LED自作レシピ
超高演色ルームランプの自作方法
超高演色LEDルームランプの自作方法を解説。使用した3528チップLEDには専用基板が豊富にあるので、レイアウトに迷うこともない。基板のマーキング位置にLEDやチップ抵抗をハンダ付けして埋めていく作業は、やってみるとけっこう楽しい。
チップLEDのハンダ付け╱表側
-
今日は「超高演色ルームランプの作り方」です。材料は前回の記事を参考にしてください。
●レポーター:イルミちゃん
-
まずは基板のオモテ面に、チップLEDをハンダ付けしていきます。
●アドバイザー:イルミスタ 野本研究員
-
LEDを載せる位置のマーキング(しるし)があるほうが、オモテ面ですね。
-
チップLEDをハンダ付けするときは、まず基板側の電極にハンダを盛ります。
-
いわゆる予備ハンダですね〜。
-
これは電極のどっち側でもいい?
-
どっちでもいいですが、両側に盛るのはダメです。
-
次にチップLEDをハンダ付けしますが、LEDには向きがあるので注意です!
-
今回使っている3528チップLEDには、一箇所だけカドに切り欠きがありますね。
-
そうなんですが、切り欠きがマイナス側なのか、プラス側なのかは、LEDによって異なるので注意しましょう。
-
購入したときのパッケージ等で確認しないとダメってことですね。
-
基板側のマーキングを見ると、片側だけやはり切り欠きがあります。これはマイナス側を示しています。
-
今回使っているLEDは切り欠き=マイナスだったので、基板の切り欠きと向きを合わせればOKですね。
-
そしてチップLEDを付けるときは、予備ハンダに当てた状態でハンダを溶かすと、まず片側がくっつきます。
-
上写真のように、まずは片側のハンダ付けを全LED分先にやってしまいましょう。
-
反対側は後回しなんですね。
-
反対側をハンダ付けするときは基板の向きを変えます。何回もくるくる回すことになると、効率が悪いですから。
-
そのあとで反対側の電極をハンダ付けしていきます。
-
このやり方なら、LEDの数が多くてもスピーディに作業が進みます。
こっちがオモテ面
先に基板にハンダを盛る
予備ハンダが完了
LEDの向きに注意して付ける
全LEDの片側ハンダ付け完了
LEDのハンダ付けが完了
チップLEDのハンダ付け方法は、「チップLEDをハンダ付けする時のコツ」なども参考になりますよ
チップ抵抗のハンダ付け╱裏側
-
次は基板の裏面にチップ抵抗をハンダ付けします。
-
抵抗の形に合わせた、長方形のマーキングが並んでいるから分かりやすい。
-
手順はLEDのときと同様。チップ抵抗をピンセットでつかみ、予備ハンダに当てて、ハンダを溶かすと付きます。
-
抵抗には、極性(向き)はないのです。
LED同様にまずは片側に予備ハンダ
まずは片側だけハンダ付けしていく
反対側をまとめてハンダ付け
スイッチングダイオード取り付け
-
次はスイッチングダイオードを付けますが、これは抵抗と違って極性アリ! 向きに注意しましょう。
-
スイッチングダイオードは、足をUの字に曲げます。ラジオペンチ等ですぐ曲がります。
-
最後に、オモテ側に飛び出た足はニッパーで切り落としておきましょう。
ダイオードの極性に注意
基板の矢印(←)が電気の流れを示す。マイナス方向にスイッチングダイオードのカソード(オビ)を向ける
足をこんな形にする
そして基板の穴に差す
表面から足を基板にハンダ付け
主要な部品の取り付けは完了! 次ページで仕上げ作業をします