しかし路面状況とか強風が吹いているとか、いろいろな条件もありますし。
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う~ん、ヘンな向きで倒れたら、後続車から光が見えなくなって、危ないですね。
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ですので、タイヤと地面の間に挟み込むように設置するのがポイントとなります。
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ふおぉ。
そんなテクニックがあるんだ。 -
ぜひ覚えておいて頂きたいです。
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金乃字さんのおかげで、良いことを知ったぞ。
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ふふふ。そうですね。ご質問ありがとうございました。
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地面に置くにしても、三角停止板のように遠くに置きに行く必要はないし、停止表示灯としてのメリットは活きますね。
■ 質問
DIYLaboで「エーモン・パープルセーバー」の記事を見て、三角停止表示板よりもずっと設置が楽で、かつ安全性も高いと思い、早速購入して車載しています。
で、高速道路等で停止してしまった際の設置方法ですが、乗用車であればルーフ上に設置できますが、例えばトラック等で荷台に背の高い荷物を積んでいるような状況、あるいはトラキャン(トラックの荷台にキャンパーシェルを積んだキャンピングカー)のような車だと、ルーフ上に設置しても後方から視認されません。
このような場合、ドア等車体側面に横向きに設置しても問題は無いでしょうか?(ドアミラーよりははみ出し量が小さいとは思いますが)
キャンピングカーに乗っている方も増えていると思いますので、こちらでご回答いただければ参考になるかなと思い、質問させていただきました。よろしくお願いします。
質問者╱金乃字さん
Amazonでも販売されているエーモン パープルセーバー
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
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